東河内稜線繋ぎ 青薙崩

- GPS
- 12:51
- 距離
- 36.8km
- 登り
- 2,959m
- 下り
- 2,962m
コースタイム
- 山行
- 10:39
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 12:50
| 天候 | 晴れ☀️ 1日中快晴で風も穏やかで気持ちよかったです。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
元々、大根沢山とか登る人、砂利の広い駐車場使ってるから平気かなとおもったけど、前日電話で駐車場の端っこ貸してもらえませんか?と問い合わせたら快く了解してくれました。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
<白樺荘〜青薙山> 白樺荘〜畑薙第一ダム、沼平ゲートまでは舗装路歩き。 沼平ゲートで登山届を出し青薙山登山口まで林道歩き。東俣林道は現在畑薙大吊橋の少し先から自動車は通行止めで河原を迂回するようになっていますが徒歩、自転車は通行可。 青薙登山口からしばらくは急登。 一部足元が脆いところがあるので注意。 池の平、赤崩の頭まではルートは明瞭。青薙山までは踏み跡が薄くなるがもこの時期は下草がないので踏み跡は分かりやすい。マークは以前よりも増えている感じ。 <青薙山〜イタドリ山〜水無峠山> 青薙分岐までは五分程度。 青薙崩れに向かって下って行くがマーキング、踏み跡は期待できない。 崩落地側を歩いて行けばそれっぽい踏み跡や獣道みたいのがある程度。 核心は青薙崩 最も危険な所は5〜10mぐらい。 足元はボロボロ、両サイドは切れ落ち幅は片足が置けるぐらい。確保無しで通過は自分にはちょっと考えられない。 崩落地上部に木が二本。下部のものは細く若干不安定なので上部のしっかりした方を支点に懸垂した。ロープは20mでちょうどぴったりだった。 誰が残していったか分からないロープが二本あったがトラロープは長さがギリギリだし滑る。崩落地の下部まで繋がっている長いロープはしっかり固定されていたが崩落地から離れているしアレを手を伸ばして掴んで歩くのはかえって怖いんじゃないかと。 危険個所通過後も灌木を越えるところも足元は崩れているし少しの間は注意。 青薙崩通過後もイタドリ山までは尾根歩きだが踏み跡薄く油断はできない。 どちらかというと東寄りを歩いていれば間違えないと思う。 イタドリ山〜青笹山〜青薙山は一般登山道同等。 三の沢山、水無峠山は少し複雑な地形で広々としていてマークも踏み跡も少なく注意が必要。 <水無峠山〜白樺荘> 水無峠山から東に下り東河内温泉に下る峠尾根ルートはマーキングの類は無く踏み跡も不明瞭。1900〜1500mぐらいまでの広い尾根(尾根と呼べるのか?)は落ち葉で平らになっていて足元の凹凸も分からないぐらいで踏み跡などは消されて皆無。地形も難しくコンパスで方向を修正しながらルーファイはかなり苦戦した。1400ぐらいから獣害防止のビニールテープが巻かれた木がたくさん出始め、突如明瞭な道が出てくる。 ここからは明瞭で歩きやすい道になり下山はあっという間。 林道に出てからはひたすら道なりに白樺荘まで。 舗装路がトータル8キロぐらいあって思ったより長かった。 |
| その他周辺情報 | 白樺荘。 日帰りは18時まで |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
長袖インナー
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
サブザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ナイフ
ロープ20m
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ロープスリング
|
|---|
感想
南嶺から安倍奥までの主稜線で繋がっていない区間が青薙崩。
今シーズンはここを何とか繋げたいなと思っていたら春先に知人が上手く通過して指標を示したくれました。
行こう行こうと思いながら先延ばしになってしまい、この後は雪が降っちゃうし既にだいぶ日も短くなって来たので今のうちに行かなきゃと足を運びました。
