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記録ID: 2792425
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ハイキング
九州・沖縄

(佐賀)歴史を訪ねて基山ハイク

2020年12月11日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:55
距離
3.9km
登り
243m
下り
230m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:40
休憩
0:10
合計
1:50
12:40
10
スタート地点(草スキー場駐車場)
12:50
12:50
40
13:30
13:30
20
キイ城跡、下の分岐
13:50
13:50
10
基山北峰
14:00
14:10
20
基山山頂(再)
14:30
ゴール地点(草スキー場駐車場)
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2020年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・東側の「水門」側登山口は、土砂崩れによる工事中とのことで、通行禁止の表示とロープがあった(人は登れたもようだが定かではない)。
・よって、西側の草スキー場から登った。麓から草スキー場まで車で約15分、無料駐車場あり。
コース状況/
危険箇所等
全体によく整備されており、道標も多い。ただしあちこちから登山道が延びていて分岐が多いので要注意。
その他周辺情報 基山山頂部より東側は、7世紀頃の山城(キイ城)跡の遺構あり。
草スキーは春、秋が営業時期のようで、今回はクローズしていた(草スキー場部分を歩くのはOK)
基山西側の、草スキー場の駐車場から登り始める
2020年12月11日 12:33撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/11 12:33
基山西側の、草スキー場の駐車場から登り始める
草スキー場の芝生の斜面を登っていく
2020年12月11日 12:36撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
12/11 12:36
草スキー場の芝生の斜面を登っていく
他にも、空身で登るハイカーがパラパラといた
2020年12月11日 12:37撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/11 12:37
他にも、空身で登るハイカーがパラパラといた
振り返ると、九千部山が良く見えた
2020年12月11日 12:36撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/11 12:36
振り返ると、九千部山が良く見えた
駐車場から15分ほどで、もう、標高404mの基山山頂に到着。山頂部も芝生状になっていて見晴らしがよい
2020年12月11日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
3
12/11 12:50
駐車場から15分ほどで、もう、標高404mの基山山頂に到着。山頂部も芝生状になっていて見晴らしがよい
基山山頂にて。上空は曇ってきたが展望は良い。これははるか北に望める福岡市街(ズームで写す)
2020年12月11日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
1
12/11 12:50
基山山頂にて。上空は曇ってきたが展望は良い。これははるか北に望める福岡市街(ズームで写す)
山頂の南東側は筑紫平野と団地群が見えた。遠方の山並みは久留米市裏手の未納山地
2020年12月11日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
3
12/11 12:50
山頂の南東側は筑紫平野と団地群が見えた。遠方の山並みは久留米市裏手の未納山地
山頂から東側の眺め、左が大根地山、右手奥が古処(こしょ)連山。いずれも学生時代に登った懐かしい山々
2020年12月11日 12:50撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
12/11 12:50
山頂から東側の眺め、左が大根地山、右手奥が古処(こしょ)連山。いずれも学生時代に登った懐かしい山々
あっけなく基山山頂に着いたので、東側のハイキングコース(史跡巡りコース)を歩いた。これは、古代のキイ城跡の礎石群
2020年12月11日 13:14撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
12/11 13:14
あっけなく基山山頂に着いたので、東側のハイキングコース(史跡巡りコース)を歩いた。これは、古代のキイ城跡の礎石群
足元に平べったい石のようなものがあった。なんだこれは?
2020年12月11日 13:29撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
12/11 13:29
足元に平べったい石のようなものがあった。なんだこれは?
石じゃなく、瓦のようだな
2020年12月11日 13:29撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
12/11 13:29
石じゃなく、瓦のようだな
表面をよく見ると、縄目模様があり、古代の瓦だと確信した。珍しいものを見つけてしまった
2020年12月11日 13:28撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
3
12/11 13:28
表面をよく見ると、縄目模様があり、古代の瓦だと確信した。珍しいものを見つけてしまった
ハイキングコースをぐるっと回って再び山頂へ。南のピークは巨岩があるが、ナニヤラ教の信者さんだろうか?大声でなにやら唱えていた。早々に引き下がった
2020年12月11日 14:03撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
2
12/11 14:03
ハイキングコースをぐるっと回って再び山頂へ。南のピークは巨岩があるが、ナニヤラ教の信者さんだろうか?大声でなにやら唱えていた。早々に引き下がった
麓に降り、基山町役場に、さきほどの瓦らしきものを届けた。「ああ、たしかに7世紀のキイ城の瓦ですね。実はあの辺ではたまに見つかるんですよ・・」とな。なんだ珍しくはないのかぁ・・・
2020年12月11日 14:43撮影 by  Canon PowerShot SX720 HS, Canon
3
12/11 14:43
麓に降り、基山町役場に、さきほどの瓦らしきものを届けた。「ああ、たしかに7世紀のキイ城の瓦ですね。実はあの辺ではたまに見つかるんですよ・・」とな。なんだ珍しくはないのかぁ・・・
撮影機器:

感想

※ 九州の実家に里帰りしたついでに、またまた低山ハイキング。
 今回は、子供の頃に登った覚えのある、佐賀県東部の基山(きやま、きざん、404m)へ。

・最初、ガイドブックに従って東側の「水門」登山口から登ろうとしたが、「工事中、通行止め」の表示と道路もロープで仕切ってあった。あれ?話が違うじゃないか?と思うがしょうがないので西側の草スキー場へと転進す。

・草スキー場は、古くから基山の名物だが、今は冬場なので営業はしていなかった。でもここから登り始めると、10分強で山頂についた。
・山頂は展望が良く、あいにくと上空は曇って来たものの、北には遠く福岡市街、東には三郡山地の続きの大根地山、古処連山、南には筑後平野や未納山地も良く見えた。たしかにこれだけ見晴らしが良いと、山城を作るには最適なばしょだな、と思う。

・あまりに登頂があっけなかったので、ぶらっと、東側の「史跡めぐりコース」を歩いてみた。途中にはでっかい礎石が並んでいて、キイ城があった7世紀には結構大きい建物があったんだろうなぁ、と昔がしのばれた。

・更にぶらぶらと歩いていると、妙に平べったい石(?)が登山道に転がっていた。何気なく手に持ってみると、あれ、これは石じゃなく、人工物だ、表面に縄目模様もあるし、ひょっとしたらキイ城の時代の瓦じゃないか?と一人で驚いた。捨て置くのもなんなので、役場に届けることにして持ち帰る。

・そのあとは再び山頂に戻ったあと、駐車場まで歩いて、今日のハイキングはおしまい。

※ さきほどの「瓦」っぽいものは、基山町役場に度どけたところ、「ああ、これは確かにキイ城のあったころの瓦ですね。結構大きいですね。実はあのあたり、こういう瓦が時々あるんです」と。
 ・・・なーんだ、大発見でもしたのかと思っていたが、ぬか喜びだった。でも約1400年前の建物の瓦を見つけるとは、自分にとってはなんだか嬉しいできごとだった。


========
(参考)
 基山にある旧キイ城というのは、当時、西の都とも言われた大宰府を防衛するために7世紀(AD600年代半ば)に作られた、山城。
 大宰府の北の福岡県大野城市に、「大野城」、大宰府の南側の佐賀県基山町に、「キイ城」が築かれ、朝鮮半島からの新羅、唐の勢力の侵入に備えたという古い歴史を持つ。

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