新雪の編笠山・西岳 雪山初級者パニくる
- GPS
- 11:48
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,318m
- 下り
- 1,310m
コースタイム
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 3:48
- 合計
- 11:44
ログ GARMIN62S
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山口→編笠山】 前日に降雪があり、登山口から薄っすらと雪。先週まではトレースしっかりで雪も固まって歩きやすいとのことだったが、考えていた以上に雪が降った模様で、トレースがかなり消えていた。 道を外れると股まで踏み抜き。足元をストックで突いて足場を確認しつつ、暗闇の中印を探しながら登った。 森林限界を越えると爆風。おそらく風速12m/sくらいあったのではないか。多分体感温度は-20℃を下回っていたと思う。すぐに手足の指の感覚がなくなって凍傷の危険を感じた。 岩と雪のミックスで登りにくくペースが上がらず。運動量が上がらないので手足がヤバくなってくる。 山頂の東の樹林の影で風を避ける。お湯を沸かして暖を取って何とか助かった。 【編笠山→西岳】 編笠山から青年小屋に降りる道の入口が雪で埋まって全く分からなかった。道を探して樹林に足を踏み入れると、胸まで沈んでヤバかった。ポールで足場を確認しながら一時間ほどウロウロしてやっと道を見つける。 このころには爆風はすっかり収まり、ポカポカ陽気に。山の天候は変わりやすいとはよく言うが、極端すぎる。さっきまで凍傷になるかと思ったほど寒かったのに。 青年小屋までは踏み抜きが多かったので、ポールで足元を確認しながらところどころ微妙に残っているトレースらしきものを頼りに超ゆっくり降りた。 青年小屋から西岳への道はトレースは完全になくなっていたが、リボンがたくさんあったので道はわかりやすかった。がしかし、少し道を外れると踏み抜き地獄。腰まで落ちては這い上がるを何度か繰り返した。 【西岳→登山口】 たくさん登って来る人がおられたので、しっかりしたトレースがついてとても降りやすかった。踏み抜きをすることもなかった。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
ストック
登山靴
手袋
帽子
行動食
昼食
飲料水2L
コッフェル
救急セット
ヘッドライト
予備電池
GPS
熊鈴
コンパス
地図
時計
携帯
財布
保険証
筆記用具
一眼カメラ
レンズ
ジオライン
フリース
ソフトシェル
ズボン
登山靴下
予備紐
ライター
ビバークシート
防寒着
傘
カッパ
チェーンスパイク
10本爪軽アイゼン
三脚
ミニ三脚
ココヘリ発信機
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---|
感想
予想以上に雪が降っていて、トレースがほとんどなくなっていた。
登山道は印が多数あるので、それを頼りに登る。
月明かりが明るかったので、森の中もほのかに光があったのも幸いした。
森林限界を越えると爆風。体感温度は-20℃を下回っていたのではないかと思う。手足の指の感覚がすぐになくなっていった。
岩と雪のミックスは雪を踏み抜いてしまったりして登りにくく、運動量が上がらず余計に手足が冷えた。
風を避けるためにとにかく山頂を目指して、登頂後東側の樹林で風をしのいで何とか難を逃れた。
すぐにお湯を沸かして暖をとも思ったけど、この時間に登ってきて暖を取っている間光が変わっていくのがもったいないので、日の出までは撮影をした。
温かいコーヒーを飲むと生き返る思いだった。
うまい。
命のコーヒーだ…。などとつぶやきながら景色を眺め、落ち着いてきてから撮影再開。
青年小屋に降りようと思ったけど、山頂からの降口が雪で埋まってわからなかった。
たしか、樹林の中を抜ける道があったと記憶していたのだが、足を踏み入れると胸まで沈んで焦った。
小一時間樹林の周りや中をストックで足元を調べながらウロウロしながらようやく道を見つけた。
このころには爆風もおさまっていた。
だいたい、いつも夜明け前って風が強いんですよね。
西岳へ向かう途中まではトレースがなかったので、新雪ラッセルを楽しめた。登山道を少し外れると踏み抜き地獄。何度か四つん這いになって這い上がった。
西岳へ向かう途中で、あちらから来た方と会う。やっとトレースが付いた道を歩けた。
西岳ではポカポカ陽気があまりにも快適すぎて一時間もまったりしてしまった。
踏み抜き地獄、ノントレース、爆風で大変でしたがいい経験になりました。
しかし、厳冬期の槍穂高に行って、夜中から撮ってる人はどんな装備で行っているのだろうか。
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