【過去レコ】金時山→明神ヶ岳 富士山の大展望


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,001m
- 下り
- 1,230m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:宮城野バス停→JR小田原駅→JR横浜駅→羽田空港→富山空港 |
その他周辺情報 | みやこ旅館(小田原市)に前泊 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/39367/39367.html 宮城野温泉 勘太郎の湯で入浴→2019年6月に閉館 |
写真
感想
金時山は別名,猪鼻岳と呼ばれることもあり,亥年の山としてヤマケイにも紹介されていた.今回は,横浜で所要があり,その翌日に訪れる計画を立てた.水曜から風邪気味で,体調が心配であったが,鼻水が出る程度で大丈夫そうだ.
前日は東海道線で小田原へと移動.宿となる「みやこ旅館」に荷物を置いて小田原城へ向かう.小田原城は2年半前にも訪れているが,このときはカメラにメモリースティックが入っておらず写真が撮れなかったため再訪.その後,帰り道にラーメン屋で夕食を済ませ,宿へは18時前に戻る.おかみさんがお風呂へどうぞと言うので,風呂へも入り,18時過ぎにはやることがなくなってしまい,早めに就寝.
日曜日.6時に起床し,部屋でサンドイッチの朝食.洗顔を済ませ,おかみさんに見送られて小田原駅へ.コインロッカーに荷物を入れ,小田原駅名物の「鯛めし\710」を購入して,7時発の箱根登山バスに乗り込む.乗客は自分を入れてわずかに2人しかいない.この日の降水確率は0%で,富士山展望の期待が高まる.明神ヶ岳へ足を伸ばすかは,体調と時間によって決めることにしておく.
バスは国道1号を箱根へ向かい,7時40分に仙石バス停で下車.バス停から10分ほど歩くと,今回の登山口である金時神社入口に到着する.駐車場には20台程の車が既に停まっており,この山の人気が窺える.神社の背後に金時山の山頂部が顔を出している.神社の右脇から登山道へ入ると,早くも下山してくる人がおり,「今日は天気が良いから写真を撮るにはいいよ」と声を掛けてくれる.
スギ林の中を行くと,「金時手鞠石」「金時宿り石」という金太郎に関係した巨石が現れる.ジグザグの急な登りをこなしていくと,すぐに汗ばんでくる.毛糸の帽子を持ってきたが,全く不要であり,日焼け止めが欲しくなるような陽気である.
金時山と明神ヶ岳の分岐に着くと,箱根の駒ヶ岳・神山,大湧谷からの噴煙が見えるが,まだ富士は現れない.広葉樹林を抜けると,金時山の山頂広場に到着し,突然大きな富士山が登場する.今まで何度か見た富士山であるが,かつてないほど大きく,息を呑むほどの美しさだ.何枚も写真を収めて,富士の展望を堪能する.富士山の左には昨年登った越前岳も同定できる.
山頂には金時茶屋と金太郎茶屋の2軒の小屋が立つが,せっかくなので有名な金時娘さんのいる金時茶屋でピンバッジとペットボトルを1本購入する.噂の金時娘さんが会計をしてくれた.
山頂からは分岐まで戻り,左にルートを取って矢倉沢峠へ下る.ここにも茶屋が立っているが営業はしていない.予定より時間も早く,また体調も良いので明神ヶ岳へと向かうことにする.峠からはカヤトの稜線をたどっていく.3メートルを超すようなカヤトに展望を遮られるが,日よけにもなりありがたい.道はしっかり2メートル幅刈られており,実に歩きやすい.
火打石岳に着く頃には腹も減ってばて始めていたが,明神ヶ岳はまだ随分と遠くに見える.この稜線歩きがなかなかつらかった.火打石岳手前のアップダウンがbody-blowのようにきいてくる.前方にアンテナ(?)の立つピークがあり,そこが明神の山頂と思い,ラストスパートをかけるが,これは何とニセピーク.そこから約10分でようやく明神ヶ岳へ到着した.この頃にはすっかり富士山は雲の中に隠れてしまっており,駒ヶ岳,神山,猪鼻岳と近くの山に展望は限られる.今回は行動時間に比して食料が少なすぎた.せめて金時茶屋でパンかおにぎりでも買えばよかったと反省する.小田原駅で買ってきた駅弁を山頂でかきこむがやはり足りない.
30分ほど下っていくと明星ヶ岳との分岐に達する.ここからは急な下りとなり,宮城野へと向かう.別荘地のような所の脇を抜けると住宅街へ出る.親切にも勘太郎の湯への案内が随所にあり,風呂へと導かれるようになっている.明星ヶ岳との分岐の辺りから車の走行音が聞こえたが,宮城野まで結構時間がかかった.宮城野のバス停のすぐ前が風呂でここで汗を流す.
バスで小田原まで戻って荷物を回収し,横浜を経由して羽田空港へ.日曜日の夕方ということもあってか,羽田空港は大混雑.晩飯も空弁で済まさざるを得なかった.今回は天候にも恵まれ,実に充実した山行となった.また,来年も富士展望の旅を企画したい.
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