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Yamareco

記録ID: 4099271
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

新雪の編笠山・西岳 雪山初級者パニくる

2022年03月20日(日) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:48
距離
12.3km
登り
1,318m
下り
1,310m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:56
休憩
3:48
合計
11:44
距離 12.3km 登り 1,318m 下り 1,318m
1:48
10
1:58
2:00
33
2:33
167
5:20
7:34
52
8:26
8:46
13
8:59
9:05
69
10:14
11:14
39
11:53
31
12:24
12:28
4
12:32
15
12:50
ゴール地点
荷物重量 MAX14kg
ログ GARMIN62S
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
富士見高原リゾートB1駐車場に駐車。40台くらい停められそう。
コース状況/
危険箇所等
【登山口→編笠山】
前日に降雪があり、登山口から薄っすらと雪。先週まではトレースしっかりで雪も固まって歩きやすいとのことだったが、考えていた以上に雪が降った模様で、トレースがかなり消えていた。
道を外れると股まで踏み抜き。足元をストックで突いて足場を確認しつつ、暗闇の中印を探しながら登った。
森林限界を越えると爆風。おそらく風速12m/sくらいあったのではないか。多分体感温度は-20℃を下回っていたと思う。すぐに手足の指の感覚がなくなって凍傷の危険を感じた。
岩と雪のミックスで登りにくくペースが上がらず。運動量が上がらないので手足がヤバくなってくる。
山頂の東の樹林の影で風を避ける。お湯を沸かして暖を取って何とか助かった。
【編笠山→西岳】
編笠山から青年小屋に降りる道の入口が雪で埋まって全く分からなかった。道を探して樹林に足を踏み入れると、胸まで沈んでヤバかった。ポールで足場を確認しながら一時間ほどウロウロしてやっと道を見つける。
このころには爆風はすっかり収まり、ポカポカ陽気に。山の天候は変わりやすいとはよく言うが、極端すぎる。さっきまで凍傷になるかと思ったほど寒かったのに。
青年小屋までは踏み抜きが多かったので、ポールで足元を確認しながらところどころ微妙に残っているトレースらしきものを頼りに超ゆっくり降りた。
青年小屋から西岳への道はトレースは完全になくなっていたが、リボンがたくさんあったので道はわかりやすかった。がしかし、少し道を外れると踏み抜き地獄。腰まで落ちては這い上がるを何度か繰り返した。
【西岳→登山口】
たくさん登って来る人がおられたので、しっかりしたトレースがついてとても降りやすかった。踏み抜きをすることもなかった。
森林限界に到達する直前、振り向くと急に視界が開けていた。
2022年03月20日 04:46撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 4:46
森林限界に到達する直前、振り向くと急に視界が開けていた。
森林限界を越えると爆風でとてつもなく寒い。山頂に着くととりあえず風を避けられるところへ移動。それから撮影。
2022年03月20日 05:37撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 5:37
森林限界を越えると爆風でとてつもなく寒い。山頂に着くととりあえず風を避けられるところへ移動。それから撮影。
金峰山がよく見える。
2022年03月20日 05:47撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 5:47
金峰山がよく見える。
南ア
2022年03月20日 05:51撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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南ア
お富士山と前三ツ頭
2022年03月20日 05:53撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 5:53
お富士山と前三ツ頭
日の出。待ってました。お日様!このド寒い天気を何とかしてください。
2022年03月20日 06:03撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 6:03
日の出。待ってました。お日様!このド寒い天気を何とかしてください。
木の隙間から
2022年03月20日 06:07撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 6:07
木の隙間から
気分も温かくなってきた。
2022年03月20日 06:08撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 6:08
気分も温かくなってきた。
コーヒーをすすりながらあたりを眺める
2022年03月20日 06:12撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 6:12
コーヒーをすすりながらあたりを眺める
富士山
2022年03月20日 06:15撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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富士山
編笠山山頂標識。
2022年03月20日 06:15撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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編笠山山頂標識。
権現岳とギボシ
2022年03月20日 06:28撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 6:28
権現岳とギボシ
阿弥陀さん
2022年03月20日 06:28撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 6:28
阿弥陀さん
へんな形
2022年03月20日 06:28撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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へんな形
富士山
2022年03月20日 06:29撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 6:29
富士山
茅野市と諏訪市
2022年03月20日 06:29撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 6:29
茅野市と諏訪市
これもおなじ
2022年03月20日 06:29撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 6:29
これもおなじ
手前入笠山、右御嶽、左中ア
2022年03月20日 06:29撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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手前入笠山、右御嶽、左中ア
中ア
2022年03月20日 06:29撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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中ア
彼方に穂高と槍
2022年03月20日 06:29撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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彼方に穂高と槍
シュカブラと富士山
2022年03月20日 06:30撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 6:30
シュカブラと富士山
北岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳かな
2022年03月20日 06:32撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 6:32
北岳、甲斐駒、仙丈ヶ岳かな
富士山
2022年03月20日 06:32撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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富士山
南八ヶ岳の盟主たち
2022年03月20日 06:33撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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南八ヶ岳の盟主たち
青年小屋へ下る道を探すが全く分からない。
2022年03月20日 07:14撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 7:14
青年小屋へ下る道を探すが全く分からない。
何処や
2022年03月20日 07:15撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 7:15
何処や
どこなんだ
2022年03月20日 07:15撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 7:15
どこなんだ
しかし、赤岳、阿弥陀岳、横岳どれも格好いい
2022年03月20日 07:15撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 7:15
しかし、赤岳、阿弥陀岳、横岳どれも格好いい
八ヶ岳ブルー
2022年03月20日 07:34撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 7:34
八ヶ岳ブルー
溶ける〜ともがくスノーモンスター
2022年03月20日 07:36撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 7:36
溶ける〜ともがくスノーモンスター
やっと道を発見しました・・・
2022年03月20日 07:58撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 7:58
やっと道を発見しました・・・
ええ景色や
2022年03月20日 07:59撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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ええ景色や
しかし、こんなに降っていたとは思わなかった
2022年03月20日 08:00撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 8:00
しかし、こんなに降っていたとは思わなかった
今年の雪山もこれで見納めかな
2022年03月20日 08:01撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 8:01
今年の雪山もこれで見納めかな
上を振り返る
2022年03月20日 08:23撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 8:23
上を振り返る
歩いてきた足跡
2022年03月20日 08:28撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 8:28
歩いてきた足跡
青年小屋到着。ベンチで休憩と思っていたけど、片づけてあるのか埋もれているのか。とにかく無かった。
2022年03月20日 08:33撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 8:33
青年小屋到着。ベンチで休憩と思っていたけど、片づけてあるのか埋もれているのか。とにかく無かった。
水場のところの崩落地。雪崩が起きたら怖いのでさっさと渡ってしまう。
2022年03月20日 09:00撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 9:00
水場のところの崩落地。雪崩が起きたら怖いのでさっさと渡ってしまう。
西岳到着。編笠山と富士山。もうだいぶん霞んでしまった。
2022年03月20日 10:25撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 10:25
西岳到着。編笠山と富士山。もうだいぶん霞んでしまった。
南ア
2022年03月20日 10:25撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 10:25
南ア
ギボシかっこよすぎ
2022年03月20日 10:30撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 10:30
ギボシかっこよすぎ
無標も見れて・・・
2022年03月20日 11:07撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
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3/20 11:07
無標も見れて・・・
雪山に登れて
2022年03月20日 11:07撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 11:07
雪山に登れて
夜が明けるまではヤバいと思っていたけど
2022年03月20日 11:13撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 11:13
夜が明けるまではヤバいと思っていたけど
楽しい雪山ハイクができた。
2022年03月20日 11:39撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 11:39
楽しい雪山ハイクができた。
しんどかったけど。
2022年03月20日 11:55撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 11:55
しんどかったけど。
下に降りてくると雪が薄くなってきた。
2022年03月20日 12:05撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 12:05
下に降りてくると雪が薄くなってきた。
清水なんとか。
2022年03月20日 12:27撮影 by  NIKON Z 6, NIKON CORPORATION
3/20 12:27
清水なんとか。
撮影機器:

