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Yamareco

記録ID: 2798552
全員に公開
ハイキング
奥武蔵

越上山 顔振峠《山本坊を訪ねて》

2020年12月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
子連れ登山 モンブラン その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:57
距離
11.9km
登り
644m
下り
630m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:22
休憩
1:30
合計
4:52
9:27
1
9:33
9:39
17
9:55
10:26
41
11:07
11:41
25
12:06
12:06
7
12:13
12:13
22
12:35
12:36
7
12:43
12:45
8
12:53
13:06
7
13:13
13:14
62
14:16
14:17
4
14:21
14:24
1
14:25
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
町営無料駐車場に駐める。
コース状況/
危険箇所等
反時計回りに周回です。
一般ハイキングコースですが、気の抜けない箇所もありました。
一部舗装道路もあり、下山はロード歩きです。

副題の山本坊とは、中世から近世初期に埼玉県域を始め広く北関東地域の山岳信仰を束ねていた、本山派修験の拠点です。
熊野神社脇にある、町営無料駐車場スタートです。
2020年12月13日 09:28撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 9:28
熊野神社脇にある、町営無料駐車場スタートです。
熊野神社
本山派修験所縁の神社で、山本坊の本宮と云われております。まずは参拝です。
2020年12月13日 09:29撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 9:29
熊野神社
本山派修験所縁の神社で、山本坊の本宮と云われております。まずは参拝です。
神社背後の一段上には平場もありました。
何かの跡地だろうか。
2020年12月13日 09:30撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 9:30
神社背後の一段上には平場もありました。
何かの跡地だろうか。
小さな社には修験道に所縁のある大口眞神(お犬様)が祀られておりました。
2020年12月13日 09:31撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 9:31
小さな社には修験道に所縁のある大口眞神(お犬様)が祀られておりました。
まずは黒山三滝へ
こちらの石碑も山本坊所縁のモノでした。
2020年12月13日 09:37撮影 by  iPhone 12, Apple
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まずは黒山三滝へ
こちらの石碑も山本坊所縁のモノでした。
右:110cm「日本第一 大平山 三瀧入口」とあります。側面にも銘文がありましたが、よくわかりませんでした。
2020年12月13日 09:37撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 9:37
右:110cm「日本第一 大平山 三瀧入口」とあります。側面にも銘文がありましたが、よくわかりませんでした。
観光地化されているロードを進むと、水場の祭祀的な場所もありました。
2020年12月13日 09:46撮影 by  iPhone 12, Apple
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観光地化されているロードを進むと、水場の祭祀的な場所もありました。
岩上の馬頭観世音
44cm「文□□戌年」と造立者名が読めました。
2020年12月13日 09:48撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 9:48
岩上の馬頭観世音
44cm「文□□戌年」と造立者名が読めました。
まずは天狗瀧へ
2020年12月13日 09:52撮影 by  iPhone 12, Apple
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まずは天狗瀧へ
天狗滝
2020年12月13日 09:56撮影 by  iPhone 12, Apple
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天狗滝
黒山三滝
上が男滝で下が女滝のようです。
2020年12月13日 10:02撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 10:02
黒山三滝
上が男滝で下が女滝のようです。
男瀧
滝壺には不動明王や龍王(大蛇)の様な石造物が見えますが、流石にアレなので近くには行けず。
2020年12月13日 10:04撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 10:04
男瀧
滝壺には不動明王や龍王(大蛇)の様な石造物が見えますが、流石にアレなので近くには行けず。

かなり大きなモノです。付近には不動堂もあり、新しい石造物も多くありました。
2020年12月13日 10:07撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 10:07

