記録ID: 4249308
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
御在所・鎌ヶ岳
夢を繋ぐ鈴鹿山脈県境稜線歩き第12回(仙ヶ岳からイワクラ尾根分岐)
2022年05月04日(水) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 12:21
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,668m
- 下り
- 1,665m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:48
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 12:11
距離 16.0km
登り 1,676m
下り 1,668m
18:29
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小岐須渓谷キャンプ場(山の家駐車場)バイオトイレあり マップコード213 742 342 *88 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース概要 【野登山一の谷登山口〜マド】 一の谷登山口は小岐須渓谷駐車場からすぐの川を渡渉したところにある。水量によっては渡渉出来ないので登山靴を濡らしたくないならば裸足の渡渉となる。登山道はまずまず整備はされているが、沢の近くを通るので滝などがあれば要注意である。なだらかに尾根まで上がるが、尾根の手前で激登りとなるのでトラバース状の巻道がある。尾根を登りきったところをマドと呼ぶようだ。 【マド〜野登山】 マドから尾根沿いに野登山をめざすが、仙鶏尾根は野登山からなのでそんなに厳しいところはなかったと思う。国見広場は見晴らしが良くて広々として休憩に良いが、電波塔が近くにある。電波塔のすぐ近くに野登山山頂があるが、なぜ鈴鹿50名山、亀山セブンマウンテンなのか疑問が残る。野登山西峰は駐車場らしいから行かなかった。野登山から舗装道路をしばらく歩くと仙ヶ岳入口の看板がある。 【仙鶏尾根〜仙ヶ岳】 野登山山頂からすぐに舗装道路があるのでその道を進むとガードレールに仙ヶ岳入口の看板がある。鬱蒼とした杉の植林道をドンと下って登り返すとまた尾根に出る。キレ落ちたキレットもあるが、本当に厳しくなるのは大石橋方面からの合流点からである。しかしロープや鎖があるので危険な感じはしなかった。この合流点から仙ヶ岳東峰(仙の石)までが最もアクロバット的に楽しめた。仙ヶ岳東峰から西峰はややザレた登山道であるが、危危険なコースではないだろう。 【仙ヶ岳西峰〜宮指路岳】 本日のハイライトは犬返しの剣である。ザレた登山道で高度があるので転倒などしたらただでは済まない。何が難易度を上げているのかであるが、登山道がわかりにくいからであろう。踏み跡とGPSで進行方向を確認しながら進んだが、なかなかのスリルがあり、良い緊張感を味わえて良かった。どこの地点を犬返しの剣と呼ぶのか不明である。 【宮指路岳〜イワクラ尾根分岐】 今日の区間で1番歩きやすい登山道だった。仙ヶ岳、鎌ヶ岳付近は岩場やザレ場が多いが、何とも歩きやすい登山道である。ただ分岐点付近はピンテが少なく踏み跡が頼りになるので注意が必要である。 【イワクラ尾根〜入道ヶ岳】 過去にイワクラ尾根は2度歩いているが、入道ヶ岳方面に向かうのは初めてである。慣れてないのと、今日のハードな登山でヘロヘロな身体には本当に堪えた。入道ヶ岳から鎌ヶ岳まで縦走する方は多いのでメジャールートだとは思うが、細尾根が数ヶ所ある。亀山トレイルのような感じの尾根ではないが、改めてイワクラ尾根の大変さを思い知らされた。 【入道ヶ岳〜小岐須渓谷】 下山は滝ヶ谷ルートになる。入道ヶ岳からは大メジャールートの二本松尾根を下ると分岐点があり、滝ヶ谷ルートになる。山と高原地図では破線ルートで一気に薄暗い落ち葉のトラバース登山道である。ただピンテがたくさんあるので道迷いの心配はなかったが、よく踏まれている感じではなかった。渡渉も何回もあるが、やや危険なのは2箇所ぐらいと記憶している。渡渉ポイントはロープや鎖が配置されているので焦らずに沢を渡った。やや薄暗くなりかけたが、何とか暗くなる前に下山出来て心底ホッとした。 |
写真
感想
ゴールデンウィークも天気が良さそうで強風予報や夕方から崩れたりしてなかなか鈴鹿行きのチャンスがない。遠方からで出直すことが困難なのでどうしても慎重になさざるを得ない。県境稜線はそれでなくても風が冷たいので強風ではなさそうな5月4日に満を持して乗り込んだ。特に今回はわたくしにとって最難関の仙ヶ岳〜イワクラ分岐の県境稜線繋ぎである。ここはどちらからスタートしても出発地点までのアプローチが長すぎる。安楽峠からせめて小社峠まで繋いでおいたら良かったがまあ仕方がない。小岐須渓谷駐車場に5時40分に到着して山ビル対策もバッチリして長過ぎる一日の始まりである。
なぜこんなルートを選択したかであるが、仙ヶ岳〜イワクラ尾根間を1日で歩いて野登山も登頂しようとしたからである。YAMAPの活動日記を見ているといわゆる健脚と呼ばれる方のみが歩かれている。凡人がこんなルートを選択するとこんなに時間がかかるが、これも想定内である。ヤマビルの活動が本格化する前で日没時間がある程度遅いとなるとこの時期しかないであろうから機会を虎視眈々と狙っていたのである。このコースで印象に残るのはダントツで宮指路岳である。今まで登らなかったのがもったいない。鎌ヶ岳と並び最も鈴鹿らしい山だと思う。鎌尾根はロープや鎖を使う岩場がメインだがそんなに数は多くない。一方で宮指路岳はザレ場が多いのでロープや鎖は少ないが、ルートがやや不明瞭なので宮指路岳はやや難易度が高い気がする。また次の機会に仙鶏尾根や宮指路岳は行きたいと思う。いろいろなルートを紙地図とアプリを使って決めて行くのが楽しすぎる。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:191人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する