(過去レコ)ニペソツ山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,515m
- 下り
- 1,512m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
昨夜は9日と同じ糠平温泉の中村屋に泊まったが、その際、女将さんが「登山口の手前が崩れていて通行できないらしいですよ」と仰ったので、ホテルへ入る前に下見に行った。
午後3時頃だったが、下山して来た単独行がいたので登りに要した時間を聞いたら、朝6時に出たので約9時間と。
ニペソツ下山後は東京行の航空券を購入済みなので、これは大いに参考になった。
崩れた林道の手前に新しく臨時の駐車場が整備されていて、その奥は通行止めのロープが張られ、登山口まで180mと書かれていた。
崩れた所の復旧工事は終わり、奥まで車で入れる状況だったが、奥の駐車場は狭く、いずれは臨時の駐車場が正規の駐車場になると思う。
180mならすぐだが、実際は300mほどありそうだった。
ホテルでは食事に手を付ける前に、女将さんと二人だけで色んな山の話をした。
30分近く話しただろうか、参考になることも多く、とても楽しかった。
妻は山には興味も関心もないので、忙しいはずなのにお付き合いして下さり、申し訳ないと思うと同時に、個人の客をも大切にされる中村屋の姿勢に頭が下がった。
登山口手前の林道の状況は勿論話しておいた。
3時半過ぎに臨時の駐車場を発つ。車中泊か、ワゴン車が一台あるだけだった。
昨日、下山者に聞いたらやぶは下の方だけと言ったが、実際には天狗のコルまで続いていた。
夕方、航空機に乗るので新しいズボンに履き替えていたので、汚したくなかった。
指導票がほとんどなく、あっても古くて朽ちたものが多かった。
天気は強風で曇りだが、たまに晴れ間がのぞき、幌加温泉分岐付近で一瞬の合間に天を突き刺すニペソツの頂上が見えた。
ニペソツは大雪方面から眺めると扇型のたおやかな山容だが、縦方向の北東側から見上げると、強烈な個性を主張するかの如く、山好きの登山欲を刺激する山だと思う。
天狗平付近で緩やかな下りに差し掛かった時、前方の鞍部から頂上へは急斜面で、左側は垂直の絶壁となっているのが見えた。
ガスは山の両側から絶え間なく湧き上がっていた。
7時45分、万感の思いで頂上に立つ。勿論、誰もいる筈がなかった。
強風と濃霧で下界を含めて展望はなかったが、少なくとも15分はいようと思った。
10分経った頃からガスが頻繫に切れるようになり、東側の息をのむ断崖絶壁や崩落で赤茶けた山肌など、壮絶な景観は利尻山の仙法志尾根に似ていた。
天狗岳方面も時折見えたが、最大のパノラマとなれば良かった大雪方面は山頂部に雲が掛かっていた。
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北海道遠征の年月日と登った山(全5回)
(1)2001年7月28日(土)〜8月4日(土)=8日間(航空機+レンタカー)
利尻山、後方羊蹄山、幌尻岳、十勝岳、旭岳〜黒岳
(2)2003年7月8日(火)〜7月14日(月)=7日間(航空機+レンタカー)
トムラウシ山、雌阿寒岳、羅臼岳、斜里岳、ニペソツ山
※日本百名山を目指して5年9ヶ月、斜里岳で一回目の完登
(3)2008年7月26日(土)〜8月17日(日)=23日間(マイカー)
後方羊蹄山、黒岳〜白雲岳など6座、旭岳〜愛別岳など6座、十勝岳〜富良野岳など6座、天塩岳、利尻山、礼文岳、ニペソツ山、オプタテシケ山、トムラウシ山〜化雲岳、石狩岳、カムイエクウチカウシ山、雌阿寒岳〜阿寒富士、雄阿寒岳、羅臼岳、斜里岳、芦別岳、樽前山
(4)2013年7月22日(月)〜8月3日(土)=13日間(マイカー)
夕張岳、硫黄山〜三ツ峰、暑寒別岳、ニセイカウシュッペ山、狩場山、ペテガリ岳、ニセコアンヌプリ
※ペテガリ岳で北海道の日本二百名山完登
(5)2014年8月31日〜9月3日(水)=4日間(マイカー)
幌尻岳、余市岳
※幌尻岳で二回目の日本百名山完登、余市岳で北海道の日本三百名山完登
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