独鈷山 恐怖の鉄城山ルート
- GPS
- 02:29
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 690m
- 下り
- 694m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中級者コースと聞いていたのでそれなりかなと思ったが2つの岩場越えは頼りないロープに命を懸けました。足場がないところもあって腕力だけの懸垂でした。いつも通り40Lザックと一眼レフウエストポーチをつけたまま登っていてとっても重かった。軽量身軽でヘルメットそれにロープ等を持っていくべきだと思いました。 私の様にロッククライミングの技術の無い方は遠慮した方が良いです |
その他周辺情報 | 近くに信州百名山子壇嶺岳がありこの後登りました。 |
写真
感想
前日に変更になって登るかもと思ってレコから独鈷山のログを入れておいた。
朝自宅を出発して長門町からみる浅間山が真っ白だったので、目的の湯ノ丸方面の山々は中止して青木村付近の2山に変更した。
先ずは独鈷山と言うわけでログに入れた鉄城山コースに向かった。分岐にあった説明では初心者でも装備をしっかりして登れば行けそうな様に書かれていたのでそれほど気にしないで登って行った。
分岐から直ぐにルートがはっきりしていない所が出てきた。周りを見ながら木のマーキングを捜し、GPSで確認して登って行った。とにかく急登で眉にかかる程の急登箇所もあった。それに落ち葉や泥濘んだ土もあって滑る。なんとかお助けロープやストックで登って行く状態だった。大汗をかいて突き当たった岩山を巻いて登るのだが、これもまた急登で上に行くに従い擂鉢の上部の様になった滑落の危険を感じる箇所も多くなっていった。なんとか尾根に取り付いて一息する間もなく今度は岩場の痩せ尾根下の獣道の様なところを進んでロープで尾根に取り付いた。上がってそこが竜落し?と言われる岩場が出現した。
事前の知識では距離も短く危険もそれほどかなと思っていたが、結局装備もない自分は目の前に垂れていた頼りないロープが命綱だった。信州の妙義山と言われるだけあってなるほどと実感した。そんな気分も2つめの岩場を登るときには足場も見つからず必死で恐怖で足が震えた。ロープが切れたら確実にお終い・・・・
果たして装備なしにここに来て良かったのか不安を感じたが、だからと言って1つめの岩場を下りさらにあの急斜面を降りて行くのも嫌だと思った。ここまで来た以上頼りない2つのロープを手首に巻いて重いザックのまま懸垂しながら登った。登り終えてどっと疲れが出た。必死に登っていたため衣服やズボンが岩で擦れてベルトもばずれてしまっていた。腱鞘炎ぽい左手は確実に悪化したと思った。
2つの岩場を登って今回の登山はほぼ自分の中では終了。あとは山頂の展望をみて早くここから立ち去りたい気分になった。
鉄城山から先も危険箇所はあったがこの岩場とは比較にならなかった。
ロープがしっかりしていればだいぶ違っていただろうと思った。
あるいは鎖だったら、何にしても装備と技術を持たなくしてこのコースは来るべきではなかったと思う。 山頂からの下り同じ場所に駐めたソロの男性も同じコースを上がってきてお互いに恐怖を越えた安堵を共有した。
自分の経験では短い時間での恐怖という事では最高ランクだった。
とっても心臓に悪い山行だった。
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