奥多摩 川苔山


- GPS
- 07:53
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,510m
- 下り
- 1,607m
コースタイム
09:50 登山口 トイレ待ちで10分
11:10 百尋の滝
12:50 川苔山山頂 お昼休憩
13:30 出発
15:30 大根の山の神
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
08:35 西東京バス 奥21 東日原行き(バス停は駅を出てすぐ右) 08:48 川乗橋着 250円 ゲートを越えたところで準備 標高:415m |
コース状況/ 危険箇所等 |
百尋の滝周辺は高度感がある登山道や軽い岩場、鎖場などありますので要注意。滑落事故も起きています。 大根の山の神から先、熊野神社直上の斜面で怪我人を出してしまいました。気をつけて歩けば大した道じゃないのですが、最後の最後で疲れが出ていると危険です。斜面手前に分岐があり、なだらかな正法院方面に下る道もありますのでメンバーの疲労状況を見て選択してください。 百尋の滝手前の小さい橋を渡った辺りで迷う人が結構います。ちょっとだけ上流に登って水場があるところで上に行くつづら折りの道に出会えます。看板も出ているので斜面を注意して見ましょう。 |
写真
感想
春の川苔山へ。
GPSのテストに都合が良い地形なので川苔山にはよく登ります。GPSは谷に弱いのですが(衛星が見えなくなるから)、川苔山は登山道のかなりの部分が沢沿いなんですね。そういう厳しい状況でもちゃんと動くのかをテストするわけです。
百尋の滝の前などは岩に囲まれてますので、やっぱり座標は結構ブレます。が、iPhone5のGPSはかなり優秀なので基本的にはきちんと現在地を指しています。当山行記録のログはiPhone5+DIY GPSで取った物です。
川苔山の登山道は沢沿いで途中には水場もありますので、真夏でも涼しく登れます。だから何度も登っちゃうんですね。春も良いし夏もいいし、秋や冬もそれぞれに違う顔がある山です。
今回はトレッキングスクールで知り合った山仲間10人との登山となりまして、一応リーダー役になったのですが最後の最後で怪我人が出てしまいました。
最後、熊野神社の上にちょっと急な道があります。分岐になっていて、正法院にくだるなだらかな道と、熊野神社に下る急な道を選ぶのですが、いつも通りに熊野神社へ下る途中でメンバーが足をくじいてしまいました。
結果としては、足首の捻挫と骨折でした。
■原因
もう神社が見えていたのですが、疲れが出ていたのか転んでしまったのです。考えられる原因はいくつかあります。
・ルートの選択ミス。いつも通りという事でなにも考えずに熊野神社への道を選んだけど、メンバーの疲労を確認して正法院へ下る道を選ぶべきだった。疲労の把握とルートの選択は先頭を歩いていてリーダー役になっていた自分の役割ですのでミスでした。
・靴がいつもと違ったらしい。いつもはもうちょいハイカットでしっかりした登山靴を履いていますが、この日はカットが低めのトレッキングシューズを履いていたそうです。
・ストックを仕舞ってしまった。事前に、僕が「下山は楽勝っすよ」って言っちゃってたせいか、ストックを仕舞ってしまった様です。
・疲労。トレッキングスクールで山に行く仲間なので川苔山は楽勝かと思ったけど、よく考えたらスクールの山より行動時間が大分長かった。9時から15時の時点で6時間行動してるわけですから。スクールは長くて5時間程度だった。
■対策
・リーダーはメンバーの状態を把握して、必要なら安全なルートを選ばなくてはいけません。山道が無理そうなら早々に舗装された林道歩きに切り替える事も必要。
・荷物や体重に合わせて、しっかりした靴を正しく履く。
・人数が多すぎた感もあるので、10人にもなったら班を分けるとか、募集に人数制限をするなどリーダーが把握できる人数にした方がよいでしょう。素人が10人は把握できません。
・最後の最後は一番疲れている時なんだから集中力を切らすと危ない。山道が終わるまでゆっくり慎重に行動すべきでした。
■その場での行動
幸い、みんなスクールの講習を受けていたのでテーピングなど応急処置用の道具を持っていましたし、数日前に講習でテーピングの練習をしたので応急処置については問題無く出来ました。鳩ノ巣駅前の売店や民家の方に氷をもらって冷やすことも出来ました。
テーピングで固定した後、熊野神社まではおんぶで移動。その後、鳩ノ巣駅までは本人の希望もあり歩きました(骨折とは誰も思ってなかったし、本人が我慢強すぎるのか歩けてしまった)。
その後、本人と付き添い1名で病院に行ったそうです。「そうです」って伝聞なのは、リーダー役なのに僕は付き添いしなかったから。無責任で申し訳ありません。結果から言えば骨折だったので、本当は熊野神社に降りた時点で救急車を呼んで病院に一緒に行くべきでした(一応言い訳すると、怪我したのが女性なので遠慮がありまして)。
メンバーの行動は素晴らしいものがありましたが、リーダーとしての行動は0点だったと思ってます。反省を次回に生かしたいと思います(もちろん、怪我人が出ないのが一番良いんですが)。
という事で、反省の多い山行となってしまいました。
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