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Yamareco

記録ID: 3118294
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ハイキング
アジア

【過去レコ】韓国江原道・雪岳山

1999年08月09日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
19.0km
登り
2,706m
下り
2,447m
天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
雪岳山(ソラクサン)への登山と、慶州(キョンジュ)→束草(ソクチョ)→ソウルの自転車旅行を兼ね、1999年に韓国を訪問した。江原道(カンウォンド)を自転車で走り、雪岳山に登れた思い出の旅行になった。

自転車旅行は以下にまとめてある。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3118115.html

雪岳山国立公園のHP
https://japanese.knps.or.kr/Knp/Seoraksan/Introduce.aspx?MenuNum=1&Submenu=02
コース状況/
危険箇所等
雪岳山は雪岳洞→雪岳山→五色温泉のコース。このコースは長いので、山中1泊するが、束草起点で日帰りする場合、早朝の束草発のバスに乗る必要あります。
コース自体は問題無いかと思いますが、前半は飛仙台を過ぎるあたりから深いV字谷になり、岩に取り付けた階段を登っていきます。雨の日の下りは転倒注意。
その他道標などは問題なし。途中営業小屋に、水場もあります。

国道7号線、雪岳山入口にある観光案内所で、登山地図や、登山のアドバイスをもらえました。日本語を話すスタッフさんもいました。
その他周辺情報 束草市内の旅館に3泊しました。ここを起点に観光とソラク山登山をしました。
観光は統一展望台に行ってみました。
権金城(コォングムソン)へのロープウエイはまで動いていない。
権金城(コォングムソン)へのロープウエイはまで動いていない。
出だしは幅の広い道です。
出だしは幅の広い道です。
深いV字谷
赤い階段を登っていきます。
赤い階段を登っていきます。
かなり強引に取り付けされている感じです。
かなり強引に取り付けされている感じです。
道標はこんな感じです。
道標はこんな感じです。
喜雲閣(ヒウンガク)待避所に着いた(11時)
喜雲閣(ヒウンガク)待避所に着いた(11時)
主稜線が見えてきた。山頂は女性的な感じです。
主稜線が見えてきた。山頂は女性的な感じです。
馬登嶺(マドゥンニヨン)かな?
馬登嶺(マドゥンニヨン)かな?
中青峰側から、大青峰です。ガスが流れていました。
中青峰側から、大青峰です。ガスが流れていました。
大きな山小屋です。中で少し食べました。
大きな山小屋です。中で少し食べました。
中青峰を振り返ります。白いパラボラアンテナ?が見えています。
中青峰を振り返ります。白いパラボラアンテナ?が見えています。
テチョンボンと書かれている山頂の岩
テチョンボンと書かれている山頂の岩
以前、ソウルで買った登山ガイド本です。このガイドブックにあった雪岳山地図です。
2021年04月29日 08:21撮影 by  Canon MG5700 series, Canon
4/29 8:21
以前、ソウルで買った登山ガイド本です。このガイドブックにあった雪岳山地図です。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 日よけ帽子 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図(ブック) 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

