アオバズク(青葉梟)とカモメヅル(鴎蔓)を求めて

2021年06月15日(火) [日帰り]

• GPS: 05:50
• 距離: 27.1km
• 登り: 235m
• 下り: 240m

天候

晴れ

アクセス

自宅 - 御霊神社 - 富士森公園 - 小宮公園 - 自宅 間の移動は自転車

写真

御霊とは非業の死を遂げた人の霊 昔流行った疫病がその御霊の祟(たた)りでその怨霊(おんりょう)を鎮めるために祀ったのが御霊神社(ごりょうじんじゃ)だそうです

ここは八王子市館町にある日本全国に数ある御霊神社の一つ　その神社の境内にあるオオモミジ(大紅葉)の大木

良く見ると何やら枝に留まっている鳥が確認出来ます

青葉は綺麗ですがこれでは顔の表情を確認出来ません　もう少しズームしてみましょう

そうです　アオバズク(青葉梟)という最も人里近くに暮らすフクロウの仲間で青葉が茂る頃に姿が見られるようになることから付けられた名だそうです

暫く待っているとチラッと目を開けてくれました　黄色の目をパッチリと開けて欲しいな〜

そうそうそれでこそアオバズク　遠路はるばるここまで自転車を走らせて来た甲斐がありました

撮影する場所を変えてみるとオオモミジ(大紅葉)の葉の被りを避けることが出来ます　片足立ちで体を掻き始めました

次は富士森公園のツミ(雀鷹)です　ベテランのバーダーの方は雄が雌に餌を渡す1秒あるか無いかの瞬間を撮影されますが私には無理　餌を渡された雌が雛が食べ易い様にかみ砕いています

ええっ！　あの白くて小さな雛は何処へ行ったの？　と目を疑いたくなる程の成長ぶり　もう母親の大きさと大差ありません

青い目だけは未だ残っている様です　家族団らんの一時　

ユッカラン(ユッカ蘭)　先週はこんな花は咲いていなかったのに突然満開になっていました　次は何時もの小宮公園です

小宮公園隣接の大鷹の森へやって来ました　幼鳥が未だ巣にいました

おっと！　勢い良く放尿です　それにしてもピントが全く合っていない

放尿して身を軽くして次は飛行練習

未だ飛び立つことは出来なさそうです　一番成長の早い大鷹の幼鳥は先週は飛べていました　これは多分兄弟の2番目

小宮公園のコバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)がやっと開花です　何処に咲いているか分かりますか

もう離れているし小さいしでやっとの撮影　これでもこれから撮影するオオカモメヅルより大きいのです

あれれ？　楽しみにしていたオオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草)だったのに...

ホタルブクロ(蛍袋)　スマホだと下向きの花の撮影が楽だと初めて認識です　(スマホ用リモコンを使用してみました)

はい　こちらがオオカモメヅル(大鴎蔓)　花の中にもう一つ星形をした花が見えますがこれは副花冠と言うらしい　この形状からカモメを連想したらしい

オオカモメヅルは直径2〜3mmの極小花です　大きいのは葉だけ

ギンリョウソウ(銀竜草)　昨年は友人に教えられて立派なのを撮影できましたが今年はこれで精一杯

これは一体何？　ジャコウアゲハ(麝香揚羽)の幼虫です　ウマノスズクサ(馬の鈴草)に産み付けられた卵がこんな姿に...

ネムノキ(合歓の木)の季節になりました　1年前に撮影したアルバムを見るとこの花があったので今日は忘れずに撮影しようと考えていました

八王子浅川の土手から見下ろす形でネムノキが生えています　バックは浅川の流れ

フェイジョアはグァバなどと同じフトモモ科の常緑樹になる果実で南米が原産　花は特徴的で初めて見た時は驚きました

ノウゼンカズラ(凌霄花)　咲き立ては本当に綺麗　大きなオレンジ色の花は遠くから目立ちます

感想

ランツベルク

アオバズクは最も身近なフクロウの仲間、以前八王子市の多摩森林科学館で初めてその存在を知りました。しかし、そのアオバズクは高い木の上の暗い場所で目を開けることもなく証拠写真を撮るのがやっとでした。

同じ八王子市の館町にある御霊神社(ごりょうじんじゃ)でこの鳥が見れるという情報は昨年から得ていたものの遠方まで行って又証拠写真ではと躊躇していました。ただネットで調べてみるとアオバズクの撮影スポットの様なので騙されたと思って今回挑戦したところ大正解です。
これから営巣や子育ても見られるらしいのですが八王子城跡のサンコウチョウ(三光鳥)の様な密にならなければ行く価値はありそうです。今日は撮影者は私一人で自由に撮影場所を変えながら撮影出来たので満足出来ました。

さて、表題のカモメヅルですが、小宮公園に待望のオオカモメヅル(大鴎蔓)とコバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)が開花です。オオカモメヅルは葉が大きいのにその花は直径3mmくらいですがマクロで撮影してみるとこの花の魅力を理解出来ます。一方、コバノカモメズルは葉が小さいのですが花はオオカモメズルよりは大きいです。

昨日から関東甲信越地方は梅雨入り、その翌日に雨にも降られず満足の散策でした。

Landsberg