守門岳 (雪崩に流されてさあ大変)
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- GPS
- 04:52
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,270m
- 下り
- 1,267m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 4:53
天候 | 雨のち吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
急斜面は雪崩が発生する、谷の滑走は厳禁。 |
その他周辺情報 | 近くに温泉施設がない |
写真
感想
長岡の町でお腹いっぱいご飯を食べたら入広瀬村へ移動して車中泊。今日からは金沢から先生とカタヤさんが合流して山スキー三昧となる。1日目(僕だけ遠征5日目だが)は守門岳。1,500mほどの小さな山で登り始めは400mと低いがさすが豪雪地帯新潟県、雪はたんまり。去年まで営業していたが今シーズンは廃業となってしまった大原スキー場からスタート。5時発と遅めの出発なので今日はゆっくり寝ていられた。4日間の疲れはスッキリ消えた。さあ行こう。登り始めるとすぐに雨が降ってきた。ザックの中の装備は全て防水袋に入れてあるので大丈夫。高度を上げると雨はみぞれに、みぞれは重たい雪に変わった。今日のルートはそれほど難しいところは無い。一箇所、1,330mの鞍部は北西から回り込んでいく。今日は厳しいラッセルも無いので僕は無職。後ろでぺたぺたのんびり歩いた。
山頂はなかなか風が吹いていて寒い。記念撮影をしてシールを剥がしたらさっさと下りて温泉に入ろう。上の方は斜度よし、木々少ない、雪もパラッとしていて楽しかった。みんな一呼吸で楽しく下りていく。だんだん雪が重たくなってきた。脚が疲れる。急斜面をトラバースしていると厚さ20cmほどの水を含んだ層が流れていった。僕は両手のウィペットを刺して止めたが下にいたカタヤさんがデブリに巻き込まれていたらしい。全然見えんかった。すみません。気を取り直して木々の生えている安全な斜面を選んでスキー場まで戻ってきた。さっきまで降っていた雪は雨に変わっていた。濡れネズミ3人で大原スキー場に帰還。近くに温泉が無いので五泉市のさくらんど温泉まで我慢。90分の運転でさっきまで濡れていた装備は全部乾いた。明日の準備は完了。普段、土日休みなので山スキー連戦は当たり前だし長旅も先生と一緒に何度も行っている。山スキー連戦ライフハックみたいなものはかなり極まっていると思う。さあ暗くなるまで温泉タイムだぜ。
昨日が仕事納め、その割に忙しくて大腸カメラも20件以上入ってしまった。難儀な手術も無難にこなして18時過ぎ地獄遠征に旅立った。深夜23時過ぎ入広瀬に到着するとパク号はすでに到着して寝ていた。朝4時に目を覚ますと大魔神号も到着していて、予定通り朝5時に三名で曇り空の下守門岳に向け大原スキー場を後にした。
暗闇で何度か道を間違えたがひたすら重い雪の中ガシガシ硬度を上げた。いつの間にか雨が降り出しびしょ濡れ高度を上げてようやく雪に変わった。安定のガスの中氷化斜面を登りきると山頂の標識があった。まあこんな日に山に登る人は僕たちぐらいだろう。
山頂でシールを剥ぐと後は白い中落ちて行くだけ、高度が下がると雪はベチャベチャおまけに雪崩れまくりでビビった。単独で埋まったら終わりだろう。仲間がいて良かった。最後閉鎖中のスキー場に降りてびしょ濡れの道具を乾かして次の目的地御神楽岳を目指す。これから大雪になると言う。明日が勝負だろう。果たしてピクれるか、いや大丈夫だろう。
今日から年末年始友の会のメンバーで遠征が始まった。初日の今日は新潟の200名山でもある守門岳に出かけた。前日は夕方寝て夜に起き23時に自宅を出発して大原スキー場に向かった。道路に雪がなく順調に走り3時間半で現地に着き車の中で横になっていた。皆は現地で車中泊、4時ころに起き出し5時前にスタートした
曇り空ながら月の光が強いのか暗闇ではなかった。積雪は50cmを超えている、モナカの斜面をシャカシャカ登っていった。スキー場は廃業していてシュプールも無いが1本のトレースが続いていた。そしてそのトレースに従っていくと林道から大きく外れ軌道修正することになった。
正規ルートに戻ると谷筋から尾根を目指す、ここらあたりで雨が降りだしてきた。想定済みなので問題ないけど早く雪に変わってほしかった。高度が上がり1000m辺りで雪に変わってくれた。雪は豊富で藪は全く気にならない。
ラッセルは交代でこなし進んで行く、尾根の下部は急斜面で谷側はオープンバーン、これ雪崩る斜面だべ。忠実に尾根上を進んだ。1300mを超えたら安定のホワイトアウトになる。風も強くなり吹雪になった。今日は僕が機関車になろう、せっせと登り着いたぜベイビー、山頂の標柱は巨大なエビの尻尾で覆われていた。記念写真を撮ったら帰ります。
ホワイトアウトの滑降は離れず行動しよう。視界が出てきたら楽しみます、写真を撮りながらあっという間に高度を下げていく。下部の急斜面に滑り込んだら足元から雪崩て行った。重たい雪の表層雪崩でデブリも大きかった、気を付けて斜面を選びながら滑降する。斜面の中腹でふと上を見ると雪崩が発生していた、ゆっくりだったので余裕があった。パクが起こした雪崩だった。余裕をこいていたらデブリのスピードが上がってきた、さあ大変逃げよう。走路の中心から逃れたけど巻き込まれた、去年の焼岳を思い出しチビッた。
転倒しないように流されながら滑降したが逃れられない、運よく立木に近づいている、ジャンプ一番立ち木にしがみつき難を逃れた、しかしウィペットは更に50m程流されていった。遠征1日目でお帰りになるんですか。デブリの上を滑っていくと見つかった。よかった…、パクは反省していた。
もう逃げよう3人で一目散に滑降する、逃げ足は早いんだ。あっという間にゲレンデ着、しょっぱなから危険な事があったので明日以降は慎重に行動しよう。遠征バンザイ。。。
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