装備

個人装備
ザック ストック 登山靴 手袋 帽子 行動食 昼食 飲料水2L コッフェル 救急セット ヘッドライト 予備電池 GPS 熊鈴 コンパス 地図 時計 携帯 財布 保険証 筆記用具 一眼カメラ レンズ ジオライン フリース ソフトシェル ズボン 登山靴下 予備紐 ライター ビバークシート 防寒着 カッパ チェーンスパイク 10本爪軽アイゼン 三脚 ミニ三脚 ココヘリ発信機

感想

予想以上に雪が降っていて、トレースがほとんどなくなっていた。
登山道は印が多数あるので、それを頼りに登る。
月明かりが明るかったので、森の中もほのかに光があったのも幸いした。
森林限界を越えると爆風。体感温度は-20℃を下回っていたのではないかと思う。手足の指の感覚がすぐになくなっていった。
岩と雪のミックスは雪を踏み抜いてしまったりして登りにくく、運動量が上がらず余計に手足が冷えた。
風を避けるためにとにかく山頂を目指して、登頂後東側の樹林で風をしのいで何とか難を逃れた。
すぐにお湯を沸かして暖をとも思ったけど、この時間に登ってきて暖を取っている間光が変わっていくのがもったいないので、日の出までは撮影をした。
温かいコーヒーを飲むと生き返る思いだった。
うまい。
命のコーヒーだ…。などとつぶやきながら景色を眺め、落ち着いてきてから撮影再開。
青年小屋に降りようと思ったけど、山頂からの降口が雪で埋まってわからなかった。
たしか、樹林の中を抜ける道があったと記憶していたのだが、足を踏み入れると胸まで沈んで焦った。
小一時間樹林の周りや中をストックで足元を調べながらウロウロしながらようやく道を見つけた。
このころには爆風もおさまっていた。
だいたい、いつも夜明け前って風が強いんですよね。
西岳へ向かう途中まではトレースがなかったので、新雪ラッセルを楽しめた。登山道を少し外れると踏み抜き地獄。何度か四つん這いになって這い上がった。
西岳へ向かう途中で、あちらから来た方と会う。やっとトレースが付いた道を歩けた。
西岳ではポカポカ陽気があまりにも快適すぎて一時間もまったりしてしまった。
踏み抜き地獄、ノントレース、爆風で大変でしたがいい経験になりました。
しかし、厳冬期の槍穂高に行って、夜中から撮ってる人はどんな装備で行っているのだろうか。

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