【過去レコ】 ヾ儔司燭茲衒坡淹魁Ω現岳周回
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- GPS
- 10:20
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,474m
- 下り
- 1,465m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所を見ている余裕がなかった。 |
写真
感想
【2014. 2.12】
山梨日々新聞の催物欄に北杜市長坂支所主催の「編笠山・権現岳トレッキング」の参加者募集広告を見つけて、電話して聞くと市外からでも参加費100円で参加できると言う。
私のような初心者は権現岳と聞くと二の足を踏んでしまいますが、大勢が一緒ならなんとかなるかと申し込むことにした。
以下の文書は少し長いが、3回に分けてその登山の内容を友人に送ったメールの原文である。
当時のリアルな感想が述べられているので、原文のまま掲載したい。
『観音平には5時前に着きましたが、登山者は朝が早く既に大駐車場は三割方一杯です。
周りをぶらぶらしてロッジで「延命水」の水道を見っけ飲んでみましたが美味しいので、焼酎を割るのに良いので土産に汲んで帰ることにしました。
程なく入口で長坂支所の方々が受付を始めたので100円払って参加賞を貰い、聞いてみると50人ほどの参加で総勢60人以上とのこと。
6時に主催者の挨拶と注意があり、女性がトイレを済ませるのを待ち6:20いよいよ出発です。
参加者を見てみると65歳以下ぐらいで比較的若い、特に女性は4・50代の方々が多いいようです。
このような機会を待っていた山好きが多く、市外からの参加者が半分以上いるようです。
良く見ると小学生の女の子が二人います。
小さいほうのナオちゃんは三年生で、聞けば一年生の時から参加しているようです。
このような子にも登れるのなら私にも登れそうだと、この時は嬉しくなりました。
登山協会の小野さん(40代のレンジャーで整骨院と太極拳をしているカモシカのような女性)が先頭になり、登るペースはいつもの自分のペースよりかなり速いようです。
前に話をしぱなしに登る男性二人がいますが、私は息が切れハアハア言っているのに良く息が切れないものかと感心します。
それでも30分おき位に3・4分の小休止が入りますので何とか水も飲めてついていけます。
50分ぐらいで雲海展望台に着き休憩です。
この辺りでは天気も良く観音平で山頂を見ると霧の中だったのですが、上に登るに従って霧も晴れてくるような感じです。
夏の青空と白雲をシルエットに鳳凰三山が映え、その向こうに白根三山が聳えます。
さらに50分で青年小屋への巻道が分れる、押出川に到着します。
ここから遥か甲府盆地の隅々までを見下ろす鳥瞰は素晴らしく、遥か先に富士が高く聳えます。
富士山は不思議な山で、遠くに行けば行くほど高く見えます。
押出川より一箇所の鉄梯子がある岩だらけの登山道を、70分程急登し編笠山山頂に到着です。
去年はここでビールを飲み、一時間以上遊んで青年小屋経由で下山しました。
今回は山頂に着くとだんだん霧が出てきて、山岳会の方々が雷が怖いのでと言うので早々に青年小屋に下山しました。
さて、網笠山(2,524m)頂上は前回同様に直ぐに霧が発ちこめ期待された展望は得られません。
予報では雷があるかもしれないと言うので、先が長いので早々に青年小屋に岩の重なるゴーロ帯を通り下山します。
わずか20分下るだけで霧の下に出て、晴れているので面白い。
ここからの富士山がまた素晴らしい。
水場に5分ほど歩き、美味しい延命水を味わいにいく。
ここより初体験のコースに入り、傾斜もきつくなる。
狼煙場から見る権現岳の山頂は大きな岩山の上になる、あすこまでどうやって登るのかと思ってしまう。
権現小屋にはできたばかりのトイレが尾根の上にあり、扉に「赤岳展望台」と洒落が書いてある。
トイレの窓から断崖越しに勇壮な赤岳が拝める趣向だ。
岩山に掛かると、噂の鎖場がいよいよ出てくる。
前面は全て鎖場といって良く、たまたま霧が出てきたので足下が見えずに済んだが、遥か絶壁の上を鎖伝いに横に歩いたり上に這い上がったり、大勢で来て良かった。
前の人が鎖に取り付くので真似をして取り付き、後ろの人に先に促され何とか登れるようだ。
一人だったら、見て震えどうしようか考えたりで大変だったろう。
青年小屋から一時間半で権現岳(2,715m)山頂に到着する。
山頂は小雨交じりの霧で、着いたときに撮った先頭で着いた鈴木(地元では有名な登山家)さんの写真だけになった。
ここでも再度合羽を着て、握り飯を掻き込み、早々に三ツ頭方面に下山する。
さて、権現岳ですが山頂は雨で写真は一枚だけで、北杜では有名な人らしいのですが、どこか朝日の運転手に似ている人です。
カッパを着てお握りをほお張りながら後ろの人達を待つのですが、ずいぶん差が開いているようなので組を分けて先組みで出発します。
私の前をあの三年生のナオちゃんが母親と一緒に歩いてます。
流石に小学生の運動靴では滑るようで、下りは苦手で時間が掛かります。
所々母親が先になるのですが、ほとんど一人で頑張ります。
たまに尻餅をつくのですが、笑っています。
ほんとに可愛い、小さな山ガールです。
三ッ頭(2,580m)まで40分下ると青空で、振り返れば今下ってきた権現岳が霧の中に山頂を隠してそそり立ちます。
あんな急斜面を下りてきたのかと驚きます。
左にはギボシ岳とやや低く編笠山が控え、右にはいつか登るであろう八ヶ岳の主峰赤岳が霧の中に顔を出します。
これから下る登山道を大変そうに登ってくる登山者の後に、富士が雲間から顔を出しています。
甲府盆地を見下ろしながらヘリポートまで80分のご機嫌な尾根下りです。
ヘリポートで先発組みの解散式を行い、さらに観音平まで90分を歩き切ります。
天候の加減で山頂での休憩時間が短かかったから、総時間は休憩込みの10時間になった。
今回の山行きは持久力とスピード、それに少し危険なところ等、一人で参加しある程度自信になった。
これで次の山へ一歩を踏み出せる!』
今回は登山地図のコースタイムが9時間の上級者コースに50人以上が参加して、それを10人以上の長坂支所と地元山岳会の皆さんがサポートしてトレッキングを開催してくださった。
大変なご苦労があったことでしょう。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。
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