安土山 −城郭の革命児信長の居城・安土城へ登る−

2021年10月30日(土) [日帰り]

• GPS: 02:06
• 距離: 2.9km
• 登り: 102m
• 下り: 104m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:06
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:06

12:33 スタート地点
14:39 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

近江八幡市安土町下豊浦にある城跡は国の特別史跡にしていされています。
駐車場は城址前に大きな駐車場が無料であります。
安土城址拝観は、一般社団法人　安土山保勝会により維持運営を行なっておりますので受付にて拝観料（大人700円）が必要です。

コース状況／危険箇所等

拝観コースが整備されています。公開されている安土城址は滋賀県が1989年（平成元年）から20年にわたって安土城の発掘調査を実施整備された一部（全体の20％）のみです。

写真

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登城口（安土城址・�宛�寺）より安土山を望む

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安土城縄張り図。天守跡（天主）のある安土山山頂を目指します

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大手道と呼ばれる両脇に家臣の屋敷跡に挟まれた石段が続きます

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前田利家の屋敷跡と伝わる場所の石垣

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伝 前田利家邸跡から大手道を見る

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大手道を挟んで反対側には伝 羽柴秀吉邸があります

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伝 羽柴秀吉邸跡の石垣を望む

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復元整備された高石垣

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隅石も大小の石を組み合わせた算木積みに近い積み方

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敷地内には建物跡の礎石が多く見受けられる。大きな建物が建っていたようだ

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大手道越しに伝 徳川家康邸と伝わる現在�宛�寺本堂が建つ敷地を望む

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秀吉の屋敷跡復元図

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先へ進みます

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紅葉の最盛期ならもっときれいでしょう

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多くの石仏がこの大手道の石段に使われています

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やはり踏むのをためらいます

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信長の右筆・茶人でもある　伝 武井夕庵邸跡。

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草ぼうぼうのこの敷地内の裏手にある木々に隠れた高石垣は見事です

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さらに石段は続きます

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平らな場所に出ました

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ここは信長の嫡男・伝 織田信忠邸跡です。

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左は帰路になる�宛�寺跡・三重塔、仁王門がある方向。右は本丸・天主へと続く経路

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この曲輪の外側も石垣で固められています

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右に折れて二の丸・本丸へと向かいます

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石段歩きはなだらかですがこたえます

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黒鉄門跡に着きました

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左に折れさらに右に折れる防御性に富んだ最初の門です

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石の大きさが本日見てきたこれまでの石垣と比べて大きくなりました

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主郭周辺の地図。この図から黒鉄門は登城口側に一の門（薬医門）があり、左に折れたのち右に折れた側に二の門（櫓門）とそれに続く多門櫓があったと思われ、門と門の間が枡形を形成していたようです

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二の門を抜けると正面に二の丸の高石垣がありました

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石垣の上に多門櫓・正面の低い石塁の上に土塀があったと推定

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二の丸の石垣上には周囲をぐるりと多門櫓が立ち並んでいた

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この隅部は二重櫓が建っていた

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石段を上がった先に二の御門（櫓門）があった

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石段上に櫓門、石垣上に二重櫓が建っていたそうです

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二の御門から左に折れて三の御門へと続く石段を望む

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三の御門へ上がる石段の上がり際に二重櫓が建っていた櫓台とその前にある仏足石（下）

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仏足石（上から）、崩れた石垣の中から出てきた転用石と思われる

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石段の先に三の御門（櫓門）があった

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このスペースは三の御門をくぐった先の枡形内（ここも伝 二の丸跡）。前方の一段上がった先も二の丸跡

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石段の先に二の丸跡上段（二段に分れている）

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三の御門の櫓台を振り返る

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櫓台の横に本丸へと続く狭い通路。左の石垣は天守台の石垣。もみじがきれい

