日光 大平山 なんか南アぽいかなーなんて思ったりするルートから
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,399m
- 下り
- 1,386m
コースタイム
天候 | 曇り・晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
親水公園から大平山までは踏み跡はあり。思い出したかのようにリボンもある。 地図読みができない人は入るべきではないルート。笹が多く踏み跡を外すと疲れる。 黒檜から社山は踏み跡明瞭。 阿世潟峠からは道が荒れている。半分位下ると歩きやすい林道になる。 鹿の角を2本見つけた。わかりやすい場所においてきたので早いものがち。歩いていれば見つかるはず(笑)水場は黒檜のコルと阿世潟峠下。 |
写真
感想
ヤマレコユーザーのkalipeさんの大ナギ沢遡行から中禅寺湖へ抜けた記録を見て行ってみたくなったので行ってきました!!
とは言っても、うちでは遡行した後山歩きなんてできるほどの体力は持ち合わせていないので
尾根歩きのルートで。
松木集落の北の1179m峰へ南側から上がった。
当初は尾根の最低コルへ上がろうと思ったのですが現地に行ってみると鉱山会社の土地で立ち入り禁止になっていたじゃないか(;´Д`A うっひゃあ
地形図を見て何箇所か別ルートを検討してみたがどうにもあまりよくない。
途中にある売店のようなところで休みながら尾根を眺めていると
1179m峰から南に伸びる尾根がたどれそうだったのでそこから上がった。
この時気温は間も無く30度の29度だった。暑すぎる。
登り出すとザレた斜面を登ることになる。鹿柵で思ったようなルートは取れないが
問題になるほどではない。途中真横に伸びていたりもしたが、柵が壊れ通り抜けられた。これが直されたらこの尾根は使えないなぁ…
1179m峰にあがると三角点がありとても展望が良い。
そこからは踏み跡が伸びていた。獣道のようにも見えるがはっきりしすぎているよなぁ…
1350mぐらいまで上げると林道が横切った。
あ、なるほど。これか。これを使って三角点ハンターが歩いているのか。合点。
そこから先も同じように道が伸びていた。リボンも時々思い出したかのように着けられていて、地図を見ずに進むことができた。(もちろん現在地の把握はしている)
1500mあたりからは笹原が広がり立ち枯れもあって まるで写真で見た南アルプスのような風景が広がる。
このあたりでちょいと体調に異変が出ていた。
体が重い。酷く息が上がる。 暑さと寝不足だろう。
速度が上がらず時間がどんどん過ぎていくのに少し苛立ちを覚える。
とりあえずは、先に見える笹野台地あたりまでは行こう。その先が大ナギ沢のコルのはずなのだから。後、1時間くらいだろう。それくらいなら大丈夫だ。
そう思った矢先に遠雷が聞こえた。
やや雲に厚みが出ていた。ふむ。参ったね。天気が崩れる前に届けばいいが…
その心配は無駄となり、大ナギ沢のコルについた頃には 空は晴れてきたのだった。日頃の行いだな( ̄ー ̄)ニヤリ
笹の台地上にテントを貼ろうかと思った瞬間
ガサ!!と遠くの笹が音を立て黒いものが走り去っていった。
ぬ…クマだなぁ 今のは(´(ェ)`)
さすがに今の今までクマが居たところにテントを張る気にはなれずに 一丘向こうにテントを張った。そこも鹿の頭蓋があったりして あまり居心地がよいとは言えなかったが まぁ我慢できるし もう面倒だったのでそこにした。ただ、ロケーションだけ見れば最高の場所なのだから。
食事は米と厚切りベーコンにザーサイ。
朝は野菜と豆の煮物をスンドゥブスープに混ぜていただいた。
夜中には鹿が辺りを駆ける音を何度か聞いた。
…霊かもしんないけど 気にしない。
ナック5の鬼玉が楽しいから気にならないヽ(*´з`*)ノ
二日目は日の出とともに行動する。
大ナギ沢の頭にもテントが張れるスペースがあり、ここも良いロケーションだった。
笹漕ぎにやや体力を取られはしたが問題なく大平山に辿りついた。
のっぺりしているので山頂らしさはないが落ち着いた雰囲気のとても良い山だ。
たが、日光山紀行も栃木山紀行の山名板もなかった。
おやおや。なんでだぁ??
日光は兎も角、栃木は地形図に出ている山は全て制覇しているはずなのだが…
それから一息ついたあと黒檜岳を目指す。
その道中、立派な鹿の角を見つけた。すげぇ立派だ!!持って帰りたいけど…
これ電車じゃ無理だわ。立派すぎて 刺さるwwwww ザックに入れたら突き破るwwww
泣く泣く諦めてデポしていく。ちぃいいwww
分岐のピークに辿り着いたが どうにも黒檜への踏み跡が見当たらない。
んーじゃぁ 方向を当てて進めばいいや。と森の中へズンズン入っていく。
少し進路が左に反れて コルの部分より下に出てしまったのだが思わぬ収穫。
水場を発見した。細くて浅くて汲むのは根気がいるがなんとかなるべ。という感じ。
非常時には助けになるだろう。
そこからすぐに正規の登山道に当たった。そうするとうるさいくらいのお馴染みの赤黄色があり迷う方がむつかしくなる。
登りきると千手が浜を記した道標に出た。5年くらい前の山と高原地図には山名板があるとあったが見当たらない。ふと見上げると『檜』だけが残って幹にめり込んでいた(°д°)ひゃwwww
ここが山頂?地形図で確認してみると どうにももう少し西側が山頂っぽい。
大した距離でないので確認しに行くと立派な山名板があった。
よかったー。めんどくさがらないで こっちまで来てーヽ(´▽`)/
帰路は正規の登山道を忠実に辿っていくと 鹿が現れた!!