日が出ている時間は10時間ちょい。林道歩きはヘッデンでも仕方ないか。
白樺荘を4時頃出発したかったけど予定より一時間近く遅れちゃいました。
途中沼平の指導所で届を出し、月明りで明るく照らされた林道を歩いて登山口へ。
畑薙大吊橋ぐらいですっかり明るくなっていたのでヘッデンは片付けます。
まずは急登を登り池の平まで。
途中携帯を落としてしまい斜面を10mぐらい滑って行く様を見てるだけしかなかった時は焦った・・・。
回収できてよかったよ。
池の平で水を補給し一息。
今日はとてもいい天気だけどこの時間で日陰だと結構冷えますね。赤崩れの頭で迫力ある崩れと目の前の南アルプスの眺めを楽しみ青薙山へ。
この時期は下草が少ないので薄い踏み跡も比較的良くわかり歩きやすかったです。青薙山もさっと通過し核心部へ。
崩落地までも結構急な急な下りで結構慎重に歩かないと滑ります。
崩落地に到着。
下調べはしてきましたのでここでロープ類の準備。
ロープをセットし核心部の通過に全集中。
10m程度の懸垂ですがこれだけ足元がボロボロだとかなり気を使いますね。
最後のところは馬乗りで通過。ロープを回収し先に進みますが一番危険なとこの後も油断は禁物完全に樹林帯まで進んだらほっと一息った感じですかな。
大無間の崩落地とかが可愛く見えますね。
残地ロープがありましたが個人的には撤去しちゃった方が良い気がします。
あまり安全な感じだとは思えないし誰かが使って事故起きたらと思うと怖い。
こういうとこは自力で通過できない人は準備なり経験値なりを上げてから来た方が良いかなと。山岳会なり行政がちゃんと登山道整備で設置するならいいと思うけど。
崩落地通過後は楽園小笹平。
地味にルーファイが必要な尾根を歩いてしばらくするとイタドリ山です。
イタドリ山から青笹山までは結構しっかりした道で快適。
そこから三ノ沢山、水無峠山までは地形も複雑でマークや踏み跡も少なめで多少気を付けながら歩かないと間違えそうだけど初見ではないので問題なし。
三ノ沢山から西側の尾根を下るか水無峠山から西側の尾根を下るか迷いましたが今回は水無峠山から下る事にしました。
こちらの道が元々薄いであろう踏み跡が落ち葉で完全に真っ平になってしまっていて全然わからず何度もコンパスで方向を修正しながら下りました。
特に1900〜1700mぐらいが全然わからず。
道はそれ程期待してなかったけど今の時期は結構この落ち葉でそれっぽい踏み跡も不明瞭になっちゃうとこもあるから注意。
1400mぐらいからは樹木保護のビニールテープ巻いた木が出てきて、それまで全然わからなかった道も明瞭に。
一気にペースが上がり東河内温泉まではあっという間に下れました。
林道は3〜4キロぐらい歩いて戻る感覚だったけどよく考えてみれば県道60号だけでも4キロある訳で・・・地味に長かったです。
舗装路は車が通るから危なくないようにヘッデン点けたけど、まぁなしでも歩けるぐらいには下山できました。
青薙崩れはいつ完全に通過できなくなっちゃうかわからないところでもあるので何とか歩けるうちに通れて良かったです。
南嶺〜東河内〜安倍奥の稜線で唯一未踏だった区間がようやくつながりました。
コメント
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まめぴょん












初めまして、ではなかったと思いますが・・
白樺荘駐車場についてですが、元々山側の駐車場は登山者にも開放されていて、白樺荘起点で大無間〜大根沢山周回をされる方がほとんどだと思います。
聖平小屋のFacebookにも、沼平駐車場が満車の時は白樺荘駐車場に置いてくださいと書かれています。
青薙崩通過おめでとうございます。
ワイルドな出で立ちのmamepyonさんも新鮮でした。
お疲れさまでした。
白樺荘の駐車場は自分も大根沢山とか登る時とか何度か利用させてもらってますが、今現在沼平はガラガラですし連休中で温泉へのお客さんが来るだろうと思いご迷惑をおかけしないかと確認させてもらいました。
青薙崩れは何年か前から行こう行こうと思いながら後回しになってしまっているうちにどんどん状況が酷くなって来てたので行けて良かったです。
今後崩落が酷くなったら完全に通行できなくになるかもしれませんしね。
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