十津川 果無峠 熊野本宮 （小辺路）

2013年12月22日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 19.0km
• 登り: 1,274m
• 下り: 1,404m

コースタイム

小辺路登山口 7:06
7:28 果無集落・世界遺産碑
8:24 観音堂 8:27
8:52 果無峠
9:45 七色分岐
10:20 八木尾バス停
10:40 道の駅「ほんぐう」休憩 10:55
11:14 三軒茶屋後
11:48 熊野本宮 参拝 11:55
12:05 大斎原（おおゆのはら）参拝
　食事・世界遺産センター等で時間潰し
本宮バス停15:26−[十津川村バス移動]−16:00柳本橋下車−小辺路登山口・車回収

天候

晴れ　ややうす曇あり
気温 -1〜13℃
出発登山口4℃　果無峠-1℃　熊野本宮13℃（あたたかく感じた）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大阪より十津川村・小辺路登山口まで2時間40分程度（トイレ休憩1回含む）。
国道168号は天辻トンネル周辺の路肩に残雪があったが無問題。工事箇所は何箇所かあるが注意して進めば大丈夫でしょう。
五條の山間部、十津川村には信号も極端に少なく快走路が多い。
本日スタートの登山口下部150m（3〜4台分）と上部100m（6台分）の駐車場あり。

コース状況／危険箇所等

標示等適切で間違うことはなかった。ただ、名前のみの表記で説明が欲しいなぁと思う箇所がいくつかあった。
果無（はてなし）峠越えで、峠までは常に登り、峠を越えてからは常に下りと分かりやすい道だった。

出会った人　小辺路3名　中辺路10名（程）
　　　　　　　参拝者、町の人はノーカウント
目撃にょろ　0にょろ

写真

（赤い）柳本橋のすぐ脇の小辺路（こへち・こへじ）のマップ。西国三十三箇所に合わせて33体の観音様が迎えてくれる。

さて、登山口の逆方向（十津川方向）の標示と渡ってきた赤い柳本橋。

今日の登山口。

進行方向、早速の登りです。

年代の感じられる石畳の道。

登りが続く。少し温まる。

途中、開けた所から十津川・集落を眺める。

ここから桑畑果無（くわはたはてなし）集落。
にほんの里山100選の一つです。
http://www.sato100.com/?page_id=208
先週、町石道から眺めた天野集落に同じ
http://www.sato100.com/?page_id=210

33体の観音様の31・32・33番は小辺路から外れた、櫟砂古（いちざこ）バス停ルートに置かれている（らしい）。

美味しそう。いやいや、大きな鯉と小さなお家。

集落内、素敵な演出。

集落内、味わい・趣き深いです。

パンフ等でよく見る世界遺産碑。
これが見たくて、何度かバイクでツーリングしてきました。
初夏が花が多くて一番良かったかなぁ。

お家の軒を通る小辺路。

観音様が迎えてくださる。

車道に出て、10mほど進んで・・

第2登山口って感じ。

登りが続きます。

観音様は一定間隔を保って置かれていない。

昔、水田だった所。

天水田。
沢・小川が無く、雨水を頼りにお米を作っていたらしい。十津川は（北方領土の村は除く）日本一広い村であるが水田はとても少ない。山と狭い畑が多い。

細く進む小辺路。

雑木のトンネル。なんか気持ち良い。

茶屋跡。下の水田（天水田）のオーナーさんの茶屋だった。

明るい、

歩きよい、

（登りつつ）左に開けた所から、（向かって）右に大森山、左に玉置山の大峰奥駈道の山脈を望む。

今度は右に開けた所から、奥の雪を乗せた伯母子岳、その手前の三浦峠の山々。
伯母子岳はかなりの積雪のようですね。あそこまで、その向こうまで小辺路は続いています。

標高700mを過ぎると路肩に白いものが・・。

二十一番観音様。私的妄想。
「あれ？お買い物のお帰りですか？」
「なんか、寒いからなぁ、今日は鍋やねん。それにしても野菜、高いなぁ。」

どんどん白さが増してくる。

観音堂に到着。

観音堂にお参り。

水が美味しい！！！
両手で、3回すくっていただきました。

白く・・、いや、真っ白になってきた。

開けた所から、登ってきた十津川、果無集落を眺める。
ガイドには釈迦ヶ岳が望めるとあるがガスで見通しがきかない。

十八番観音様。ずん 飯尾氏を思い出す。
「昼間からゴロゴロォゴロゴロ〜、あ〜あぁ、ミスチル一人募集しねーかな。」

積雪は7cm程度、アイゼンは不要。
なんだか、1人分の足跡が1往復分ある。

果無峠到着。

峠には十七番観音様。なんだか一回りサイズが大きい。

下り始めて・・、ここからは足跡が無い。

いや、小さな足跡があった。誰だろう？肉球的に見えるけど。

六字名号碑。
なんのこっちゃ？

快適な下り道。

な〜んか、こうゆう細道、好き！

十四番観音様。私的妄想。
「なんか？お悩みでも？」「歯が痛いんすか？」
ちょっと、表情が優れない。

二十町石。どこから20町か不明？
この後、三十丁石もあった。

初めてのハイカーさんとすれ違う。
上は、雪もありますのでご安全に。

今日一の急勾配。が、手を使う程ではない両足2輪駆動で十分でした。

誕生石。？？？なに？説明が欲しい。
（聞かれてるのかな）あっ、私は5月生まれでエメラルドです。と言っても・・。

なんか、雰囲気の違った道となる。

熊野川と本宮を眺める。

たまに開けると期待する・・。

300mほど下に七色集落を望む。なんて素敵な名前でしょう「七色」ですよ！
英語だとseven collar、それともrainbow。いや、nanairoか。

ここ、注意点。心理的に下りなので（向かって）左の道を選びそうだが、小辺路は右が正しいです。

南紀らしい植生の、ウバメガシの多い木のトンネル。

七番観音様。にっこりしてて・・、私的妄想。
（私）「観音様、なんか良い事あったんすか？」
（観音様）「ぅう〜ん、まあなぁ、今日、カップヌードル食べてんけど、エビが7つ入っててん、。」

果無峠の本宮向きの下りは、檜・杉の植林が少なく雑木、自然林が多い。

また、開けてて・・

七色方向を見下ろして。
「人間ってスッゴイもの作るなぁ。」

ここでお二人さんと・・。
外国の方でした。

休憩設備・・、だが、朽ちてて使えそうに無い。

水道施設現る。
この下の集落の方たちの簡易水道かな？
配水の起点にメーターが付いてるのか。ふ〜ん。

集落に出る。

お家の庭が小辺路。私的妄想。
「なんか、富士山が世界遺産になったって騒いでたけど、おらんちの庭は10年ほど前から世界遺産だじょ。」

車道に出る。

車道に下りる。八木尾バス停。

う〜ん、十津川戻りのバスが丁度だったが、やっぱ熊野本宮まで歩くとしよう。
ほどなく十津川村村営バスを見送る。

熊野川を眺めながら歩く。
2年前の豪雨でこの広い川が氾濫したという。ちょっと、想像しがたい。

道の駅「ほんぐう」。
バイパス道路が出来てしまって車両の流れが変わったようで少し寂しくなってきた。

道の駅内部。熊野参拝道の案内が充実している。

東屋でプシュータイム。
今日も、ひこにゃんと同行二人。

車道歩き再開。
おっもサンタさんが6人、今、一番忙しいと思いますが・・。

交通量はやや少ない。

ここの標識を三軒茶屋へ。

少し登りが続く。

標示に従い・・。

確かに三軒分くらいの茶屋スペースがありますね。

中辺路（なかへち・なかへじ）に合流。

この案内石、有名らしいです。
右かうや（高野）、左きみい寺（紀三井寺）。

関所とな？どの時代だろう？

ここからは中辺路と共用ルートとなる。

中辺路の方が古く（平安期）からの参拝道で小辺路は15世紀頃から出現となる。

ルートを外れて「ちょっとより道」ルートへ。

広場、桜が多く、お弁当適地。

大斎原（おおゆのはら）を眺める。
明治までこの鳥居の後の森の中に熊野本宮は在していた。

古道に戻って・・、
「母の手を引く優しい息子、仲良きことは美しきかな。」

熊野本宮、到着。

本宮社殿。

黒いポスト。
ヤタガラスにちなんで黒いのですね。だぶん（？）。

ここから奥は写真不可。
門を潜ってお参りしました。

大絵馬。あれ？「午」だ、ちょっとフライングななぁ。

やっぱ、熊野本宮は参拝者多いです。

正面からパチリ。

大斎原（おおゆのはら）へもお参り。

キレイな手水。
世界遺産の石碑

明治の水害まであった熊野本宮社殿跡。
これより奥は恐れ多く写真に撮らず。

国道側の鳥居の上にカラスが！
3本足のヤタガラスと違って足は2本でした。

ハイキングは終了。
15:26発のバスまで3時間ほどある。
とりあえず食事。

ランチはカレーかベーグルサンドらしく。カレーを選択。
キノコのヘルシーカレーで甘くて辛かった。

のんびり散策。
「かんばろう本宮」水害からの復興に力強く・・。

「がんばろう本・・・、官？」
「官」って？？？

世界遺産センターでじっくり過ごします。

北棟、南棟のそれぞれで、説明ムービーを2時間近くループで観ました。

本宮バス停にて、隣の駐車車両にひこにゃん発見！
ツバを下げてて目が見えない。

バス車内。
温泉10L100円はお高いような？100Lで1000円。一般のお風呂って100Lでは一杯にならんよなぁ。

バスの運転手さんに、バス停じゃない柳本橋の手前で下ろしていただく。ありがとうございましたっ。
小辺路、登山口近くの自車の駐車地まで戻る。

感想

DCT

早く目覚めて、天気も良さげなので十津川村まで行ってみた。
果無峠越えの小辺路は十分に楽しい道だった。
しんどい思いをして参拝するのは、辛い思いがあるほどご利益が得られるという考えらしい。
熊野古道ルートは沢山あるので他のコースも味わってみたいと強く感じた。

コメント

ゲスト

熊野古道いいですね。
私、一度も歩いたことないんですよ。
歩きたいなぁ。

DCT

熊野古道・・
tengu-さん年末で多少詰め込み気味な日々で、返事が遅くなり申し訳ございません。

熊野古道、良いです。
中辺路の小雲取コースの「百間ぐら」へ行きたいと秘かに計画を・・。（ってここに書いてるじゃん。）
「辺路」は四国のお「遍路」と同意語のようです。