那須疏水を歩く

2022年03月13日(日) [日帰り]

• GPS: 07:11
• 距離: 26.8km
• 登り: 58m
• 下り: 264m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:37
• 休憩: 0:35
• 合計: 7:12

距離 26.8km 登り 58m 下り 268m

7:07 道の駅 那須高原友愛の森
7:40 7:49 那須疏水公園
10:48 11:11 那須疏水蛇尾川サイフォン出口
11:27 11:30 蟇沼用水の立体交差
14:19 道の駅 那須野が原博物館

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

行き：最寄駅から黒磯へ電車移動
黒磯駅6:50発　関東自動車　那須湯元温泉行き
友愛の森下車　7:04着　

コース状況／危険箇所等

基本的に舗装路歩き
蛇尾川を渡渉する時のみ、足元に注意

その他周辺情報

第一分水の調査レコは→https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4571457.html

写真

3/13 6:44

本日は、最寄駅から黒磯に電車でやってきました。12日のダイヤ改正で、新型車両に置き換わったローカル線です。

3/13 6:47

黒磯駅には、皇族専用の出口があります。
今は、新幹線を利用して那須塩原駅を利用する為、もう使われなくなった出口です

3/13 7:08

この地域では遅れるのは当たり前のバスに乗って、友愛の森で下車。早いので誰も居ません

3/13 7:26

歩き出し、那珂川を渡る橋の手前から旧道を進みます

3/13 7:34

那珂川の流れによって削られた高低差です。時より氾濫を起こしているこの川、恐ろしいですね〜

3/13 7:40

那須疏水の原点、那須疏水公園にやって来ました

3/13 7:45

那須疏水の現在使用している取水口
周囲には、昔の取水口も残されています

3/13 7:54

取水口からの水が地下を通り、地上に現れたポイントには、古い橋も残されている

3/13 7:55

それでは、那須疏水を下るコースの始まりです

3/13 8:23

しばらく地下や、民有地内を通って来た疏水が、車道と交差しました。それにしても、かなりの水量です

3/13 8:29

りんどうラインを右折します

3/13 8:37

疏水が分岐する最初の、分水工
「第一分水工」のゲートです

3/13 8:38

かなりの水量が、分水されています

3/13 8:39

分岐した第一分水とは、ここでお別れ

3/13 8:47

この地域には、牧場が沢山あります。

3/13 8:49

そろそろ、花の時期ですね！

3/13 8:52

那須疏水本流

3/13 8:57

あれあれ、ゲートが開けっ放しだ！ちゃんと管理してください

3/13 8:59

疏水の水によって発電する新青木発電所、昔は周辺に電気が無く、このような発電所で、ご近所の明かりを灯していたそうです

3/13 9:00

出力500kw。かなりの発電ができるようです。
このような発電所をたくさん作れば、この地域もエコですね

3/13 9:03

発電所から放出された水が、那須疏水に合流します
この水は、木の俣川上流部からから取水した水で、戸田調整池を通り、この場所で那須疏水と合流しています

3/13 9:04

第二分水のゲートが見えてきました

3/13 9:06

右側が第二分水、支流の方が太い幅となっています

3/13 9:07

第二分水は、本流から分岐した直後に、また分水しております。真中が第二分水、右が青木南用水路、左が埼玉用水路？若しくは放水路と思われます。後日調査要

3/13 9:10

那須疏水と並行して流れる、青木南用水路を辿ります。こうして各農家へと分水されていたようです

3/13 9:17

暗渠となった疏水。この町で、このような風景は良く見られます

3/13 9:18

板室街道と交差します

3/13 9:20

疏水の案内板

3/13 9:25

青木南用水路と思われる流れは、住宅の地下も通り、続いて行きます

3/13 9:41

道路もそうだが、いろいろなパイプラインと交差しています

3/13 9:41

木の俣川を源流とした、戸田用水路が合流

3/13 10:00

分岐する、鹿野崎用水路施設

3/13 10:05

箕輪放水路

3/13 10:06

増水した際などに、熊川に放水する施設かと思われる

3/13 10:07

疏水が熊川と立体交差する、サイフォン入口

3/13 10:07

この川の地下を疏水はくぐります

3/13 10:08

