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記録ID: 297234
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トレイルラン
奥多摩・高尾

成木の森トレイルレース2013・応援RUN(高水山・岩茸石山・黒山)

2013年05月12日(日) [日帰り]
情報量の目安: B
都道府県 埼玉県 東京都
 - 拍手
GPS
07:30
距離
13.8km
登り
1,019m
下り
920m

コースタイム

小沢バス停−小沢峠−上成木−小丹波・常福院−高水山−岩茸石山−黒山−馬乗馬場−小沢峠−上成木
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR八高線
東飯能駅−(国際興行バス)−小沢バス停
上成木−(レースシャトルバス便乗)−河辺駅
青梅線河辺駅−拝島ーJR八高線明覚
コース状況/
危険箇所等
特になし
選手が続々と集まってきた。
by  W52CA, KDDI-CA
2
選手が続々と集まってきた。
スタート前に先回り。せっかくなので参道の登山道を1人歩きます。
by  W52CA, KDDI-CA
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スタート前に先回り。せっかくなので参道の登山道を1人歩きます。
スタートから1.5kmくらいのところ。まずはここで待ちます。
by  W52CA, KDDI-CA
2
スタートから1.5kmくらいのところ。まずはここで待ちます。
撮影機器:

感想

5月8日の休みに登山を計画していたが、発熱により回避。
悶々としつつ、熱も下がったのでRUN友の応援を兼ねて、自身の欲求不満を解消に行ってきました。

河辺駅から専用シャトルバスに乗れる選手はいいとして、上成木へのアクセスの悪いこと・・・。
しかたがないので、東飯能駅から名栗へ向かうバスへ乗り、小沢で下車。
ジョグで小沢峠を越え、上成木へ。
前評判も知らなかった成木トレイル、大きすぎないこじんまりした感じでよさそうじゃないか。

8時半前に会場についたので、グランドシートで場所を確保し、ブースを物色。
安いサングラスを発見し、2000円で購入。
受付を眺めていると、知った顔を発見。
昨年のエコジャーニー99kmとハセツネカップで知り合った方。
挨拶をして、選手で無いことを告げると、OPEN参加で走っちゃえば?とか言われた(笑)
コース各所へは行く予定だったので、野良でやってしまうよりは知り合いもいたついでで、しっかりと許可をいただいた。

しばらくすると、応援される側が登場。
サプライズ応援だったので、知らなかった本人のびっくりした顔が面白かった。
コース上にもう1人待機しているのだが、それは伏せておいた。
Twitterで参加すると言っていた方とも逢え、応援のし甲斐のある大会になってきた。

モバゲーのサークル「ランナーズ2008」のルーキーで、一緒に応援にきているポンちゃんと話した結果、関門通過が厳しいと見ていた。
ポンちゃん曰く、スタンス的には応援と称して、自身のトレーニングがてらに顔を出す感じらしいので、一石二鳥と自分は便乗した。

スタートで梅干を差し入れし、とりあえず先にコースイン。
せっかくなので、常福院の参堂登山道から入った。
スタートから1.5kmくらいの地点で登山道とコースが合流するので、まずはそこで待機。
スタートが近づくと、スタッフの車が通り過ぎていく。
なんだが「ありがとうございます」とか「今日はよろしくお願いします」とか声を掛けられる。
やはり、大会役員をコミュニケーションをとっておくことは、大事。(笑)
ならば、力の限り応援しようではないか。

スタートから7分、トップランナーが駆け抜けていく。
想定内のペース配分なのだろう、顔色に余裕が伺える。
トップ10人程が過ぎれば、後続が続々と姿を現す。
この辺からは、ペースに引っ張られている人や、必死に追従しようとする人が見て取れる。
それは、顔色に表れている。
集団の中盤にTwitterの方発見、エールを送る。
序盤からキツイと言っていたが、顔色には余裕が十分見えた。

集団も後半に入り、20分くらいで主役発見。
おおう・・・頑張っているなと思った。
良いペースだと声を掛け、しばらくそこで応援をして、また登山道へ入った。
なちゃぎり林道を大きく迂回するコースと裏腹に、参道は山を直登していく。
一気に登ってやるぜ!とは意気込みだけで、急登に喘いだ。

常福院手前で、再度コースと合流。
息も絶え絶えに到着したが、スタッフさんに混ざり応援も再開。
あれ?さっき下にいた人?と不思議そうな顔が面白い。
Twitterの方とも再会し、えええ?って。(笑)

時計に目をやると、スタートから35分。
自分の計算だと、ここは45分内で通過するのがベスト。
47分を過ぎて、ポンちゃんに併走される主役発見!
あれ、ポンちゃん・・・合流は高水山以降の予定では?と(笑)
待ちきれず、逆走してきたらしい。
ここで自分はいったん下山し、成木川の林道で馬乗馬場まで先回りして、高水山−馬乗馬場はポンちゃんが担当予定だったのだが。