かなり大きなモノです。付近には不動堂もあり、新しい石造物も多くありました。
道標のある分岐
「四キロ 右 至高山不動尊 左 三滝 男滝女滝」とあります。
2020年12月13日 10:11撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 10:11
道標のある分岐
「四キロ 右 至高山不動尊 左 三滝 男滝女滝」とあります。
天狗滝上のあずま屋でおやつタイムです。
この辺りは登山者というよりも、観光客風の方が多かったです。
2020年12月13日 10:21撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 10:21
天狗滝上のあずま屋でおやつタイムです。
この辺りは登山者というよりも、観光客風の方が多かったです。
修験の山らしく、子らもがんばって登ります。
ロープのあるここが一番の難所?でした。
2020年12月13日 10:33撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 10:33
修験の山らしく、子らもがんばって登ります。
ロープのあるここが一番の難所?でした。
大平山へ向けて植林の山道を登ります。
2020年12月13日 10:43撮影 by  iPhone 12, Apple
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大平山へ向けて植林の山道を登ります。
大平山
ここが山本坊の聖地ですが、なんとなく磐座の様な雰囲気もあります。
2020年12月13日 11:06撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 11:06
大平山
ここが山本坊の聖地ですが、なんとなく磐座の様な雰囲気もあります。
岩の中央には役行者三尊が祀られております。
元治二年(1865)の造立です。平成十八年に何者かによって破壊されたそうですが、その後復旧されたそうな。
2020年12月13日 11:07撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 11:07
岩の中央には役行者三尊が祀られております。
元治二年(1865)の造立です。平成十八年に何者かによって破壊されたそうですが、その後復旧されたそうな。
役小角
155cm
2020年12月13日 11:26撮影 by  iPhone 12, Apple
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役小角
155cm
後鬼
67cm
2020年12月13日 11:27撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 11:27
後鬼
67cm
前鬼
69cm
2020年12月13日 11:27撮影 by  iPhone 12, Apple
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前鬼
69cm
不動明王
100cm、台石には「西戸邑講中」とありました。
西戸村とは、近世期に山本坊が移った地域と思われます。
2020年12月13日 11:27撮影 by  iPhone 12, Apple
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不動明王
100cm、台石には「西戸邑講中」とありました。
西戸村とは、近世期に山本坊が移った地域と思われます。
虚空蔵菩薩
98cm、こちらの台石にも「西戸邑講中」とあります。
2020年12月13日 11:28撮影 by  iPhone 12, Apple
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虚空蔵菩薩
98cm、こちらの台石にも「西戸邑講中」とあります。
岩場の一角には中世期の供養塔があります。
いくつかの部材が混在していますが、二基以上の宝篋印塔、三基以上の五輪塔の部材と、武蔵型板碑もありました。
2020年12月13日 11:28撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 11:28
岩場の一角には中世期の供養塔があります。
いくつかの部材が混在していますが、二基以上の宝篋印塔、三基以上の五輪塔の部材と、武蔵型板碑もありました。
役行者前の平場で休む子ら
不自然な広々スペースがあります。山本坊の聖地であるここに、護摩堂などの修行場があったに違いありません。
2020年12月13日 11:31撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 11:31
役行者前の平場で休む子ら
不自然な広々スペースがあります。山本坊の聖地であるここに、護摩堂などの修行場があったに違いありません。
急斜面のトラバース道を進む子ら
大平山から稜線までの区間は整備されていますが、左側は崖チックなので気が抜けません。
2020年12月13日 11:50撮影 by  iPhone 12, Apple
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急斜面のトラバース道を進む子ら
大平山から稜線までの区間は整備されていますが、左側は崖チックなので気が抜けません。
ここからはしばらくロード歩きで、車に注意でした。
2020年12月13日 11:58撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 11:58
ここからはしばらくロード歩きで、車に注意でした。
晩秋の奥武蔵を歩く子ら
2020年12月13日 12:10撮影 by  iPhone 12, Apple
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晩秋の奥武蔵を歩く子ら
顔振峠
分県登山ガイド「埼玉県の山」のチェックポイントである、念願の顔振峠に到着です。
