記録ID: 4126195
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍
北穂高岳/滝谷/クラック尾根
2022年03月28日(月) ~
2022年03月30日(水)
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 2,012m
- 下り
- 1,990m
コースタイム
2日目
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 12:20
3日目
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:30
6:15
150分
宿泊地
8:45
新穂高温泉駅
今回は二人とも、初めての滝谷クライミング。この谷の地形は複雑なので比較的ルート判別し易そうなクラック尾根を選んだ。新穂高温泉からの右俣林道は最近の高温と降水の影響か、ところどころ雪崩のデブリが出ていた。特にチビ谷付近は両岸から規模の大きなデブリが出ていた。昼頃から雪がズボリ始めて来たのでワカンを履いた。
避難小屋に着くと、滝谷の大岩壁が遠望できてテンションが上がる。翌日は2時に起きて出発準備。高気圧圏内の高曇りで条件は申し分ない。懸念であった滝谷のアプローチは、デブリに磨かれており雪面はカチカチに固かった。雄滝は一部露出しており、右端の氷を数m登る。このあと間違って右手の支沢に入っていることに気づかず30分程のロスをした。ナメリ滝を過ぎた後の合流点もデブリの山となっている。途中大きなクレバスもあった。B沢に入りカチカチの急斜面をCo2900mあたりまで登る。クラック尾根のスタートであるバンド状の取り付きは何だかよく分からなかったので、末端にある数mの氷から取り付いた。
1p:氷と雪壁。50m弱登ってトライカムナッツ類でビレイ。(Kei)
2p:第1尾根を右手に見ながら雪の斜面を登る。途中からコンテにして80mくらい。トポを確認すると「旧メガネのコル」まで来ていた。(gt)以後、つるべで登る。
3p:左に回り込んでクラックに入る。明瞭なテラスでカムビレイ。40m
4p:「ジャンケンクラック」左のクラックを登る。リッジの頭まで。50m
5p:雪のルンゼから、ベルグラ状に氷の張った岩を登る。大テラスでビレイ。80m。
6p:凹角を進み、直上するクラックを登る。後方に県警ヘリが飛んでいる。50m。
7p:ロープオンのままリッジに出ると北穂高小屋が目の前だった。20m
稜線に上がるとたまにガスがかかるが概ね周辺の山々が一望できる。北穂高岳ピークで北アルプスの大パノラマを満喫する。
ロープをしまい、B沢のコル経由でB沢に降りる。カチカチの急斜面でバックステップしながらおりて行く。午後も気温はあまり上がらず雪面はカチカチだったので膝周りの筋肉の良い運動になった。雪面に黒い虫が湧いていたが何なのだろう?支沢の氷瀑や岩壁を見物しながら小屋まで降りる。まだ明るい時間であったが、シャバに戻りたくないという一致によりもう一泊決め込んで早朝下山温泉コースを選択した。
避難小屋に着くと、滝谷の大岩壁が遠望できてテンションが上がる。翌日は2時に起きて出発準備。高気圧圏内の高曇りで条件は申し分ない。懸念であった滝谷のアプローチは、デブリに磨かれており雪面はカチカチに固かった。雄滝は一部露出しており、右端の氷を数m登る。このあと間違って右手の支沢に入っていることに気づかず30分程のロスをした。ナメリ滝を過ぎた後の合流点もデブリの山となっている。途中大きなクレバスもあった。B沢に入りカチカチの急斜面をCo2900mあたりまで登る。クラック尾根のスタートであるバンド状の取り付きは何だかよく分からなかったので、末端にある数mの氷から取り付いた。
1p:氷と雪壁。50m弱登ってトライカムナッツ類でビレイ。(Kei)
2p:第1尾根を右手に見ながら雪の斜面を登る。途中からコンテにして80mくらい。トポを確認すると「旧メガネのコル」まで来ていた。(gt)以後、つるべで登る。
3p:左に回り込んでクラックに入る。明瞭なテラスでカムビレイ。40m
4p:「ジャンケンクラック」左のクラックを登る。リッジの頭まで。50m
5p:雪のルンゼから、ベルグラ状に氷の張った岩を登る。大テラスでビレイ。80m。
6p:凹角を進み、直上するクラックを登る。後方に県警ヘリが飛んでいる。50m。
7p:ロープオンのままリッジに出ると北穂高小屋が目の前だった。20m
稜線に上がるとたまにガスがかかるが概ね周辺の山々が一望できる。北穂高岳ピークで北アルプスの大パノラマを満喫する。
ロープをしまい、B沢のコル経由でB沢に降りる。カチカチの急斜面でバックステップしながらおりて行く。午後も気温はあまり上がらず雪面はカチカチだったので膝周りの筋肉の良い運動になった。雪面に黒い虫が湧いていたが何なのだろう?支沢の氷瀑や岩壁を見物しながら小屋まで降りる。まだ明るい時間であったが、シャバに戻りたくないという一致によりもう一泊決め込んで早朝下山温泉コースを選択した。
天候 | 29日高曇り、稜上はガスに入ったり抜けたり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道上ところどころデブリ跡 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
アックス等登攀装備
ビーコン
スコップ
宿泊装備等
ワカン
|
---|---|
共同装備 |
ダブルロープ50m
キャメロット#0.3〜#3まで1セット
トライカム#0.25〜#2まで1セット
ナッツ小さめ5個くらい
ハーケン4枚
|
感想
クラック尾根は、ビレイ点含めナチュプロ主体でどこでもプロテクションが取れる快適ルートだった。壁は全体的に露出していて除雪もなかったが、しっかり氷結していたのでカムプロテクションも良く効いた。3000mの標高で壁が登れるのは楽しい。
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コメント
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
天気の良い滝谷いいですねー!!
快適そうなクライミングでいいなー
WCMの土日がこの天気だったらと思うと残念です。
また何処かでお会いしたらよろしくお願いします。
この標高で荒れたら怖いと思いました。いいコンディションでよかったです。また今度ミーティングで行きたいですね!本州初心者なのでこちらこそ宜しくお願いします!
dzさんもシャバからエスケープしましょう
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