武尊沢〜武尊山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,103m
- 下り
- 1,106m
コースタイム
10/21 6:30起床−裏見ノ滝7:30−8:40武尊沢出合9:20−武尊沢−11:45武尊山
12:35ー13:35手白沢避難小屋上13:50−15:00裏見ノ滝駐車場16:00=
ラーメン武尊=湯ノ小屋温泉「洞元荘」=水上駅
天候 | 曇り時々小雨のち晴れ |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
地形図:「藤原湖」「鎌田」 参考トポ:「上信越の谷105」(山と渓谷社) 遡行グレード:2級 滝登攀グレード:卦蕁複潅複横毅軋譴曚) |
写真
感想
深夜の関越自動車道も赤城高原にさしかかるころには、道路の左側だけが
深い霧の蓋で覆われていた。放射冷却だ。明日の水の冷たさが思いやられる。
水上インターを降り途中の7−11で買い出し。
おそらく今季はこれが沢納めになるだろう。
今年11回目の遡行としはまずまずの成果である。
藤原ダムを過ぎたあたりで細めの道路に右折し観光スポットである裏見ノ滝の
駐車場に停める。テントを張って仮眠。久しぶりに金縛りに遭い山の霊と戦う?
翌朝予定通り7:30発。しばらくは緩い登りの林道を歩き
手白沢小屋への分岐を見送り剣ケ峰方向へ。
武尊沢を横切る地点までは登りで結構汗をかかされた。
8:40武尊沢出合着。見上げると右側には小振りなナメ滝をかけている
アルキガクボが合流している。左のゴーロが目指す武尊沢だ。
沢仕度をして9:20出発。しばらくはゴーロ帯が続く。
10分も歩くと最初のナメ滝。難なく通過して、ここからは全体的にナメの連続。
トポにはFナンバーがふられているが、小さなナメの連続でどこがどこかは
よくわからない。
途中核心と思われるところは3カ所あった。
1番目の滝は出だし右岸の草付きが脆くてちょっと苦労したが
あとはフリーで登れる。いずれも卦蘢度。
4段25m滝をフリーで登る頃から両岸の岩峰がドーンと迫ってくる。
結構な迫力だ。まるで黒部峡谷のミニチュア版。ここがこの沢の見所。
晴れていれば最高の景色でゆっくりしたかったのだけれども
如何せん寒い!谷風が集約していて強いし、空は天気予報と裏腹に
一向に晴れることがないばかりか、時折冷たい雨が頬を刺す。
滝の中のホールドを探っているときも十秒も手を晒していれば凍える凍える。
岩峰群を終えれば二俣。その前にも二俣があり勘違いしそうになったが
トポにある二俣は、左俣がいかにも脆そうな土壌のハングになっている。
左俣の右岸草付き尾根状を登り、これを越えた。
その上部も幾筋かの沢に分かれている。
一番左側を行けば、最後約20m程度の笹藪漕ぎで、武尊山西側の登山道に出る。
山頂まで5−6分の距離であった。
しかし相変わらず頂上はたいそうな登山者の数である。さすが百名山。
我々の沢格好は一般中高年登山者にはいかにもめずらしいような視線。
下山は手白沢小屋経由のルートをとる。
稜線から見る谷間の紅葉は今が見頃のようで、赤緑黄色のまだら模様が
ようやく出始めた陽光に輝いていた。
車を走らせ更に奥利根方面の「ラーメン武尊」で腹ごしらえ。
昔僕がパラグライダー講習に通いつめた頃、ここで食していたスタミナラーメンは
まだ健在であった。凄いのだ、このスタミナラーメンは。
名前の通りおろしニンニクとニラがてんこ盛りなのに加え、大きな揚げ豚がポイント。
一人で食べると気になるが、みんなで食べれば臭いなんか気にしない。
そして更に奥の湯の小屋温泉「洞元荘」。
1,000だが狸の入るお風呂として有名であり、川を隔てて大きな露天が2つある。
内風呂にはヒノキ風呂もあり、こちらは石鹸・シャンプーとも揃っている。
お風呂の渡り浴でもすれば1,000は決して高くないであろう。
この後、今日帰るHくんを水上駅に送り、僕は夜遅く明日のパラグライダー講習に
やってくるえびちゃん、ともちゃんとお試し参加のSさんを迎えに
上毛高原駅に向かうのであった。
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