牛ノ峠《九州百名山》
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- GPS
- 02:29
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 443m
- 下り
- 454m
コースタイム
- 山行
- 2:15
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 2:30
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口不明瞭、トンネルに向かって右側、チェーンのある所から入って行く |
写真
感想
鰐塚山下山後、高速道路で移動し国道222号線の旧道上熊トンネル西口に車を止めた。午前中はよく晴れていたが上空には厚い雲で覆われ今にも降りだしそうになってきた。稜線に這い上がりたいが急峻な斜面に登り口が定かではなくトンネルの北側に無理矢理取り付いた。獣道の様だが矢張り不明確で這い上がっていくと赤テープがあり歩いた人がいることを示していた。稜線に達するとしっかりした道があり一安心だった。
樹林帯で夕方のように暗い都城市と日南市の市境稜線を北西に進みP636に到るが何もない。嘗てよく歩かれた道のような跡が上がってきて登山道の横に続き軈て収束された。P751、P817のピークを越え都城市・日南市・三股町の3市町界に達した。「従是東飫肥領」(これよりひがしおびりょう)」と三面に掘られた石柱があり、傍らには三股町教育委員会による「牛の峠論所跡」の標識が設置されていた。「論所」とは境界争いがあった場所を指し、薩摩藩と飫肥藩の藩境争いで江戸評定所に於いて、寛永4年(1627)から延宝3年(1674)まで48年間も続いたようだ。結果は薩摩の敗訴で自領であることを誇示するために建てられた石碑のようだ。
都城市と三股町の境界稜線を北西方向に少し進むと牛ノ峠(918m)山頂に到った。展望のない山頂だが1等三角点「牛ノ峠」と天測点が置かれていた。「天測点」は、一等三角点網のねじれによる誤差を補正するために48箇所の1等三角点の傍らに観測台として設置し天文測量が行なわれた。
来た道を引き返すが、歩行速度が早い為か、赤テープを見失いがちで何度か探し回る場面があった。トンネルへの下降は乗り上がった所に置いた目印を頼りにしたが、赤テープに導かれ上熊トンネル西口に降り立った。その位置はトンネルの北側ではなく、南側で道端の鎖を越えて行けば難なく登れたようだった。今にも降り出しそうな雲行だったが、何とか降られずに済んだ。
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