奥多摩むかし道
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 03:01
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 773m
- 下り
- 585m
コースタイム
- 山行
- 2:55
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 3:02
2 テーブルとベンチ以降は,登り気味の山道となる。狭路の上がれ気味なので,転倒注意。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:奥多摩湖バス停→JR奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道標は充実している。後半の山道は,すれ違いしづらく,かつ,片側が切れていて,歩行注意。 |
その他周辺情報 | 荒澤屋に宿泊。貸し切りの温泉付き,素泊まり1万円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
熊鈴
|
---|
感想
今回は,奥多摩観光メインで奥多摩むかし道を歩いてきた。
最近,山登りをさぼっていて,体重増加と体力低下(息切れの増加)が著しくなり,血液検査の結果(ヘモグロビンa1cなどの値)も良くなかったので,運動の必要性を痛感していた。そのような時,所用がキャンセルとなり時間が空いたので,久し振りに奥多摩に行き,ついでに軽いハイキングをしようと思い立ったのである。
奥多摩エリアには,何度も登山で訪れており,様々な登山道を歩いたが,意外にも,この奥多摩むかし道は,盲点となっており,気にはなっていたものの歩けず仕舞いで今回が初となった。奥多摩エリアを歩くハイカーにとっては,地味であり物足りない印象は多少あるだろうと思われる。
しかしながら,かなり充実したハイキングコースとなっている。奥多摩むかし道は,奥多摩駅から奥多摩湖までの旧青梅街道(古道)であり,国道411号と並走する約10キロのハイキングコースである。道中は,神社や廃線跡,碑石などのオブジェがあり,また,大半は車道を歩くが,車の往来は少なく,のどかで落ち着いた風景が続く。コースタイム3時間があっという間に感じる。舗装路と山道の割合が概ね7:3となり,大半が舗装路だが,少ない山道は,後述するとおり,それなりに歩き応えのある道となっている。
奥多摩滞在3日間は,奥多摩駅から徒歩約5分の所にある「荒澤屋」という旅館に宿泊した。ここは,簡素な宿ではあるが,貸し切り温泉付きで,また美味しい料理が楽しめる居酒屋がある。親切丁寧な接客であり,気持ちよく滞在することができた。この辺で宿泊できる宿は少なく,三河屋なども,平日は開業していないかもしれない。その分,オールシーズンで営業している荒澤屋は,貴重である。ただ,素泊まり(税込み)約1万円は高い。
滞在初日は,奥多摩駅付近をぶらぶらして,荒澤屋の居酒屋で飲食。掲出写真のとおりである。そこで相席となったお客さんと歓談した。その方は,奥多摩駅前でジビエ料理を提供している食堂のオーナーである。興味深い話ができた。
次の日午前,前夜に飲み過ぎてしまい,二日酔いでハイキングスタート。奥多摩むかし道だから良かったが,雲取山などでは体がもたないところであった。山行前日の飲み過ぎは戒めたい。ログを取りたかったので,旅館からいったん奥多摩駅に向かい,GPSを作動。国道411号線を10分くらい歩くと奥多摩むかし道の看板が出てくる。後は,所々にある道標を頼りに歩くのみである。
序盤に急坂を登り,羽黒三田神社の脇を通ると,林道に入る。しばらく歩くと,廃線跡(トロッコ列車)が見え,むかし道槐木観光トイレがある。奥多摩エリアは,トイレが大変よく整備されており,特にこの奥多摩むかし道は,地元の方の努力により,清潔に保たれている。トイレは,3か所あった。
弁慶の腕ぬき岩や耳神様などを通過すると,右手に古民家が見える。割られた薪が積んであり,むかし道の風情を感じる。その後,むかし道惣岳観光トイレ(次のトイレが使用できないことがあるようで,ここでの使用を勧めている。)を通過。しだくら橋に至る。しだくら橋は,つり橋であり,歩くと揺れて高度感がある。高所恐怖症の私にはちょっときつかったので,10歩くらいで引き返した。もっとも,4年前に踏破したヒルメシ尾根(和名倉山)の最後のつり橋よりはマシだが。
しばらく林道を歩き続け,テーブルとベンチのある地点に到着。トイレもあった。ここから,登りである。登山をさぼっていた私には,身が引き締まる。登り道は,道幅が狭く,一部片側が切れていて,すれ違いに注意を要する。あまり歩きたくないトラバース路である。息が切れ切れの中登りを進めると,奥多摩湖が見えてきた。ゴールまであと約3キロ。その後,下り道(落ち葉の堆積が多い。)となり,少し登ると,舗装路に出る。後は,道なりに進み,水根バス停を通過し,奥多摩湖に到着。
奥多摩湖は,のどかな雰囲気であった。しばらくバスを待ち,奥多摩駅行きのバスに乗車。3時間歩いてきた距離をわずか10分で進む。
奥多摩駅到着後,旅館に戻り温泉に入り,夕方,近くにある「暫亭」(しばらくてい)という焼き鳥屋に入る。銀座にも店を出している店。知る人ぞ知る隠家のような店だった。金土日しか営業していない。行かれる方は,事前に電話で確認した方が良いだろう。
ともあれ,奥多摩むかし道ハイキングは,充実したものであった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する