結局自分も、コースを併走。
経験豊富なポンちゃんをペーサーに、後方に自分。
なんて贅沢な?待遇?
岩茸石山を1時間20分くらいだったかに、通過。

関門までの制限時間は2時間10分。
残り50分、少し厳しいか・・・。
自分は初見のコースであったが、登山用地図の参考タイムは区間で1時間45分。
自分のペース計画では、10分遅れていた。
こそっとポンちゃんに相談しにいくが、涼しい顔で「大丈夫」と言われた。
大丈夫か?と自分は焦っていたが、そこは経験豊富なポンちゃんを信じるしかない。

事前の地図読み通り、細かいアップダウンの繰り返し。
スタートから登り一辺倒で、特に常福院から高水山までは階段と急登。
山中では一般登山者もいるので、スタートからの幅広な舗装路でタイムを削っていくのはセオリーではあるが、ペース配分を間違えば山岳エリアで足が残らなくなる。

途中、2度3度と難所で登山者グループと遭遇し、渋滞になる。
余力の少ない後続グループになると、焦りから苛立ちをあらわす者もいる。
自分的には、競技者は一般者を優先すべきと思っている。
渋滞そのものも、競技の一部。
登山者の存在を周知し、「渋滞は足を休め、息を整えるチャンスと思った方がいい」と競技者へ声を掛けた。

制限時間10分前、見えた関門に安堵した。
無事関門通過、これで完走は見えた。
棒ノ嶺で折り返して、またこの関門地点の黒山を通過するので、自分はここで足を止める。
ポンちゃんはそのままペーサーとして、棒ノ嶺を目指して行った。

関門制限まで残り10分。
あらん限りの声を張り上げ、山中に向けて叫んだ。
「あと10分だぞぉぉ、俺の声が聞こえるなら、頑張れぇぇ!!」
そして叫びながら、コースを逆走。
後続に残り距離と時間を伝えながら、エールを送る。
300m程戻り、残り5分。
ここくらいが限界か・・・、来い、誰か、来い。
「まだ間に合うぞ!頑張れ」
尾根の裏から1人確認、おーし来た。
残り300だ!4分ある、行けるぞ!!と声を掛ければ「間に合いますか?」と。

後方に付き、激を飛ばす。
「行ける行ける、あと300、たった300だ。そうすれば、完走できるぞ」

酸欠で足がパンパンなのは、後ろからよくわかる。
限界の先へ・・・その姿に感動する。
そう・・・この姿を見てしまった故に、俺もトレイルを走るようになった。
心情的には、未だにアンチトレイルレースなのだが。
競技という名目だけで、山へ入って欲しくない。
自然の中に身を投じるなら、どうかお願いだ、敬意を持って山へ。
この国は、山の存在によって、命を育んできたのだから。
豊かな糧と、何よりも飲める綺麗な水があるのは、山あってこそ。

結果的には、関門時間は多少アバウトで、オーバーした人も意思があれば数名先へ進んでいった。
だが、やはり、ルール上正当にクリアしていった者の喜びには、届かない物がある。

最後尾集団の皆の顔を、随分覚えた。
ポンちゃんが主役と折り返してきて、合流。
馬乗馬場で、また給水所までの折り返しコースで、別れ応援に。
「また、会ったね」と選手達と笑う。
頑張ろう、あと少しだ。

さぁ皆、ゴールまで一緒に行こう。
あと数十分でレースは終わりだ、楽しんで、名残惜しんで行こう。

制限時間は4時間15分。
本日の主役は、制限30分前に無事ゴール。
残り30分、最後尾のスイーパーが時間内に到着。
残り30分はゴールで、全員の到着を待った。
「おかえりー!待ってたぞ。おめでとう!!」

成木の森トレイルレース。
公表は25kmだが、実際は20kmもない。
経験者にとっては、物足りないレースかもしれない。
完走率も90%を超える。
こんなレース・・・という声も聞こえるが。
コース設定も良いし、無駄な渋滞も皆無。
もしデビュー戦に選ぶなら、丁度良いと思う。
トップランナーも、ギリギリ関門クリアするものも、リタイヤしてしまった人も。
限界に挑む苦しさは、同じ。
むしろ力及ばぬところにもがく者達こそ、主役ではないだろうか。

緑のTシャツに「木村クリニック」の文字、それが私です。
ここで応援した方に、出会えたら幸いです。

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コメント

応援ありがとうございました。
ランナーとして走っていました、正確には早歩き程度ですが。緑のTシャツに「木村クリニック」の文字、覚えております。足を見てこの人も走っている人なんだろうと思っていました。
 見ず知らずの方からの応援がほんとに力になり、お陰さまで初めてのトレイルランレースへの参加でしたが無事3時間29分で完走できました。またどこかの大会に参加したいと思っていますので、お会いしたときにはお礼を直接お伝えできたらと思います。ありがとうございました。
2013/5/14 15:22
おおおお♪
ついに自分を覚えていてくれた人に><
覚えていてくれて、ありがとう。

頑張っている人は、つい応援したくなるものです。
遠くまで通る声を最大限に生かし(900m先まで聞こえたそうです)、精一杯応援させていただきました。
デビュー戦完走、おめでとうございます。
2013/5/14 18:21
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