【福島観桜付随山行】蓬田岳(蓬田新田コース〜岩登りコース〜一般コース〜探検コース)【戊17.0】
- GPS
- 02:13
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 728m
- 下り
- 717m
コースタイム
- 山行
- 1:59
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:07
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
先週は丹沢山行よりも東京近郊の花見を優先し、いよいよ丹沢かと思いきや、福島の桜が早くも満開という報に接し、急遽福島に観桜&春の山行のために訪れることとした。
【震災、そして桜】
東日本大震災に起因する原発事故の影響で立ち入れなくなった地域の規制が順次解除される中、何となく始まった浜通り山行と観桜のコラボレーション。
大震災前から開成山公園など花見に訪れることは度々あったが、やはり東京近郊の花見は人を観に行くようなもので、北東北の桜も見頃が大型連休になって混み合うといった時に、南東北、とりわけ福島という地はアクセスも良く、大して混雑の無い花見ができる素晴らしい立地なのだ。
しかし、こうも毎年のように歩いていると、だんだんと山行候補となる一般登山ができる山が減ってくる。
あと沿岸部で残っているのは、南北の両端、いわき市と新地町の山、大熊町の日隠山、浪江町の十万山、富岡町の大倉山といった所くらいだ。
いまだ規制中の山に立ち入る山行報告も散見されるが、放射線量が今もなお高く危険だとして、現地行政当局が立ち入りを禁止している、或いは遠慮を求めている山に立ち入ることは、現地行政当局に余計な心配をさせることであり、どんなに「自己責任」を標榜しようが当局を煩わせることに変わりなく、言ってしまえば復興を阻害しているに等しい行為と考えている。
現在の空間線量レベルで数時間程度の山行をしたところで健康上大した問題が無いことは科学的に自明ではあるが、土地の管理者は何かが起きれば結局責任を問われることになってしまうので、私のような無責任なよそ者は、その規制を尊重遵守して、堂々とした山行を行いたい。
【山行概要】
上記の通り、浜通りの山も大体歩いてきたので、阿武隈高地西側の山々にも目を向ける。その第一歩を蓬田岳から。
この山は人気の山というだけあって登山コースも複数ある。今回は山頂に到達することもさることながら、その奥の岩登りコースとやらを歩き巡ることをとても楽しみにしてきた。
山行初っ端から他の多くの人と蓬田新田コース(登山口がジュピアランド平田駐車場に最も近い)を登る。
遠方が霞んでいるのは春ならではなので仕方がない。逆に磐梯山や吾妻連峰等を朧気ながらも視認できたことに感謝すべきだろう。
そして、その先からがメインディッシュ。まずは一般コースと見込んだ「下りコース」を下りて〜と思ったら、それが岩登りコースだった。え?むしろ分岐に至るまでの方が岩々していたが。確かに急下降などはあったが、岩登りコースというほど岩登り(私の場合は岩下り)でもなかった。若干物足りなさを感じ、一般コースを登り返して分岐に戻ってきたときに、わざわざ大きな岩場に立ち寄ったほどだ。
だが、あまりにも過度に岩々していたら、これほど親子連れや老人が大勢訪れる山にはなっていなかったかもしれない。適度に歩きやすく、適度に険しく、というのが蓬田岳の魅力なのだろう。
今回は上級コースを歩いていないので、また再訪する機会ができた時に、他の未踏のコースと合わせて歩くこととしたい。次歩くとしたら、遠方が靄る春〜夏というよりも秋〜冬の無雪期ということになるだろう。親子で来ている人も多く、誰かと一緒に共同山行というのもありだろう。
コメント
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コメントありがとうございます。
日本には無主の土地はありません。土地の持ち主、管理者を尊重することがゲストである山行者のエチケットと思います。
もちろん、実際には管理がされていない土地もありますが、他人様の土地であることに変わりは無いので、あくまでもお邪魔しているという謙虚な気持ちで、また、正々堂々と歩きたいものです。
土地の管理者が通行を規制しているにも関わらず押し通る行為は、例えるなら信号無視と同じで、「自己責任」などという言い訳が通用するはずもありません。
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