地下から湧き出てきた疏水、サイフォンの原理によって、川の下をくぐってまいりました

3/13 10:22

立林用水路が合流、疏水の流量が一気に増えました

3/13 10:28

洞島用水路の分岐

3/13 10:41

那須疏水最大の難所、蛇尾川サイフォンの入口に来ました。すごい勢いで疏水の水は、地下深くに吸い込まれていきます

3/13 10:46

この大河の地下をサイフォンの原理によって、通過していきます

3/13 10:51

蛇尾川を渡渉し終えると、旧サイフォンの展示場があります。このような導水路が、267mにわたり蛇尾川の地下に埋められていたそうです

3/13 10:52

現在使用中のサイフォン出口です。すごい量の水が湧き出ています

3/13 11:17

先に進み蛇尾川に通ずる、横林放水路

3/13 11:17

ここに水が流れるときは、あるのだろうか？

3/13 11:19

地元では接骨木(にわとこ)街道と、言っている道路を横断。その先は、進入禁止のゲートがあるので一時迂回します

3/13 11:21

道を挟んで2つある一里塚、こちらの塚の上には三角点あり

3/13 11:28

疏水同士が平面交差する、珍しい場所にやって来ました

3/13 11:28

蟇沼用水の立体交差

3/13 11:29

交差してきた疏水は、蛇尾川を源流とする蟇沼用水路、大蛇尾川と蛇尾川の合流場所から取水した水路です

3/13 11:29

蟇沼用水路から折戸用水路に名を変えた水路は、那須疏水へと合流しています

3/13 11:30

折戸用水路からの残り水は、横林用水路となります

3/13 11:31

蟇沼用水路の水が、那須疏水へと合流

3/13 11:38

進んで行くとラジコン専用サーキット
本日は沢山の方がラジコン走行を楽しんでいました

3/13 11:39

千本松浄水場取水施設、監視カメラがあります

3/13 11:39

いろいろな設備があります。こちらは、水の中の固形物を分離する装置です

3/13 11:40

サンプリング水槽

3/13 11:53

そして、千本松浄水場の脇を進んで行きます

3/13 12:06

赤田調整池への取水口

3/13 12:11

ウォーターパークの案内あり。
何やらありそうです

3/13 12:14

疏水の幅は広くなり、穏やかな流れと変りました

3/13 12:17

ぞうさん水車

3/13 12:20

カラ・コロ水車

3/13 12:27

ガラガラ水車
発電機の展示場となっていました

3/13 12:30

第三分水工

3/13 12:31

第三分水が、分岐していく

3/13 12:34

国道400号を渡り、第四分水工

3/13 12:34

第四分水、加治屋堀が分水していきます

3/13 12:36

那須疏水本流はここ第四分水まで。
足元に咲く福寿草を見れたので、帰りましょう

3/13 12:39

国道400号を南下

3/13 12:44

西那須野塩原インターを通過

3/13 13:32

途中の「あさひや」にて昼食

3/13 13:39

道路沿いには、細々流れる那須疏水の支流あり

3/13 13:40

通り道で、いつも気になっていた神社に立ち寄り

3/13 13:57

疏水の支流に沿って南下します

3/13 14:12

わが街の三島神社に到着
手作りみたいだけど、ちょっと寂しすぎる

3/13 14:17

本日は、家の近所「道の駅那須野が原博物館」にて終了。お疲れ様でした

撮影機器：

Canon EOS M6 Canon

感想

てやんで〜い

那須疏水は、那珂川と箒川に挟まれた那須野が原の大地に、水を送水する為に作られた、疏水です。
元々雨が降っても、大地に水が浸透してしまい、作物が育たない土地だっために開拓した、事業のようです。
幼少のころから地元に住む方は、学校などで学習するのでしょうが、私は他県からの移住者のため、那須疏水の事がよく分からず、今回調査をいたしました。
今回の調査では、本流を歩いただけなので、今後、分水された疏水の状況も、調査していきたいと思っています。

コメント

かんと

いゃ〜　日本三代疏水の一つ那須疏水を調べて頂きありがとうございます。地元民として
知らないことが沢山あり参考になりました！

てやんで〜い

contract24さん、コメントありがとうございます。
今住んでいる土地に、歴史的な構造物の那須疎水があることで、興味が湧き調査しました。
初めは、蛇尾川になぜ水が流れていないのか？と、言うことから始まり、上流部を調べると、とても奇麗な水が流れている事がわかりました。その延長で那須疎水に興味を持ち始めた訳です。
残念ながらこの地元の方々は、地元の事に興味がない方が多い。聞いても分からない事が多々あります。もっと素晴らしい地元の事を分かってもらいたいですね！