 韓国で登ってみたい山に、雪岳山(ソラクサン、1708m)、漢拏山(ハルラサン、1950m)がある。束草に訪れたもの雪岳山に登ってみたい思いがあったためだ。雪岳山への登山ルートは非常に長い。日帰りをする場合、五色温泉から雪岳山に登り、雪岳洞へ下るのが最も効率よい。今回はその逆コースで歩いてみた。自分は雪岳山の登山地図を持っていたが、国道7号線、雪岳山入口にある観光案内所では雪岳山の登山地図やパンフレットなどがもらえる。また日本語を話すスタッフもいて、雪岳山登山の相談も乗ってくれていたので、登山前に時間があれば、立ち寄ってみるのもよさそうである。
 4時起床。雪岳洞(ソラクトン)へは番の市内バスで行く。番バスの始発は5時35分で、既に日は昇っている。人数が揃えばタクシーの方がよいかもしれない。旅館の近くには24時間のコンビニがあって、この日も行動食など買い出してからバスに乗った。朝一番のバスも、途中のキャンプ場から大学山岳部の人達が大勢乗ってきて、混んでいた。30分で雪岳洞に到着。ここで入山料(2200ウォン)を支払い、いよいよ雪岳山の登山開始。権金城(コォングムソン)へのロープウエイはまで動いていない様である。車が入れるほどの広さの登山道になっている。時折、見える岩稜も青空にはえて美しい。この日は朝から良い天気であった。飛仙台(ピソンデ)を過ぎる頃から深いV字渓谷となり、大学山岳部の数パーティが登攀準備をしていた。ここは岩登りのメッカでもあるらしい。渓谷はますます険しくなり、雪岳山への一般ルートは、岩に強引に取り付けた橙色の鉄梯子を進むことになる。この渓谷を右に左に鉄梯子は進んでいる。三時間で陽瀑(ヤンポク)山荘に到着。営業小屋で、水流もある。小屋で食事をしているとリスが近寄ってきて逃げない。チョコボールを食べた。
陽瀑山荘からV字渓谷は傾斜を更に増し、鉄梯子の眼下には美しい釜を持った滝が連続している。登山道は一度急な勾配を越えると尾根に出た。尾根通しで少し進むと最後の水場である喜雲閣(ヒウンガク)待避所に着いた(11時)。ここは尾根上の様であったが、小青峰(ソチョンボン)からの沢が入っており、水量豊富で冷たくて美味しかった。喜雲閣待避所では先ほど陽瀑山荘で話をした英語の先生が引率している高校性が大勢で昼食準備をしているところだった。ここの小屋も営業していた。
沢で涼んだ後、急なルートを登る。ルートは沢から外れ明瞭な尾根をいく。やっと橙色の梯子は無くなった。時折展望の利くところでは大青峰(テチョンボン)から中青峰(チュンチョンボン)への主稜線が、振り返ると馬登嶺(マドゥンニヨン)からの鋭い岩峰が見える。天気も良く。尾根上を抜ける風が心地良い。五色温泉から縦走してきたパーティがはやくも下山してきた。小青峰の山頂あたりで森林限界を越えたらしく、そこからはハイマツ帯で一機に展望が開ける。どうやって荷揚げしたのか、叔母ちゃんがビーチパラソルを広げ、ラジオを聴きながら、何か冷たいものを売っている。小青峰のピークがここであったらしいが、標識無かったか、素通りしてしまった。中青峰は山頂に気象観測の白いドームが見えた、大青峰へのルートは中青峰の山頂を通らず、左側を巻いている。中青峰を越えたところにあった立派な山小屋で休憩する。大青峰はもう近い。雪岳山は、大青峰他の幾つかのピークからなる山の総称で、雪岳山というピークは無い。雪岳山というと岩稜の荒々しい風景を思い浮かべるが、山頂部は女性的で緩い傾斜のピークになっている。ガスが流れて大青峰が見えたり、またガスに包まれたりしていた。山小屋で軽く食べた後、山頂へと進む。絶好の登山日和に多くの登山者がこの日、雪岳山を楽しんでいた。13時53分。雪岳山最高峰の大青峰に到着した。雪岳洞が6時半だったので、7時間かかった事になる。テチョンボンと書かれている山頂の岩で交代に写真を撮った。
下山は五色温泉へと降りた。右足首が少し痛いので、コースタイムきっちり3時間かけて五色温泉に下山した。下山は長かった、テント泊まりなのか、夕方近くなっても登ってくるパーティは後を絶たなかった。ここは韓国人にとって人気の山なのだろう。五色温泉からタクシーで襄陽(ヤンヤン)へ、襄陽からは番の市内バスに乗り、束草の旅館に戻れたのは19時あった。長い一日は終わった。
雪岳洞→陽瀑山荘(2:50)→大青峰(4:10)→五色温泉(3:20)

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