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まずは、信長廟がある二の丸跡（上段）へ向かいます

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御殿が建っていた場所に信長廟があります。

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豊臣秀吉が造営したと伝わる信長廟

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信長廟の右方は草に覆われて判りづらいが天守台の石垣

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三の御門跡まで戻る

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天守台の石垣

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三の御門の横に建っていた二重櫓の櫓台

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天守台の石垣

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同じく天守台の石垣。この面の折れ角度を見ると天守土台は正方形ではなく、多角形（不当辺八角形）だったと判ります

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本丸南面の石塁上には多門櫓が建っていた

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伝 三の丸（名坂邸跡）の石垣。本丸より一段高い

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三の丸入り口はこの先にあるが、立ち入り禁止

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本丸から見た三の丸石垣

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足元を見ると本丸にあった御殿跡の礎石が多数見られます

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本丸から見た天守台

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本丸も二段になっている。この石段を上がります

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石段は途中で左に折れています

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一段あがった場所（伝 本丸取付台）の先に天守台に上がる石段が見える

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天守台へ上がる石段も途中で右に折れる複雑さ

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石段途中にある天主閣跡の標柱

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着きました。天主閣内です

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天主は地階もあり穴蔵となっています

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地階には大きな礎石が所狭しと並んでいます。礎石の上に柱が立っていたわけです

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石垣上はこんな感じです

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石垣上から見た天主礎石。穴蔵は炎上倒壊した天守残骸や長年の土砂の堆積でほとんど埋まっていたそうですが、発掘調査でここまで判るようになりました

10/30 13:33

来場者が立っているところの天主北西側は見晴らしの良い場所です。

10/30 13:33

石垣の眼下に二の丸跡の信長廟が見えます

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はるか先に琵琶湖が見えますが、当時はここ安土山が湖面に突き出た半島のようだったそうです

10/30 13:34

天守台石垣上面に天守一階部分載っていましたが、現在の石垣上面の幅や高さは昭和15年に崩壊部分の修正・補強がされているので本来の幅・高さはこれよりも広く・高かったようです。

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伝 本丸取付台から見た本丸東虎口のようす

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伝 本丸取付台から本丸跡へ降りる石段

10/30 13:49

伝 本丸取付台の石垣

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天守台南面の石垣

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石垣の上部は崩壊して樹木が生い茂っています。かつてはもっと高かったことでしょう

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隅部は当時の石垣職人も苦労した事でしょう

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本丸東虎口から見た本丸跡。ここには伝 本丸取付台と三の丸をつなぐ渡櫓門があったと伝わります

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同じく東虎口の右側の石垣。伝 本丸取付台の石垣の東角部にあたります。鋭角な角部に平面を設けて平面に直交で櫓門が三の丸に渡されていた。他の城にはあまり見られないですね

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本丸側から見た渡櫓門跡

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本丸南東虎口にある櫓台の石垣。大きな石は鏡石と思われる

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その櫓台は左の木々に隠れた左側の石垣と対で本丸南東虎口（本丸裏門）を形成しています

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二の丸下帯曲輪にある伝 長谷川邸跡。信長次男信雄の家系の大和宇陀藩四代の墓所となっています。

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�宛�寺跡へ向かいます

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階段を上がります

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石垣が積まれてますが、江戸時代のものと思われます

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修復跡も見られます。打ち込みハギの布積みが見られます

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�宛�寺本堂跡

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ここから見える湖は琵琶湖ではなく西の湖です

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三重塔（重要文化財）

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二王門（重要文化財）

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立派な造りです

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仁王像があります

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仁王像

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�宛�寺跡への道は百々橋口道（どどばしぐちどう）と呼ばれています

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ここを進むと大手道に通じます

撮影機器：

PowerShot SX720 HS CANON

感想

tos-M

安土城跡へ行きました。
織田信長が築いた当時最高水準のお城です。
防御性が低い城と言われていますが、この城は戦うための城というよりは
政治的要素の高い城で、天皇の行幸も考えて造られた御殿中心の城だった
との事です。城跡全域が見学出来ないのが残念ですが、それでも素晴らしい
遺構です。