すずらん群生地〜黒岳〜釈迦ヶ岳
- GPS
- 04:09
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 862m
- 下り
- 843m
コースタイム
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 4:09
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 寺尾の湯(700円)を利用。 |
写真
感想
今年度は火曜日休みです。平日は、娘を保育園に預けてしまえば、わりと自由な身になります。なので、開園の7時以降に出かけても日帰り可能な、それでいて、それなりの運動量もあって、欲を言えばさらに、お楽しみも付け加えられるような山はないかなと思案した結果、ちょうど見頃を迎えた芦川のすずらん群生地を見て、さらに富士山の展望が素晴らしい御坂山塊の主峰・黒岳と釈迦ヶ岳を一挙に登ってしまおうという計画を立てたのでした。
カミさんにガミガミ言われないよう家事を済ませていたら出発が遅くなり、娘を預けたのは8時でした。それでも、10時半には登山を始められました。前日の真夏のような晴天とうって変わって、朝まで雨が残り、現地は肌寒い曇り空でした。雨上がり、雲間に現れる富士の姿を写真に収めよう、なんて望みを抱いて来たのですが、空には分厚い雲が残っています。
天気の回復を待つため、先にふもとのすずらん群生地を散策しました。ここは国内最大と言えるすずらんの群生地だそうです。まず真っ先に目につくのが、シラカバの木々。緑の草が生い茂るなか、白いシラカバの樹皮が美しく目立っています。さて、すずらんはと言うと、あたり一面葉っぱばかり茂っていて、一見すると花の姿はありません。しかし、よくよく見てみると、葉っぱの陰に白くて小さな花がちらほら咲いています。一般的な園芸種と違って、天然の固有種は花が小ぶりなようです。見つけたり撮影したりするのがちょっと難儀でしたが、可憐な花を写真に収めることができたので、いよいよ登山開始です。
とは言え、まだ曇り空が晴れそうにありません。なので、時間稼ぎも兼ねて、黒岳まで最短では登らず、遠回りの新道峠経由で登っていきました。しかし、新道峠に至ってもまだ晴れず、真っ白けでした。新道峠には2つの真新しい展望テラスがありましたが、素通りです。破風山、そして黒岳に着いても、天気は相変わらずでした。黒岳山頂近くにも展望地があり、まだ残っていたツツジとともに、河口湖越しの富士山を見てみたかったのに、残念です。
一向に天候が回復しませんが、一縷の望みをたずさえて、釈迦ヶ岳まで歩きます。釈迦ヶ岳からは御坂山塊越しの富士山が見られるはずです。しかし、こちらもダメ。今回は富士の姿を全く見られない結果になってしまいました。それにしても、「釈迦ヶ岳」と言われる山なのに、山頂にいらっしゃったのはお地蔵さまでした。なんででしょう?
富士山は残念でしたが、天気がよくないのが功を奏してか、靄に包まれた美しいブナ林を見られたのはよかったです。ブナ林に靄はよく似合います。靄に包まれると、なんだか神秘的な、幻想的な雰囲気を醸し出します。樹形のいびつさや、樹勢よく枝分かれしている様子にパワーも感じます。時おり、微妙に気温が上がって飽和水蒸気量が増すのか、靄が一気になくなって、空気が澄み切って、木々や葉っぱがどこまでも鮮明に見えることがあります。しかし、またすぐに靄が生じてベールに包まれたりと、微妙な自然現象を楽しみながら歩くことができました。
4時間余りで下山し、笛吹市内にあった寺尾の湯に入って帰りました。新しい温泉施設で、700円で入れるのはありがたかったです。
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