写真右の平九郎茶屋は、渋沢栄一の養子である渋沢平九郎所縁の茶屋とのことです。
2020年12月13日 12:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 12:13
顔振峠
分県登山ガイド「埼玉県の山」のチェックポイントである、念願の顔振峠に到着です。
写真右の平九郎茶屋は、渋沢栄一の養子である渋沢平九郎所縁の茶屋とのことです。
顔振峠の展望
武甲山と奥武蔵の山並みが一望できました。
源義経もこの展望を振り返った逸話から顔振という名前がついているそうな。
2020年12月13日 12:15撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 12:15
顔振峠の展望
武甲山と奥武蔵の山並みが一望できました。
源義経もこの展望を振り返った逸話から顔振という名前がついているそうな。
諏訪神社近くの一丁目石
「飯能講」「昭和六年十月」とありました。
2020年12月13日 12:34撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 12:34
諏訪神社近くの一丁目石
「飯能講」「昭和六年十月」とありました。
諏訪神社
2020年12月13日 12:36撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 12:36
諏訪神社
次なる目的地、越上山手前に気になる鳥居があり、探検すると、
2020年12月13日 12:42撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 12:42
次なる目的地、越上山手前に気になる鳥居があり、探検すると、
金毘羅大権現とありました。
2020年12月13日 12:43撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 12:43
金毘羅大権現とありました。
越上山中腹の山の神
新しいモノです。
2020年12月13日 12:48撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 12:48
越上山中腹の山の神
新しいモノです。
越上山
三角点と山名板のある山頂です。こちらも分県登山ガイド「埼玉県の山」のチェックポイントで、初登頂です。
山頂付近は岩場もあり注意でした。
2020年12月13日 12:53撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 12:53
越上山
三角点と山名板のある山頂です。こちらも分県登山ガイド「埼玉県の山」のチェックポイントで、初登頂です。
山頂付近は岩場もあり注意でした。
越上山北峰
特に何も見当たらないピークでした。
2020年12月13日 12:56撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 12:56
越上山北峰
特に何も見当たらないピークでした。
下山は森林管理道笹郷線というロードを下ります。
少し前から「ユガテ」の道標が散見しています。ユガテ…気になるところです。
2020年12月13日 13:28撮影 by  iPhone 12, Apple
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下山は森林管理道笹郷線というロードを下ります。
少し前から「ユガテ」の道標が散見しています。ユガテ…気になるところです。
大平山の尾根
ロード途中には展望ポイントがあります。ロードは車や自転車が通るので注意でした。
2020年12月13日 13:41撮影 by  iPhone 12, Apple
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大平山の尾根
ロード途中には展望ポイントがあります。ロードは車や自転車が通るので注意でした。
渋沢平九郎自決の地 自刃岩
飯能戦争(1868年)で敗れた渋沢平九郎が、自決した場所とのことです。
2020年12月13日 14:12撮影 by  iPhone 12, Apple
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12/13 14:12
渋沢平九郎自決の地 自刃岩
飯能戦争(1868年)で敗れた渋沢平九郎が、自決した場所とのことです。
岩松山 全洞院
山本坊の熊野神社に開かれた修験寺院とのことです。渋沢平九郎の墓もあります。
2020年12月13日 14:19撮影 by  iPhone 12, Apple
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岩松山 全洞院
山本坊の熊野神社に開かれた修験寺院とのことです。渋沢平九郎の墓もあります。
澁澤平九郎之墓
渋沢栄一もお墓参りに訪れているそうな。
ゴールです。
2020年12月13日 14:23撮影 by  iPhone 12, Apple
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澁澤平九郎之墓
渋沢栄一もお墓参りに訪れているそうな。
ゴールです。

感想

分県登山ガイド「埼玉県の山」のチェックポイントである顔振峠と越上山ですが、ガイドのコースだと電車利用なのと、子連れとしては距離も長いので二の足を踏んでいました。

山本坊は両神山金剛院を支配していた修験とのことから、訪ねてみたいところでしたが、上記チェックポイントを絡めてルートを計画しました。

この辺りは登山道が縦横無尽にあり、ある意味で難しい山域かと思いますが、裏を返せば思うように歩けるので魅力の一つなのかなと思います。

山本坊の修験景観はもちろんですが、思いがけず渋沢平九郎関連の史跡も多くあり、楽しく探訪することができました。

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