浄土山周辺初滑り



- GPS
- 04:06
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 912m
- 下り
- 528m
コースタイム
24日: 浄土山南峰7:00-10:00室堂11:52-12:28室堂山12:42-12:53室堂
天候 | 23日:晴れ、24日:午前霧・小雪、午後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
火曜-金曜降雪続きの後の晴れの土日、入山時から新雪雪崩危険の意識はあった。 沢筋は登りには使わないようにしたが、浄土山北東面の沢などを滑り、自己判断では危険を感じなかったが、大走りの雪崩事故の後は危険個所と指示されていた。 |
写真
感想
23日の雪崩事故で亡くなられた7人の方々のご冥福を心からお祈りします。
山行前の火曜から金曜まで4日連続アルペンバスは悪天運休が続き、この間相当の新雪があった筈だ。
土曜日は朝から全線運行されたが、除雪の関係で一番バスが室堂に着いたのは10時半頃だった。真砂岳西面の大走りで雪崩が起きたのは10:55だ。
僕らは浄土山泊りで、先ず一の越方面へのトレースに乗って登り、一の越の手前で外れて浄土山南峰に上がる。新雪雪崩が怖いと言う意識は事故を知る前から一応あって、浄土山へ沢通しには行かずに早めに尾根筋に上がった。下りには既に沢山のシュプールがつけられている沢を滑ったので、絶対安全だったかと言われると何とも言えない。
1m以上の新雪が積もったと言うが、ウインドパックされていたと思われトレースを外れてもスキーなら踝以上に潜らず、ラッセルの苦労は殆どなかった。
浄土山頂で昼休み、午後は軽身で南東沢を滑って雄山谷に達し、登り返して本日行動終了。
日曜日: 明け方は風強く若干吹雪いていた。ガスが切れて晴れる兆しと思い7時に出発して浄土山北東沢を一の越の下まで滑り、トラバースして山崎カールを下から覗きに行った。ところがまたガスがかかってしかもかなり濃く、雪酔いしそうな状況になってた。雷鳥平方面に滑り降りることを考えていたが、止めて室堂に下りて様子を見ることにした。
Dちゃんは午後街で用事があるのでそのまま室堂から下山した。Nishidenは室堂ターミナルの中で晴れるのを待つことにしたが、その間に埼玉のSさんと偶然出会った。Sさんはグループで来ていて昨日大走りを登って下りたのだという。上でピットチェックを行って弱層を確認し、絶対沢に入らないよう気をつけて下りたのだそうだ。現場の全員がそれだけの慎重さがあれば事故は起きなかったのではないかと言う。
ターミナル内では、新聞記者が休んでいるスキーヤーに片っ端から取材して回り、SさんとNishidenも一緒に取材された。
亡くなられた7人は夫婦2人と5人のパーティー、5人パーティーのリーダーはSさんの知り合いであった。山スキーの大ベテランで雪崩には非常に慎重であった筈と言う。パーティーはかなり下の、もう平坦になった所で休んでいたらしい。今回の雪崩は規模が大きく、普通ならここまで先ずやって来ないと思う所で巻き込まれてしまったようだ。
正午近くになってガスが切れだし、山の上も見えて来た。室堂山に登って1本滑ることにした。室堂山からの景色も360度素晴らしく、特に南側に五色が原に続く稜線と薬師岳、槍ケ岳などを望む景色は、普段一の越などから見ているのと角度が違い、新鮮だった。
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