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Yamareco

記録ID: 3777314
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

【過去レコ】秘湯唐沢鉱泉から天狗岳

2006年06月17日(土) [日帰り]
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ryotakana その他3人
GPS
--:--
距離
8.0km
登り
864m
下り
856m

コースタイム

日帰り
山行
6:15
休憩
1:40
合計
7:55
7:05
95
8:40
9:00
25
9:25
9:30
40
10:10
10:50
20
11:10
11:20
80
12:40
13:05
115
15:00
唐沢鉱泉
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2006年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 唐沢鉱泉で日帰り入浴
http://www.karasawakousen.com/
予約できる山小屋
黒百合ヒュッテ
唐沢鉱泉
2006年06月17日 07:06撮影 by  CYBERSHOT, SONY
6/17 7:06
唐沢鉱泉
休憩中
2006年06月17日 08:44撮影 by  CYBERSHOT, SONY
6/17 8:44
休憩中
南八ヶ岳
2006年06月17日 08:48撮影 by  CYBERSHOT, SONY
6/17 8:48
南八ヶ岳
雲の間から鳳凰三山・北岳・甲斐駒・仙丈
2006年06月17日 08:48撮影 by  CYBERSHOT, SONY
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6/17 8:48
雲の間から鳳凰三山・北岳・甲斐駒・仙丈
第二展望台からの西天狗
2006年06月17日 09:37撮影 by  CYBERSHOT, SONY
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6/17 9:37
第二展望台からの西天狗
東天狗
2006年06月17日 10:16撮影 by  CYBERSHOT, SONY
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6/17 10:16
東天狗
蓼科山・北横岳
2006年06月17日 11:12撮影 by  CYBERSHOT, SONY
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6/17 11:12
蓼科山・北横岳
硫黄岳の火口が眼前に迫る
2006年06月17日 11:13撮影 by  CYBERSHOT, SONY
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6/17 11:13
硫黄岳の火口が眼前に迫る
東天狗からの西天狗
2006年06月17日 11:14撮影 by  CYBERSHOT, SONY
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6/17 11:14
東天狗からの西天狗
右:西天狗/左:東天狗
2006年06月17日 12:27撮影 by  CYBERSHOT, SONY
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6/17 12:27
右:西天狗/左:東天狗
スリバチ池
2006年06月17日 12:31撮影 by  CYBERSHOT, SONY
6/17 12:31
スリバチ池
黒百合ヒュッテ
2006年06月17日 12:40撮影 by  CYBERSHOT, SONY
6/17 12:40
黒百合ヒュッテ
撮影機器:

感想

4月末から計画していた天狗岳.今回はTさんが登山デビューのため,展望,歩行時間,危険度などでバランスが取れた天狗岳を選ぶ.
すでに梅雨に入っており,天気が心配されるところ.案の定,週間予報では,ずっと雨の予想であった.しかし,木曜日から「曇り」の予報に変わり,さらに金曜日には「晴れ」へと変わる.
岐阜を2時過ぎに出発.昭和区にあるTさんの自宅へと向かう.途中のコンビニで買出しの後,名古屋ICから高速に乗る.諏訪ICで高速を降り,あとは登山口である唐沢鉱泉を目指す.最後の数キロは未舗装であったが,ゆっくり走れば問題ない程度.
6時半に唐沢鉱泉の駐車場に車を置く.意外にも先客はわずかに2台で,まだ十分にスペースが空いている.
まず,しゃくなげ橋と書かれた橋を渡って,山腹に取り付く.苔むした針葉樹林で,木の根が張り出したところや,溶岩がゴツゴツしているところが多い.小鳥のさえずりが聞こえるのみの静かな登山道.単独行の男性に追い抜かれただけで,あとは誰にも出会わない.
やがて,T字路の分岐に達し,ここからは西尾根の登りになる.この辺りは展望も開けず,単調な登りが続くので,気分的にも辛い区間だ.「第一展望台まで10分」の看板が現れると,『元気が出る』(←ガイドブックより).
第一展望台に立つと,一気に展望が広がる.思っていたよりも見事な眺めに歓声が上がる.今回は予め,カシミールで作成した展望図を持参したので,山座同定を試みる.まず,これから登る西天狗,そこから南へ八ヶ岳の稜線(根石岳,硫黄岳,横岳,赤岳,阿弥陀岳,峰の松目,編笠岳).さらに南アルプスの秀峰も雲上に顔を出している.去年,苦労して登った甲斐駒,仙丈に加え,今年登る予定の北岳.やっぱり知っている山が見えると,途端に元気が湧いてくる.風も心地よいこの展望台で,おにぎりを食べて大休止.
第一展望台から再び樹林帯に入り,第二展望台を目指す.第二展望台からは西天狗が大きく迫る.一旦,コルまで下って溶岩の斜面を登り返す.頭を使って足場を考えながら登らなければならず,なかなかしんどいところだ.談笑するグループの声が聞こえてくると西天狗の山頂は近い.どうやら学生さんのグループのようで,4人での記念写真を撮ってもらう.
西天狗山頂は,小拾い平坦な山頂でゆっくりくつろげる.先ほどの展望に加え,槍・穂まで見えたのには正直驚いた.朝はガスが立ち込めていたが,とても梅雨とは思えない青空に変わっている.雲の間からは,のびやかに広がる信州の街並みも俯瞰することができる.
続いて,東天狗へと移動する.東天狗は縦走コース上に位置しているため,西天狗よりも賑やかだ.東天狗からは硫黄岳の火口の迫力がすごい.また,北に目をやれば,諏訪富士とも呼ばれる蓼科山がよく目立つ.
ここから黒百合ヒュッテの建つ黒百合平への下りとなる.小休止を繰り返しながら,足を捻らぬようゆっくりと下っていく.東天狗から見えたヒュッテとスリバチ池であるが,これがなかなか見えてこない.振り返って東・西天狗の双耳峰が見える頃,ようやくヒュッテに近づく.
黒百合ヒュッテは名物の小屋番さんがいるということで,以前『山と渓谷』にも特集されていた小屋だ.小屋の前にベンチがあり,ここで一休みさせてもらう.また,バッジも多数販売されており,「天狗岳」(400円)と「北八ヶ岳」(300円)の2つを購入する.
ヒュッテからは唐沢鉱泉へコースタイムで90分.疲れた体にはこたえるが,もうひと踏ん張りだ.ヒュッテ直下のルートは唐沢沿いで,飛び石を拾っていかなければならず,バランス感覚が必要となる.展望もなくなってしまい,単調な下りに皆,口数も少なくなってしまう.唐沢鉱泉の建物が見えたときに,ようやくほっとすることができる.下山はコースタイムよりも時間がかかってしまったが,4人とも無事下山することができてよかった.
荷物を車に置いた後,日本秘湯を守る会会員の湯に浸かる.帰路,高速に乗る前に雨が降り出し,途中かなりの大雨となった.まさに梅雨の合間の晴れ時に山に行くことができ,ラッキーであった.名古屋についた後,焼肉さかいで腹ごしらえし,またの山行を誓って岐阜へと戻る.今回の運転時間は,「高岡→岐阜3時間」+「岐阜→名古屋1時間」+「名古屋→唐沢鉱泉3時間」+「唐沢鉱泉→名古屋4時間」+「名古屋→岐阜1時間」の計12時間!!!さすがにぐったり・・・
八ヶ岳へは高岡から松本経由で行けば,アクセスも今回ほどは時間がかからない.登山コースも多く,展望も良い山域なので是非,また訪れてみたい.

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