京ヶ倉(ピストン)


- GPS
- 02:57
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 444m
- 下り
- 434m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<アクセス道路の状況> ・県道275号線から登山口まで 曲がり角に道標があります。舗装道路です。道幅が狭いので注意。 <登山道の状況> よく整備されており、特に危険箇所はありません。 ・登山口〜稜線 滑りやすい箇所にはロープが張ってあります。 ハシゴで折れているところがあります。 ・馬の背 幅が広いのでロープを使わなくても歩けると思います。ロープに足をひっかけないように。 <下山後の温泉> やまなみ荘 http://www5.ocn.ne.jp/~yamanami/kannai.html 10:00〜20:30、400円 |
写真
感想
シーズン最初の登山。
トレーニングを兼ね、ハイキング気分で出かける。
我々にとって京ヶ倉は、イワクつきの山である。
昨年、メンバー4名で縦走を計画した。
車2台で出かけ、下山口に1台を配置。
登山口に着いて身支度を整え、さあ登ろうとしたとき、
登山禁止を伝える表示に気がついた。
山一帯にヘリコプターで農薬を散布するらしい。
あまりにあり得ない事だったので、
なかなか事態を飲み込めなかったことを思い出す。
今回は、そのリベンジも果たせた。
京ヶ倉は、1000mに満たないのにお得感のある山である
北アルプスは雲に覆われてしまったが、
曲りくねった犀川の景観や、スリルある稜線歩きを
十分に楽しめ、満足度の高い山だった。
[登山口〜稜線]
あいにくの曇り空だったが、
落葉のため登山道は明るく歩きやすい。
木々の間から覗く蛇行する犀川の景色が雄大だ。
登山道の両側は、急で落差のある斜面だが、
木々のせいか高度感はそれほど感じない。
中腹の見晴らし台からの眺めは素晴らしい。
大きく蛇行する犀川や、奥行きのある山並み、
国道沿いに点在する集落など、変化のある地形を楽しめる。
事前にウェブに投稿された写真をいくつか見たが、
来て見る風景は、予想以上に迫力がある。
稜線に近づくつれ、勾配がキツくなる。
スッパリ切れ落ちた箇所も多く、十分な注意が必要だ。
見晴らし台から稜線までの登山道には、
ヒカゲつつじが群生している。
今は蕾だが、開花したらさぞきれいだろう。
[稜線〜山頂]
稜線は、想像していた程の眺望はないが、
「馬の背」で稜線の両側の視界が大きく開ける。
登山口側の眺めが変化に富んでいるのに対し、
裏側は変化の乏しい山風景ばかりで単調だ。
目の前に広がる谷には、人工物がなく寂しい
馬の背は、稜線上に立ちはだかる大きな岩の塊である。
岩は、裏の谷側に切れ落ちていて、高度感がある。
足を滑らせたら、恐らく助からないだろう。
馬の背の岩の上にはロープが渡してあるが、
足を引っ掛けそうで、トラップのようである。
稜線から京ヶ倉山頂への道は、かなり急峻である。
特に頂上直下の岩場は、高度感があって楽しい。
平地の標高が高い長野にあって、1000mの山は、
丘のようなものだと思っていたので、
これほどのスリルが味わえるとは驚きであった。
山頂に着く。
山頂にも木が生えているので、方向によっては
視界が遮られるものの、気にならない程度。
特に、南方角は開けていて、遠くまで見渡せる。
幾重にも続く山々や、遠くにみえる松本平の景色が美しい。
山頂は意外に広く平で、ゆっくり休憩できる。
ただ、この日は気温が低くてやや風があったので
あまり長居したい気分ではなかった。
[下山]
今回はピストンなので、来た道を下る。
登山道の落葉や松ぼっくりに足取られ、
何度か尻もちをつきそうになる。
中腹までは、あっという間だったが、
終盤は、風景に飽きて長く感じた。
概ね満足のゆく登山であったが、北アルプスが
雲に覆われてしまったのは残念だった。
松本に戻る頃には、すっかり晴れ渡っていて、
一層残念な気分になった。
アルプスの眺めとツツジを見に、また来たいと思う。
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