記録ID: 3792135
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雪山ハイキング
白山
【両白】桧峠から行く初冬新雪の大日ヶ岳・鎌ヶ峰・水後山
2021年11月28日(日) [日帰り]
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体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:54
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,061m
- 下り
- 1,053m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 7:32
距離 13.0km
登り 1,064m
下り 1,061m
14:10
天候 | 天気:晴れ 気温:桧峠で−4℃(朝6:30頃)、大日ヶ岳で−5℃ 風:北西の風3〜4m/s |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
また、石徹白大杉・美濃禅定道の登山口へ通ずる大杉林道は既に冬季通行止めとなっていた。 桧峠の大日ヶ岳登山口に駐車スペースがあるが、この時期はラッセル車などの除雪車両の置き場にもなっているため、空きスペースは数台分程度となっている。それでもこの時期ここから大日ヶ岳に登る登山者は少ないと思われるので、これで十分とも思える。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白山周辺ではここ数日でかなりの降雪があり、この大日ヶ岳でも積雪はかなりの量になっていた。この桧峠からの登山道も最初から全行程に渡って積雪で、降りたてホヤホヤ激烈パウダーの雪質で、ツボ足ではまともに歩く事は困難であり、ほとんど全ての行程でスノーシューを使用した。それでも膝〜腿まで沈むことが多く、もちろんトレースも無いため、ラッセルとなった。 以下、個別の状況。 @桧峠登山口からゲレンデトップまで: 登山口からしばらくの間は樹林帯で積雪は10〜20cm。この箇所のみツボ足でも歩きやすかったが、ゲレンデに出ると積雪量は30〜40cmとなり、ツボ足では沈み込みが煩わしかった為、ここからスノーシューを着用し、快適な登高ができた。ただし帰りの下り方向ではスノーシューの苦手とするシチュエーションのため、足首が異様に疲れた。 @ゲレンデトップから水後山まで: ここから更に積雪量は増えて多い所で60cm位となり、激烈パウダーのためスノーシューでも沈み込みが大きくて、ここから先はほぼラッセルとなった。しかも雪の重みで藪が倒れ込んでいる箇所多数で歩きにくいことこの上なし。水後山手前の急斜面では激烈パウダーがズルズル崩れて登り上がるのにカナリ苦労した。 @水後山から鎌ヶ峰まで: この先稜線歩きとなる。積雪量は60cm前後で相変わらずスーパーパウダースノー。スノーリッジも形成されつつあるが、このくらいであれば危険な状況ではなく、特に問題なく通過できた。鎌ヶ峰直下はパウダースノーが壁のような角度でそそり立つ超急斜面で、ここだけでカナリの時間を費やした。 @鎌ヶ峰から大日ヶ岳まで: 引き続き稜線歩きだがアップタウンが大きい。積雪量は80cm位で所々100cm以上ある箇所も。下り切ってからの登り返しでまたしても壁のような角度の急斜面が立ちはだかり途方に暮れてしまった。根性で登り上がったが足が攣ってしまい、新雪パウダーの急斜面の難しさを嫌というほど味わった。 |
その他周辺情報 | ウイングヒルズ白鳥リゾートが運営する温泉施設『満天の湯』がある。営業時間は平日10:00〜19:00、土日祝は10:00〜20:00 |
写真
ゲレンデに出て標高差300m位の直登となる。全面しっかりと雪に覆われており滑走可能のように見える。ここからスノーシューを装着して登っていく。超快適!今日はこのまま快適なスノーシューハイキングが楽しめるとこの時は思っていたのだが・・・
鎌ヶ峰の標柱が見えているが、その直下はまるで壁のよう。しかも激烈パウダースノーなので3歩進んでは2歩落ちるみたいな感じなので、時間がかかってしょうがない。こんなのが何度も繰り返されるのだからたまらない!
この写真を撮る前で、この日最大の試練。壁のような角度の急斜面で一歩も前に進まない状況に。スノーシューを外して挑むも外した途端腰上まで埋まってしまいニッチもサッチもいかない。最終的にはスノーシューをショベル代わりにして雪を掻き出し灌木に掴まり上に上がるの繰り返しで突破した。
往路は激ラッセルだったが、帰りは自分のトレースがあってもう安心と思い、重いスノーシューを外してチェーンスパイクにしてみた途端、激烈ズボズボ地獄となってしまい慌ててスノーシューに戻した。スノーシューの凄さを実感した瞬間だった(笑)
撮影機器:
感想
これからの季節、低山が面白い季節になってきた。そんな中、白山周辺ではここ数日でこの時期としては多くの降雪があったので、今回は美濃禅定道をスノーシューハイクしようと思い立ち向かってみた。すると登山口に至る林道が無慈悲の冬季通行止め。。。ということで急遽予定を変更して大日ヶ岳に行くことにした。もうあと数日で12月だとはいえ、11月にしてしかも1700mそこそこの山でこれほどの雪に出会えて満足過ぎてお腹いっぱい(笑) 大量降雪直後の厳しさも存分に体験できて良かった。
以下備忘録
着用衣服・装備(スタート時):
メリノウールのベースとタイツ、ハードフリースジャケット、靴下(厚手)、ビーニー、ハードシェルパンツゲイター内蔵、防寒テムレス、前後コバ付きブーツ、ウィペット2本
@持参装備・衣服(状況により使用する物など):
チェーンスパイク、12本爪アイゼン、スノーシュー(使用)、ハードシェルジャケット、予備化繊ベースレイヤー、予備靴下、化繊中綿ジャケット、化繊中綿パンツ、厳冬期のグローブ2個、薄手のグローブ、ヘッドランプ2個、調理器具一式、予備のGPS機、気象観測計
@飲・食料:
ポカリ4リットル(うち1.8リットル消費)、コンビニおにぎり2個(消費)、たまごロールパン(消費せず)、ミニアンパン5個入り(消費せず)、カップらーめん(消費せず)、ブドウ糖アメ5個(消費せず)、小魚ナッツ20グラム入り(消費せず)、ビスコ3袋(消費せず)
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