ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 296808
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

難易度高し 立岩〜荒船山縦走

2013年05月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
negi-ono その他12人
GPS
--:--
距離
16.7km
登り
1,381m
下り
1,281m

コースタイム

0700新宿〜専用バス〜0930立岩登山口0950〜1125西立岩山頂〜1345経塚山〜1425とも岩展望台〜1550荒船山登山口〜荒船の湯〜新宿
天候 曇り〜雨
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
新宿〜立岩登山口
荒船山登山口〜新宿
コース状況/
危険箇所等
「上級者向け」というだけあって危険個所満載です。心してかかる必要があります。
【登山口・線ガ滝〜西立岩山頂】最初は樹林帯を登ります。次第に急こう配に。ひと登りしたところで、ザレたルンゼに入り込みます。かなり急峻で、大きい石、しかも落石しそうなものばかりが大量に転がっています。ここは一人一人の間隔をあけて、慎重に進む必要があります。足元をよく見ながら、上部を進む人にも注意を払わないと落石に巻き込まれます。また、石を落した場合は「ラクっ」と絶叫しないといけません。正直ヘルメットを持ってくれば良かったと思いました。
 難所はこれだけではありません。ルンゼが終わったと思ったら、岸壁に張り付けられた鎖を頼りに崖っぷちの岩場を歩かないといけません。道幅は数十センチです。右側がすっぱり切れ落ちており、頼りは左手の鎖です。とはいっても、左にひっついていては歩けないしかえって危険です。道幅もそれなりにあるので壁から体をはなし、慎重に足場を選びながら進みます。もちろん右側に落ちたら無事ということはありません。この難所が十メートルほど続きます。
【西立岩〜経塚山】痩せ尾根や岩場が続きます。が、核心部は、約7メートルの垂直登攀です。垂直といっても、2本の鎖がついていますし、足場もしっかりしています。3点確保をしっかり行えば、危険ではありません。慎重に丁寧に登りましょう。ここを下りにするとやっかいだと思います。もちろん両側はすっぱり切れ落ちています。
 ここを登り切るとナイフリッジが5、6メートルほど。路面が小雨でぬれていたために、私はここが一番怖かった。慎重に素早く通過しました。顔が引きつっているのが自分でもわかりました。すべって転げ落ちたら待っているのは…。
【経塚山〜荒船山登山口】荒船山山頂は平たんでのどかです。が、下りにかかると、岩場の急降下が何度もでできました。ロープ、鎖も何か所も。とにかく慎重に、3点確保をしっかりと。息が抜けない山です。
線ガ滝の登山口
2013年05月11日 09:54撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
5/11 9:54
線ガ滝の登山口
樹林帯を登る
2013年05月12日 07:52撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
5/12 7:52
樹林帯を登る
岩が出てきました
2013年05月12日 07:52撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
5/12 7:52
岩が出てきました
2013年05月12日 07:52撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
1
5/12 7:52
ザレたルンゼを慎重に。落石注意です
2013年05月12日 07:52撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2
5/12 7:52
ザレたルンゼを慎重に。落石注意です
右側が切れ落ちた岩場。左の鎖が頼りですが、頼りすぎては進めません。足場を丁寧に確保して進みます。
2013年05月12日 07:52撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
8
5/12 7:52
右側が切れ落ちた岩場。左の鎖が頼りですが、頼りすぎては進めません。足場を丁寧に確保して進みます。
手作りの地蔵
2013年05月11日 11:28撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2
5/11 11:28
手作りの地蔵
西立岩
2013年05月11日 11:29撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
2
5/11 11:29
西立岩
昼食は1分で食べられるカップめんとおにぎり
2013年05月11日 11:32撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
5/11 11:32
昼食は1分で食べられるカップめんとおにぎり
岩場に取りつく。鍛えた3点確保で突破する
2013年05月12日 07:51撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
7
5/12 7:51
岩場に取りつく。鍛えた3点確保で突破する
道なき道を進む
2013年05月12日 07:51撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
5/12 7:51
道なき道を進む
藪漕ぎも
2013年05月11日 13:25撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
1
5/11 13:25
藪漕ぎも
荒船山を歩く
2013年05月11日 14:08撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
5/11 14:08
荒船山を歩く
笹原
2013年05月11日 14:16撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
5/11 14:16
笹原
幻想的といえば幻想的
2013年05月11日 14:24撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
5/11 14:24
幻想的といえば幻想的
とも岩。何も見えない
2013年05月11日 14:28撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
5/11 14:28
とも岩。何も見えない
2013年05月11日 14:28撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
5/11 14:28
岩がのしかかってくる
2013年05月11日 15:09撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
1
5/11 15:09
岩がのしかかってくる
スミレ
2013年05月11日 15:51撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
1
5/11 15:51
スミレ
調べます
2013年05月12日 07:52撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
1
5/12 7:52
調べます
下山しました。ふぅー
2013年05月11日 15:52撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
1
5/11 15:52
下山しました。ふぅー
荒船の湯のラーメン。塩気が体にしみました。
2013年05月11日 17:02撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
4
5/11 17:02
荒船の湯のラーメン。塩気が体にしみました。
撮影機器:

感想

 毎日新聞旅行のツァーに参加しました。「上級者向けの縦走コース」と募集要項にありましたが、まさにそうでした。とっても危険。夏山に向けた訓練、体力づくりにはもってこいでした。
 参加者は11人。女性6人、男性5人です。さすがに「靴4個」の難易度に挑むだけあって、装備は全員がしっかりしており、山慣れた雰囲気が漂っていました(靴の最高は5つ)。
 事前の地図読み、情報収集で難易度は高いとわかっていましたが、結構きつかった。鎖やロープでよじ登るのは慣れていますが、やはり高度感がくせもの。曇っていて周囲が見渡せないのは良かったのですが、それでも足元が切れ落ちているのを見るとゾクッとします。「焦ってもしょうがない、慎重に慎重に、ゆっくりと確実に」と何度も言い聞かせました。
 核心部は曇りの午前中に突破しました。雨は昼過ぎから降り始めました。久しぶりのレインウェアの着用です。これもよい訓練です。個人山行では雨が降るとわかっていたら中止ですので。
 下山してみると、充実感でいっぱいでした。難度の高いコースを突破できたことは自信につながりました。ひとつひとつ積み重ねていきたいと思います。

 日帰り温泉「荒船の湯」は素朴でいいお湯でした。機会があれば、また寄りたいですね。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:4112人

コメント

花の名前
写真が小さいので絶対の自信はありませんが、21枚目はタチツボスミレ、22枚目はヤマエンゴサクだと思います。遭難しても何の援護もしてくれませんが……(家庭内で娘に禁じられているオヤジギャグ)。

荒船山、なかなかスリリングですね。こういうの大好きです。是非行ってみたい。槍・穂や劔へ向けた訓練にちょうどいいかも。
2013/5/12 11:46
ありがとう
花の名前を教えてくれてありがとう。
このコースは、毎日新聞旅行では定番のようです。取りつきがものすごく悪いので、車を使ってのピストンもできません。ツアー利用がいいかもしれません。
2013/5/12 15:59
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら