赤倉岳〜高田大岳〜硫黄岳


- GPS
- 05:39
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,035m
- 下り
- 1,450m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 5:39
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は全般的に安定していて不安個所なし。数日前の新しい降雪も急速に春雪へ変化しているのを感じる。 |
その他周辺情報 | 酸ヶ湯泊。 |
写真
(この翌日コンディションが整ったので行ってみた- https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4063884.html )
感想
山スキーの醍醐味の一つは、登山道に規定されず自由自在に山を駆け巡ることができることだろう。ルートを線でつないでいく一般登山と違い、地形図を面として捉えて自由にルートを描くことができるので、想像力を働かせればクリエイティブな登山が可能になる。特に八甲田のように平坦な台地の上に緩やかな尾根と谷で形成された山ではそれが十分に可能だ。雪も豊富で安定しており天候も持ちそうなので、今回は山スキーの機動力を生かした少し大胆な計画を立ててみた。
ロープウェイは8:45始発だが混んでいて一本目には乗れず、次の9:00の便に乗る。平日なのに激込みだった。山頂からはガイド隊と同じトレースを少し進み、途中から分かれて赤倉岳の登りにかかる。赤倉岳は最初ガスの中だったが、登るうちに晴れてきた。大崩壊地形はかなりの迫力。その間を行く赤倉北面の谷地形は素晴らしい斜面だ。機会があったら滑走してみたい(この翌日にコンディションが整ったので行ってみた- https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4063884.html)。今回は赤倉岳と井戸岳のコルから硬めの緩斜面を南東方向へ滑走。気持ちが良いが滑りすぎると登り返しが長くなるので、ほどほどのところでやめて小岳と高田大岳のコルを目指して登り返す。高田大岳は迷路のような樹氷の間を登るが、傾斜もあるので結構テクニカル。上部は強風の中エビの尻尾の発達した斜面を登って山頂へ。何とかスキーのまま登れた。高田大岳からの下りは最初はエビの尻尾地獄。少し方向を誤り、一本西寄りのルンゼに入ってしまうが、谷地形に入ると雪は悪くなかった。予定とは異なったが結果オーライということにする。その後は完全オリジナルの平坦地の大トラバース。積雪量が多く沢筋も埋まっていたので、苦も無く硫黄岳のコルへ。硫黄岳東斜面がいい感じに見える。雪をチェックすると安定していたので、頂上から一本。誰も滑っていない大斜面に一本のトレースを描いて大満足。仙人岱ヒュッテまで登り返して、地獄湯ノ沢を酸ヶ湯まで滑って下山。ルートの効率が良かったせいか、思ったほど疲労を感じることもなかったが、とても満足の行くスキー登山だった。
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