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Yamareco

記録ID: 4253696
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無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

男火山 丘を越えて藪を抜けて

2022年05月05日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:07
距離
9.4km
登り
409m
下り
400m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:01
休憩
0:07
合計
3:08
9:54
94
林道入口
11:28
11:35
87
13:02
林道入口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道入口の路肩に駐車。林道は先へ進むほど荒れているので車に傷をつけたくない人は侵入しないほうがよいかと…。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所は特に無いが牧野から男火山山頂までは道が無く藪(硬いやつ)こぎになる。
林道入口からスタート。簡易的な物だがバリゲードが立てられていたので進入は止めておいた。
林道入口からスタート。簡易的な物だがバリゲードが立てられていたので進入は止めておいた。
穏やかな林道歩き。
穏やかな林道歩き。
分岐するたびに轍が薄くなる。ここは左。
分岐するたびに轍が薄くなる。ここは左。
ここも左。
次第に道の両側から藪や灌木がせり出してくる。セルフ洗車機状態だが綺麗に傷がつくことだろう。
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次第に道の両側から藪や灌木がせり出してくる。セルフ洗車機状態だが綺麗に傷がつくことだろう。
見晴らしが良い場所に出た。早池峰山が見ている。
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見晴らしが良い場所に出た。早池峰山が見ている。
五葉山かなぁ。
六角牛山かな?
もはや道というより草原に着けられた轍。
もはや道というより草原に着けられた轍。
ゴルフ場でプレーしているような気になる。…まぁ、ゴルフなんてやったことないんだけど。
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ゴルフ場でプレーしているような気になる。…まぁ、ゴルフなんてやったことないんだけど。
牧野の向こうに男火山と思われるピークが見えてきた。
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牧野の向こうに男火山と思われるピークが見えてきた。
地味にアップダウンがある。
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地味にアップダウンがある。
広い広いゴルフ…もとい牧草地を抜けて、ようやく男火山を射程に捉えた。
広い広いゴルフ…もとい牧草地を抜けて、ようやく男火山を射程に捉えた。
さて、問題はここからだ。男火山には登山道が無い。
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さて、問題はここからだ。男火山には登山道が無い。
灌木の枝にピンクテープがヒラヒラ。踏み跡は無いが…ほぼ唯一の手がかりだ。誘いに乗ってみよう。ちなみに手前に生えているのは野茨。ひどい目に遭った。
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灌木の枝にピンクテープがヒラヒラ。踏み跡は無いが…ほぼ唯一の手がかりだ。誘いに乗ってみよう。ちなみに手前に生えているのは野茨。ひどい目に遭った。
うーん? 道は…無いなぁ。踏み跡…も無いなぁ。
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うーん? 道は…無いなぁ。踏み跡…も無いなぁ。
ピンクテープが点在しているが、むしろテープを追うほうが難しくなってきた。枝の密度が薄い場所を探して右往左往。
ピンクテープが点在しているが、むしろテープを追うほうが難しくなってきた。枝の密度が薄い場所を探して右往左往。
ようやく山頂か? ツツジか何かわからんが背の低い灌木に絡め取られて1m進むのにもえらい苦労した。
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ようやく山頂か? ツツジか何かわからんが背の低い灌木に絡め取られて1m進むのにもえらい苦労した。
山頂!
牧野から300m程度の距離だが、30分以上かかってしまった。
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山頂!
牧野から300m程度の距離だが、30分以上かかってしまった。
物見山…かなぁ?
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物見山…かなぁ?
苦労して突破してきた藪に阻まれ眺望はほとんど得られない。帰りもこの藪というか枝を突破しなければならんと思うと気が滅入る。
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苦労して突破してきた藪に阻まれ眺望はほとんど得られない。帰りもこの藪というか枝を突破しなければならんと思うと気が滅入る。
西側斜面が比較的藪が薄いようだ。少しでも歩きやすい場所を選んで下っていく。この際、ピンクテープの存在は忘れたほうが良いようだ。
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西側斜面が比較的藪が薄いようだ。少しでも歩きやすい場所を選んで下っていく。この際、ピンクテープの存在は忘れたほうが良いようだ。
無数の引っかき傷を作りながらも脱出に成功。やれやれ。
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無数の引っかき傷を作りながらも脱出に成功。やれやれ。
牧野は気持ちいいんだけどなぁ。
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牧野は気持ちいいんだけどなぁ。
ホオジロのつがい発見。
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ホオジロのつがい発見。
帰りも同じ道を通る。時々、轍が洗掘されているので注意が必要だ。草に隠れていたりするのでうっかりすると足をとられて転びそう。
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帰りも同じ道を通る。時々、轍が洗掘されているので注意が必要だ。草に隠れていたりするのでうっかりすると足をとられて転びそう。
百舌鳥発見。
花は少ないがニリンソウとか…
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花は少ないがニリンソウとか…
キクザキイチゲとか春におなじみの花がちらほら。
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キクザキイチゲとか春におなじみの花がちらほら。
無事に下山、お疲れさまでした。
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無事に下山、お疲れさまでした。

感想

「岩手の山150」の男火山に登ってきました。登山道が無い、激藪だと聞いていたので少々びくびくしながらの挑戦です。
まずこの山、どこまで車で入るかは挑戦する人の考え方だと思われます。林道は入り口こそ平穏ですが、途中から洗掘が多くなり両脇から藪や灌木の手も伸びてきます。最後には道という道は無くなりますが微かな轍が車両の進入を教えてくれていました。やろうと思えば男火山直下まで車で行けないこともありません。私は林道の入り口に車を停めて歩きました。
入山して間もなく、近くの茂みから爆竹の音! 山菜採りか何か知りませんがびっくりしたぁ。入山者皆無かと思っていましたが人は居るようです。藪からクマを追立たりしないでくれと願わずにいられません。
中腹を過ぎれば後は広々とした牧草地歩き。この牧草地歩きが今回のコースの焦眉でしょうか。北は早池峰、南は五葉山、近隣の遠野の山々など雄大な景色の中を歩くことができます。この広い空間を独り占めとはなかなかに豪勢です。
で、最大の懸案だった山頂付近の藪ですが噂に違わずなかなかのものでした。落葉期だったので周囲がまったく見えないということはなかったですが、背の低い灌木の枝が密に絡まり合い、コース取りの選択を誤ると数メートル進むのに5分以上かかったりと手強い藪でした。足元の藪には時折野薔薇が混じっているのも嫌らしかったですね。あちこちに引っかき傷ができて、登山後の入浴ではシミシミでした…。
余裕があればとなりの女火山も登ろうと思っていたのですが、心が折れたので帰ってきました。
いや〜、コースの半分近くを占める牧野歩きは気持ちいいんですけどね。

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コメント

いつも拍手ありがとうございます。
この2日前に男火山に向かったのですが途中の山道で仔熊を見てそのまま帰宅してしまいました。
cha-teaさんはご無事に登頂されて何よりです。この山に登る際には参考にさせて頂きます。
2022/5/12 20:22
shiba-kenさん
こんばんは。こちらこそ、いつも記録を参考にさせていただいてます。
ああ、やっぱり熊いるんですね(汗
爆竹の音は聞いたものの、糞とか噛み跡とかは見なかったので大丈夫なのかなと思ったんですが。
がんばって山頂直下の枝藪を切り抜けてくださいね。
2022/5/13 19:31
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