野反峠から白砂山、上ノ間山(中央分水嶺)
- GPS
- 10:50
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,596m
- 下り
- 1,604m
コースタイム
- 山行
- 9:49
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 10:48
天候 | 晴れ〜薄曇り、のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回歩いた八間山を含む稜線と、ぐんま県境稜線トレイルは、良好に整備されていた。笹原の稜線では風が強かった。 |
写真
感想
野反湖にはダム湖とは思えない風情がある。理由は空が開けているからだ。普通のダム湖は峡谷にあって空が狭く、加えて湖底に沈んだ人々の暮らしが思い起こされることも多く、明るく楽しい気分になりにくい。その点、湿原を湖にした野反湖は自然の湖のように明るい。今なら湿原をせき止めて湖に変える工事は自然保護の観点で難しいことだが、建設当時は許された。同様な例は小規模だが白樺湖や女神湖に見ることができる。
ここは、中央分水嶺が群馬県境から離れている3か所のうちの1つ。野反湖の南にある野反峠(富士見峠)から北の、野反湖を含む水は日本海側に流れている。
今回は、野反峠から中央分水嶺をたどって、まずは北東方向へ稜線を歩き、群馬県境に合流ののち稜線を東にたどって神の愛山ならぬ上ノ間山まで歩いた。
美しい緑の稜線であった。
今までに歩いた稜線の中で、1、2を争う稜線の美しさだと思う。
同じくらい美しい、和田峠から三峰山までの稜線と同じように、笹原が斜面を覆っている。笹原で覆われて木のない場所は風が強いことが多い。今回も谷から吹き上げてきた冷風がややつらいものだった。おそらく10から15メートル/秒くらいあったと思う。逆に風がない場所では暑さを感じた。
稜線は、多数の有名無名のピークの上り下りがあり、体力を消耗するものだった。なるべく遠くまで歩きたかったが、帰路に体力を残すことを考えて上ノ間山で折り返すことにした・・・本当は、上ノ間山の北斜面を降り始めたところ、そこは結構な急斜面で登り返すのが嫌になってそこを折り返し点にした。単独行ならではの気楽な判断。
美しい花が咲いていた。ツツジ、シャクナゲ、シラネアオイ、イワカガミ・・・あまり植物に興味がなかった私も、今回は咲く花に目がとまり、写真に撮り名前を調べた。これらは疲れてへたり始めた心を慰めてくれるものだった。
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