IZU TRAIL JOURNEY
- GPS
- --:--
- 距離
- 66.9km
- 登り
- 4,364m
- 下り
- 4,274m
コースタイム
天候 | くもり 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体を通して走り切れる傾斜が続く。前半はロードから林道。A1以降は伊豆トレイルの一番楽しい部分。飽きないコースでした。 |
写真
感想
IZU TRAIL JOURNEYに参加してきました。
去年の9月頃でしたか、このレースが発表になり、そのレースタイトル、キャッチ―なコピー、かっこよいバナーを一目みてこれは絶対に参加したいと思った。
案の定、エントリー開始当日の夜はアクセスが集中、サーバーはパンクし、出走権を勝ち取るまでに3時間もの時間を要した、もしろんイライラは極限に達する。他のランナーも同じようで翌日のSNSなどでは大会開催への不満や不安を懸念するコメントが多くあげられていた。
このエントリーでのごたごた後も当日前に事前案内やゼッケンなどが郵送されないなどの第一回大会ならではのトラブルが相次いだが、いざ当日を迎えてみると、多くのボランティアの方々が要所に十二分に配置されまったくストレスない見事な運営であったと思う。とくに超強風のなかコース上の誘導を担当されていたみなさんには本当にご苦労さまでしたといいたい。車道を何回か横切るルートであったがおかげさまでコースロストのストレスはまったくかんじなかった。
レース詳細。
前日のブリーフィングでまさかのコース全長+5キロメートルの75劼任△襪海箸つげられる。
75劼離魁璽垢農限時間14時間なのでかなり厳しいだろうと予想される。
前日、豪華なウェルカムフードがついたブリーフィングを終え、シャトルバスで移動し、割り当てられた海遊荘にとまる。夕食のあまりの豪華さにびびる。レース前日とかどうでもよくなり、全部おいしくたいらげた。煮つけ、刺身盛り、小鉢たくさん、エビフライ(特大)、とどめのあわびの陶板焼き。お宿のかた絶対無理してますよね、とよけいな心配をしてしまった。さらに女将さん手作りのかんきつ類の皮の砂糖づけをレーションとしていただいた。すばらしいホスピタリティー。次にこのレースに参加する際はこの宿を指名します、絶対。
この大会は必携品に関してかなり細かいレギュレーションが課されていて、すべてを順守すると荷物が結構な重さになる。ただ前日の事前検査を通ったあと翌日のレース当日にあきらかに前日の申告より携行品をすくなくしてレースにのぞんでいるランナーが多くみられた。ULTIMATE DIRECTIONのレースベストとかですませているひともいた。そのパックに入れられるもんならいれてみなさいよ。ルールである以上必携品はもたないとレースとしての公平性がなくなるのでそこは徹底して守るべきではないかとスタート前に憤る。
今年一発目のトレイルレースで、かつ初体験のロングレース(75kmはいまやミドルレンジか?)なので気合が入る。
地図や大会側が予測したコースタイムなどを換算して目標を11時間40分とした。
去年末から東京マラソンをめざして日常的にランニングのトレーニングをがんばってきたし、事前の個人的なトレイルランで昨年走ったルートをはるかに短い時間で走ることができたのでベースの走力のupを感じていた。これなら結構いけるのではないかと期待をしてのぞんだ。
朝6時のスタート前に松崎港に移動。
何度もトイレにいくが兎の糞くらいのもんがコロコロでるくらい。
昨日の暴食による便意に途中でおそわれるのではないかという不安がぬぐえない。
まだ日の登らない六時にスタート
●W1宝蔵院 予想通過タイム1:40 結果1:11
事前に試走されたかたのブログなどの情報から、最初のロードの登り4キロほどのパートはがんばってとばしていかないと狭いトレイルの入口で渋滞にはまりそうだったので、スタートライン前方に臆することなく陣取り、スタート同時に飛ばした。
そのおかげで渋滞にもはまらず、W1宝蔵院まで予定より速く到着。トイレに15分ほどならんで出発。
●A1黄金橋 予想通過タイム4:00 結果3:43
W1からは長い林道のスタート。この林道パートが今回のレースの要だった気がする。林道なので幅も広く、傾斜もすべて走れる程度の登りとスピードに乗れる下りが続く。ここで走力のあるランナーは加速して順位をあげていった。
自分はW1をでて30分くらいでおそれていた強烈な便意におそわれはじめた。人目も多く、林道なのでなかなかいい物陰もなく、そこらでブリっといく決断もできず、脂汗をかきながらひたすら長い林道を走った。とくに下りがつらく全集中力を括約筋と腹筋にこめながら下っていたら、腰や、股関節に痛みがでてきてしまった。
もうレースのことなど考えられず、ひたすらA1のトイレをめざした。
