富良野岳
- GPS
- 08:33
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 737m
- 下り
- 723m
コースタイム
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:25
同僚は去年、別の同僚と黒岳に登って、今年も登ろうという話になっていると聞いてそう言った。
もう一人の同僚も一緒に働いたことのある人だったから面識はある。
でも結局全く誘われることも無く、まぁ仕事忙しいしね、こういうのって社交辞令が多いしね、と諦めていた。
そうしたら月曜に連絡が来て「富良野岳に登るけど来ますか?」と書かれていた。
いきなり誘われたのが富良野岳だったことに正直かなりビビった私。
二人のレベルが全然分からない。
2012年に初めて大人数(5人)で大きな山を登った時、リーダーの男の子が出発した途端に凄いスピードで登り、あっという間に置いて行かれ、要所要所で待っていたりはしてくれていたものの、「山のどこかにリーダーが居るはず」という感覚でほとんど彼の姿を見ることなく登ったのが私に恐怖を強く植え付けた羊蹄山だった。
翌年も同じメンバーで雨竜沼湿原から暑寒別岳に登った時も、出発時、湿原到着時、南暑寒別、暑寒別、下山時、くらいしかリーダーの所在を確認することが出来ないくらい置いて行かれた。
大人数で登っても私はみんなの脚を引っ張るほど歩みがのろいんだと自覚し、一人で登り始めるようになった。
マイペースで登るソロ登山は最初は怖かったけど、置き去りにされた登山の中でもたくさん学ぶこともあり、少しずつ必要な物や本の見方と自分のペースを学習していき、いつの間にか人と登ることの方が怖い人になってしまった。
絶対一人の方がいいじゃん。
誰にも置いて行かれないし、誰にも迷惑かけない。
2019年に羊蹄山で一緒に置いて行かれた友人と久しぶりに登山したらガッツリトラブり、今現在彼女とは音信不通のまま。
本当に私は一人じゃないとダメなんだと思っていた。
そんな過去の色々なトラウマがあり、一発目に誘われたのが富良野岳という遠くてハイレベルな山にビビった。
私は二人についていけるんだろうか?
二人に迷惑かけないで登れるんだろうか?
ところが実際に会って話してみると、二人ともなんとまさかの今年初登山。
リーダーと思われる人は出発後間もなくから私の目には相当バテているように見えて非常に不安。
なんか「何かあったら私の責任だから何でも持ってきているから大丈夫!」と大きなザックを見せてくれたけど、何かあった時に何か出来るようには見えなかった。
恐らくこの3人の中で一番体力があるのは私だ。
なんでこの二人、今年初登山に富良野岳をチョイスしたんだろう?
色々聞いてみると、初心者の人が(私は今日の今日まで彼女が初心者とは知らなかった)去年の黒岳よりは長い時間登るような山に登りたい、と注文したところ、リーダー的な人が「じゃあ旭岳か富良野岳」と言い、初心者の人が「じゃあ富良野岳」と決まったそう。
チャレンジャーだなぁ。
まぁ色々な考え方があるしね?
確かにお休み少ないし、やっと一緒の休みが取れたらそこそこの山に登りたい気持ちは凄くわかる。
昔の私は間違いなくそのタイプだった。
だから尚更分かる。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
向かいにある凌雲閣の駐車場が空いているとそこに停める人も居るらしいし、道路わきにどんどん並んで駐車していきます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場からスロープの上り口に登山ポストがあります。 危険個所は特にありません。 |
その他周辺情報 | 私は今回もノー温泉、ノー外食で帰ってきたけど、友人たちは吹上温泉に行くと言っていました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
笛
計画書
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
「私ね〜残り200メートルになったらもう水なんか飲まないで一気に登るから」
私が在職中にリーダー的な人から聞いた唯一の山の話が謎の自慢話のような話で、私はいつも山を登るとき、この言葉を思い出しては何となく笑っていた。
どういう意味なのか未だに分からない。
仕事でも口だけ達者で有名な方だったので、ナルホド!と思った。
そう言う事ね。
そういう気持ちで登ればいいのね。
でも人とワイワイしゃべりながらゆっくり登り、足を止め、何かを見ながら会話し、足を進める、そういう登山も私には非常に新鮮で楽しかった。
とりあえず暗くなるまでに無事に下山出来ればいいと思う事にした。
何度も、何度も、何度も、休憩を挟んで山頂到着。
夏場の富良野岳は初めてだったので夏の風景に感激。
ずっと二人がどこのポイントでカップラーメンを食べるかで相談していたので、見たいと思っていたのに、結局二人ともカップ麺は食べず、パンとおやつだけで終わらせていた。
カップラーメン作るところ、見たかったなぁ〜。
結局登りに4時間、下りに3時間くらいかかったけど、ヤマレコを見てみたら『標準ペース』と書かれていたことに目からウロコ。
このペースが標準ペースなんだ。
こういう風に登ってもいいんだ。
初心者の人の方は下山時何度も転倒を繰り返していたけど、大きな事故も怪我もなく日のあるうちに下山出来て、とっても満足だったし、とっても楽しかった。
また機会があれば是非とも誘って欲しいと思った。
出来たら札幌近郊のもう少し規模の小さい山をワイワイしながら登りたいなぁと思った。
コロナのデルタ株の事を考えたら、今回の富良野岳は誘われなかったら絶対に行かなかった山だと思うので、誘ってもらえて良かった。
そしていい天気に恵まれて本当に良かった。
コメント
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今回も楽しく読ませてもらいました。
お友達きっと暑くてカップラーメン食べれなかったのかな??
涼しい時期に一緒に登ると食べる所見れるかもですね。笑
私はいつもお米(おにぎり)関係でガッツリお腹をいっぱいにする方なんだけど、友達二人とも棒パンだけで、そんなんじゃ力出なくない?と思っていました。
いつカップ麺を食べるのか興味津々だったんだけど、汁の話とかゴミの話とかしていて辞めていました。
下山時もコーヒーの話になっていたのに、オシッコの話になり中止になっていました。
見たかったなぁ〜。
(返信遅くなってすみません)
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