鹿Aはこちらを見ている。
yukiはあちらを見ている。
鹿Aはこちらを見ている。
yukiはあいさつをした。『オッス。鹿さん!』
鹿Aはそっぽを向いて歩き出した。
yuki『おぉい(´;ω;`)そりゃねぇぜぇ』
鹿Aは振り返ったが そのまま去っていった。
yuki『まぁーたねぇー( ´ ▽ ` )ノ』
社山への道は山と高原地図に出ているだけあった明瞭な踏み跡が付けられていた。
これなら足元が見えないくらいの視界不良にでもならなければ迷うこともないだろう。
そして、窪地のところでまた鹿の角を拾った。
うん。立派すぎて持って帰れない。再び諦めた。
道標が丁度あったので引っ掛けてきたので早いものがちです。
山と高原地図だとこの区間3時間となっているが どうにもこうにも可笑しい。
累積高低差や歩行距離を鑑みても そんなにかからないだろう。いいとこ2時間超えるくらいじゃないのか?
と計画時点で思っていたのですが…
案の定、90分で歩き抜けた。鹿の角拾ったり鹿と話したり何度も立ち止まったのにも関わらずだ。
前から思っていたのだが山と高原地図の日光エリアはコースタイムがいい加減すぎないか?他の山域と比べると誤差が大きすぎる場所がいくつもある。
どんな調査の仕方をしているのか気になるところです。
阿世潟峠からの下りなのだが荒れていて歩きやすいものではなかった。
10分くらい下ると水場があったりする。踏み跡を辿って沢を渡渉すると林道の酒店に出るのだがそれもまた荒れていた。
落石、崩落で道が寸断していた場所もあった。(通れるけど)
並行する本流の沢を最初に渡渉する場所の橋は壊れていて川原を少し下り林道にもどるといきなり歩きやすくなる。
サクサクっと下る速度が上がるのがわかる。
途中、鹿が走り抜けていった。その鹿は丹沢の鹿よりもたくましく見えた。
正直、日光の鹿の方が丹沢の鹿よりも美味そうだ(。-∀-)
時間を見ると10時少し前だった。
お?親水公園発のバスまで30分。
乗れるか?残りの距離と時間を目測してみると どうにもこうにも微妙に届かなそうだった。
走れば間違いなく届くんだけれどなぁ(^_^;)そんな体力も気力もねぇっすよ。
諦めてテクテクテクテク歩いていたのですが
付いた。
それも5分前にwwwww
なぜ?なんで そんなに早く着いた?目測を誤ったか?
いや、いいや。疲れたから乗っちゃおう。
余った水で頭を洗い拭き上げたところでバスが到着した。
間藤駅前まで250円。
その手前の下間藤だとちょっと安かった。ちぃ。ほんの50mの差で一気に跳ね上がりやがったか!!完全に観光客カモtってるぜぇヽ(´Д`;)ノ
阿世潟峠からは3時間くらい掛かると思っていたのだが
結果を見てみると2時間かかっていなかった。
歩きにくい道が半分位占めていたのに どこでそんなに時間が稼げたのだろうか?
正直、結構疲労していてあまり覚えていない。体力的に落ちているのか体調がわるかったのかどちらにしても少し鍛え直す必要を感じた山行になった。
今回のルートは、天気が良ければ非常に気持ちの良いルートだが一度荒れてしまうとなかなか厳しいルートとなるだろう。
エスケープとしては黒檜から千手浜、阿世潟峠から仲禅寺に下ることができる。
車の回収がない場合は、状況体調に合わせて臨機応変に対応判断できる事が歩くための条件になるだろう。
次は国境平に止まって三俣山から黒檜、社山と抜けたいものだ。
コメント
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秋に毎年 公園〜大平〜社山〜南稜での周回を計画して、計画倒れしている者です。
大平までのルート、ヤブがもっとあるかと思っていたのですが、ほとんどないのですね。
良いテン場もあるようなので、日帰りでは もったいない気がしてきました。
参考にさせてもらいます、まずはお疲れ様でした。
日光はほとんど笹原ですよね。今回歩いたルートは鹿によく食べられていて腰以上の場所はなかったです。
テント場は何箇所もあるので気が向いた場所でテントを張れば良いと思いますよヽ(´▽`)/
日光の藪で一番苦労したところって内ノ外山ですかねぇ
胸丈の笹藪こぎ。それが終わっても笹漕ぎまくりで、ブッシュ混じりの登攀もどき。内ノ外山はいい場所ですが人にオススメは絶対にできない場所です(笑)
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