地獄のような2時間を終えやっとエイドについたら、予想通りのトイレ大渋滞。もはや苦痛をとおりこし、悟りをひらいたようなこころもちで待つこと20分、やっとトイレにはいる。
600gは軽くなったのでエイドのフードでおぎなう。今大会はエイドの食べ物どこもおいしかった、量も十分だったとおもいます。
結果予想タイムより早く通過できたがこのパートの内容を考えるとあと40分(トイレの時間もふくめて)は早く抜けられたのではないだろうか?今回一番くやまれる部分だ。
●A2仁科峠 予想通過タイム7:15 結果6:40
地獄のウ○コ我慢走により、腰や股関節に疲労がたまり、重さをかんじる。ここから林道の登りを少々こなせば二本杉峠にいたり、そこからはこのコースの一番おいし部分だ。
すでにレースに対する集中を大きく欠いてはいたがそれでも足は残っていたのでこの最高のトレイルを十分楽しむことができた。このパートも基本的にはすべて走れてしまう傾斜、トレイルジャーニーのコースは基本的な走力の差がもろにでてしまう内容だ。自分もロードトレーニングがんばってきたし、もう少しましな走りをしたかった、でもこの時点ですでに集中がきれ、どこかでもう完走できればいいや、とあきらめてしまったのかもしれない。
ちなみにこの区間後半は基本的に追い越し禁止区間とされていたが、みなトレイルをはずれない範囲で追い越しはしていた。
A2の仁科峠はすさまじい強風、ここでエイド運営や交通整理をしていたスタッフのみなさんは本当にたいへんそうだった。うどんおいしくいただきました。
ここでもトイレ15分まち。とくに便意もないのだが先ほどの恐怖体験から、トイレによってしまう。
●A3土肥駐車場 予想通過タイム9:20 結果9:16
A2から先は事前に鏑木さんが何度も注意喚起していたとおり、すさまじい強風。
スタッフからはシェルを着るようにうながされるが、自分の経験からたぶんシェルでは暑くなってしまいそうなのでパタWOOL1のロンTですませる、結果これで十分だった。
この区間は圧倒的なパノラマ風景がひろがり目を楽しませてくれる。コースとしてはけっこう行程差があり、ときおりロードの登りがでてくるのが特徴か。すでに歩き癖がついていたので登りは全て歩きました。もう心が折れてます。
土肥駐車場につくころには前半稼いだアドバンテージをつかいはたし、ほぼ予想タイム通りとなっていた。このエイドでは用意されたパイプ椅子からの悪魔のささやきにあがらえず、よいしょと腰をおろし、ながながと休んでしまう。
●ゴール修善寺温泉 予想ゴールタイム11:40 結果11:57
ここからいくつか小ピークをこえるとあとはゴールまでひたすら下り基調だ。
とくに戸田峠からは芝生の幅広トレイルのダウンヒルだ。ここでまだ足の残っている連中に次々にちぎられる。後半まで足を温存しておいて最後にぶっとばすってのが一番きもちいいレース展開だよな、とうらやましく思いながら、必死に下る。
ここのパートでもゴールでまつ嫁にメールしたり、Tシャツぬいだり、パン食ったり、トロトロしていたらついに予想タイムを超えてします。せめて12時間は切らなければと思い、よしラスト10キロはぜったい走りきる!という決意もラストのロードで早々に砕ける。強烈。
せめてラスト5キロは走れ!という願いもラスボス的な締めのロードの登りで粉砕される。
ついに修善寺の集落にでた。いやラスト2キロくらいはとまらず走らなくてどうする、自らを鼓舞して走る。もう絶対とまらないと思いなんとか長い長い2キロをこなして突然あらわれたゴールゲートをくぐる。
鏑木さんと握手し、嫁と写真をとって人生初の70キロ超のトレイルレースが終わった。
終わってみればだいたい、予想タイム通りだったのだが、あのコース内容ならば、もうちょっとがんばれたと思う。便意のためくずれたペースを言い訳にレースにたいするモチベーションを下げてしまったのがくやまれる。ファイトがわかず、エイドでの休み癖(合計で1時間以上休んだはず)や、のぼりはともかく、最後のロードですら歩いてしまったのがおおきくタイムにひびいた。
先月の初フルマラソン後のような出し切った充足感はなく、翌日の筋肉痛もほとんどなかった。どうしても不完全燃焼というかもやもやした思いが今でものこる。
最高なコースとベストな運営、地元のみなさんのウェルカム感も半端ではない。
絶対来年も出てこの心残りをとりかえしにいきます。
***最後に修善寺の独鈷の湯にはいる。すごい混雑だったがとてもいい湯だった。
昔入ったときにはとくに感じなかったが、地元の銭湯ばかりはいっているせいか、その湯質がとてもまろやかに感じた。なんか温泉通になったようでうれしい。
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