三段山-前十勝岳
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 06:40
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,511m
- 下り
- 1,506m
コースタイム
天候 | 晴れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の吹雪と気温上昇のため、尾根筋は基本的に硬かった。 |
写真
感想
前日稚内で仕事を終えたあと、千歳便でニセコ方面に行く予定だったのだが、荒天のため飛行機が欠航になってしまい、急遽レンタカーで移動することとした。名寄周辺も考えたのだが、天気が良さそうなので南下して十勝方面に。
まだ暗い6時に白銀荘を出発してまず三段山を目指す。気温は‐18度だが、風が無いため体感温度はそれほど低くない。悪天直後のパウダーを期待していたのだが、どうやら前日の強風と高めの気温が良くなかったらしく、尾根上はかなり硬く締まっている。ラッセルがないので登りは楽だが、これでは下りルートを工夫しないと楽しめない。二段目の急登からスキークランポンを付け、着実に高度を稼いで8時前に山頂着。ちょうど朝日が対面の上ホロカメトックから差し込んできて、荘厳な風景だった。雪の状態から雪崩の危険は少なそうなのでおそらく谷筋のラインが良い。北面の雪崩危険地帯から富良野川の支流を降りて、適当なところで富良野川を渡渉してカバワラ尾根経由で前十勝岳を目指すプランに変更してその旨を連絡しておく。三段山山頂直下の北斜面は斜度もあり雪質によっては雪崩の危険が高そう。谷筋に入っても硬めの雪とパウダーが交互に出てきて見極めが難しい。そのまま谷を下っていくと崖上に出たため、右岸を登り返してナマコ尾根に上がって樹林帯を下った。
通常よりもやや上流で富良野川を渡渉し、前十勝岳のカバワラ尾根に取りつく。こちらも基本的にクラスト斜面。山頂直下は露岩帯なので千春沢にトラバースして何とかスキーを脱がずに登頂したが、スキンが痛んでしまった。素直にツボ足で登れば良かった。登頂時点でガスが濃くなってきており、早々に下山。大正火口の下から沢筋に入り、シュナイダーシュートに入る。雪質は浅めのパウダーで安定しているが、光量が少ないので障害物がよく見えず、慎重に進む。自然と登りのトレースに合流し、白銀荘に戻った。
今回は期待していたパウダーには巡り合えなかったがそのぶんラッセルがなかったので登りのスピードを生かすことができて、三段山からの荘厳な景色と前十勝からの豪快な滑降ルートを1日で満喫することができた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する