赤岩の頭
- GPS
- 11:09
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,218m
- 下り
- 1,213m
コースタイム
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 3:52
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
土曜日は天気もイマイチで、駐車場から近い美濃戸口の氷瀑にてアイスクライミング体験。今シーズンはもう終わりかな?
美濃戸口の車にアイス機材をデポし、登山装備で湿雪の中、赤岳鉱泉まで歩く。微妙な足裏の滑りや抵抗感で、妙に疲れる。
テントを設営して潜り込んでも、湿雪で濡れた手袋などは中々乾いてくれない。色んな意味でストレスフルな状況。
でもプラスに考えれば、小屋前の比較的安全な場所でのストレス体験は、後々きっと役立つ場数の一つじゃないだろーか。
金・土で40cm近く積もった新雪。もちろん雪崩の危険度は急上昇。
赤岳は避けて、まだ安全な硫黄岳に登る事に決定。しかし硫黄岳も、赤岩の頭付近で過去雪崩れているので油断は禁物。
ジョーゴ沢前を通り過ぎると、道が無い。。他パーティーを巻き込んで、ラッセル大会の始まり( ̄▽ ̄)。
他パーティーの人達と、あっちだいやこっちだとワイワイやりながら道を探し、道を作る。それもまた楽し。
しかしながら、赤岩の頭直下は一面の雪壁に、発達した雪庇。これも多分この二日間でできたヤツだろう。
雪山初心者の多い自分達では、不測の事態に対処出来ないと判断し、撤退を決める。
赤岳鉱泉で少し休憩した後、テントを撤収して下山。風呂&食事のいつものパターン。某ほうとう屋さんの裏メニュー(?)ヒレカツカレーの眠気覚まし効果は絶大でした( ̄▽ ̄)。
初の冬山テン泊山行。
今シーズン中に行っておきたかったので開催頂いてよかった。
雪上でのテン泊に不安はあったものの、3シーズンシュラフとダウン上下、いつものマットで参戦することにした。
初日はまず八ヶ岳山荘付近の氷瀑にてアイスクライミング体験。
1回目のトライはかなりおっかなびっくり。
アックスもアイゼンも効いているのかいないのか分からなくてひやひやしっぱなし…
一方、アイス4回目だという同期のjirafunさんは安定した登りでアイゼンの蹴り込みに迷いがない。
事前に聞いてはいたがスタンスを探すというよりはきちっと蹴り込んできちっと爪に乗る感じか。
3回目の登りでようやく安定してきた気がする。
登っていた氷瀑が穴だらけだったこともあるが、アックスが完璧に効く所に刺せるととてつもない安定感がある。
ただの氷が一瞬でバチ効きのホールドに変わる感じが面白い、というか気持ちいい!
もう少し長い距離を登ってみたい。
車に戻りザックを背負って赤岳鉱泉へ。
ひたすらに長い登りという印象だった…
斜度は全体的に緩いがアイス体験で案外消耗していたのかけっこう疲れた。
赤岳鉱泉に到着し設営開始。
整地するにあたり、雪訓の時におすすめされ買い直したBCAのスコップを使ったがかなり快適で楽しい!
柄の長さも良いが何より雪の付着が全くないのは素晴らしい。
設営後、荷物をテント内に。
事前に講習などで聞いていてビニル袋2つに分けたが、テント内で使用する物は使用場面に分けてもう1つ小さい袋を用意してもよかったかも。
いよいよ就寝となり、序盤スッと寝れたが数時間後?寒くなり目が覚める。
マットから冷気が押し寄せ寝れない…
朝起きると自分の位置の雪がくぼんでいたがこれは断熱性が低く体温で溶けたということか…
シュラフ類は問題なかったがマットが弱くあまり寝れない結果となった。
中身を抜いたザックはかなり断熱性が高かったため、ザック単体とマットを折り畳んで使用の形にすればもう少しましだったかも知れない。
エアマットを買うか迷うところ。
あと、湿っていた手袋をポケットに入れて寝たが乾くことはなく、冬山テン泊では着干しもままならないことに驚く。
翌日は硫黄岳へアタック。
割と早々にトレースがなくなりラッセルとなった。
我々パーティには1ターンほどしか回ってこなかったが、1番ラッセルを楽しんでいたと思う笑
適切なルート選択(斜度のコントロール)は難しいが、真っ新な雪面に足跡を残していくのはやはり楽しい。
残念ながら途中で撤退となったがそれもまた勉強になった。
下山は特に何もなく…と言いたいところが膝に痛みが発生。
斜度が緩かったから騙し騙し歩けたが本気のアタックの際にこうなってたらかなり面倒なことになっていた…
どうも腸頸靱帯の炎症っぽい。
アイゼン歩行に慣れてなく変な方向の荷重がかかっていたか…
予防のトレーニングか、発生した際のサポーターを探そう…
なんとか下山し八ヶ岳山荘でコーヒーを頂き終了。
・冬山用グローブをしてのビレイはロープをちょうどよく滑らせるのが難しい
・ビレイ時のテムレスの使用は巻き込まれに注意が必要で非推奨
(あとテムレスの滑り止めが徐々になくなる)
・トップロープビレイ時にロープを引くタイミングはクライマーのアイゼン操作時
・テン場の整地は踏み固めてからスコップでならす。フライのスカートがちゃんと広がるようスペースやペグダウン
・テントのペグダウンは割り箸等を横にして雪に埋めればOK。凍って翌朝にはしっかりしている。氷に対しては通常の金属ペグを打ち込む
・ラッセルは先頭が足跡つけ、2番手が足場を固め、2番手と3番手でルート指示(目印探し等)
・先頭は足場固めまで意識すると消耗早いので2番手に任す
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