三ツ峠から清八山〜天下茶屋 周回
- GPS
- 06:46
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,060m
- 下り
- 1,061m
コースタイム
天候 | 晴れのち時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はない |
写真
感想
いよいよゴールデンウィーク。
連休前半はカレンダーの並びが悪いものの、25日と28日に休みを取り5連休となった。
この間笛吹市のホテルに4泊してできれば日帰りで富士周辺の山5連荘を目論む。
初日25日は三ツ峠から清八山を経由して登山口へと周回するコースへ。
休日は多くのハイカーでごった返す人気の三ツ峠を、静かな平日に歩こうという算段。
25日2時に起床して3時に自宅を出立。高速で河口湖に向かい4時過ぎに三ツ峠登山口駐車場に到着。
少し準備に手間取りかなり明るくなった4時45分に出立。
三ツ峠にはこれまで3度登ったことがあるが、いずれも15年から20年くらい前でうち2回は四季楽園に泊まっての山行だった。
今回は4連荘、場合によっては5連荘登山となるため、普段は使わないストックを持ち出しダブルストックでスタートする。
駐車場から山頂までは山頂の二つの山小屋の荷揚げ道になっており、荷揚げ用の車が通れる広く緩やかな登り道が続く。歩き始めは相変わらず右足が痺れるが30分ほどで症状は軽くなるというか痛みに慣れる。
登るにつれ道端に雪が残るようになり、山頂近くになると凍てついた道となる。時間がたち気温が上がれば泥濘の世界になるのは必須だろう。
やはり登山は早立ちに限る。
スタートして1時間半弱で木無山の展望台に到着。
真正面に大きな富士山が出現。やっぱり御坂や三ツ峠からの富士山はデカい。
三ツ峠山荘の前から四季楽園に向かうと、小屋の手前のお花畑で何やら茶色い塊がもぞもぞ動いている。
『なんじゃこりゃー』と松田優作風に叫んで近づくとなんと天然記念物様のカモシカが一頭。
そばに寄ってカメラを構えても逃げるそぶりもなくひたすら草を食べている。
相当人馴れしているのか?神経が鈍いのか??四季楽園で飼育しているのか??
カモシカをこんなそばで見るのは初めてで、嫁さんともどもやや興奮しながら10分近く観察、撮影。
同じお花畑の草を食べるにしても、シカだと小憎たらしいのに天然記念物のカモシカでは愛らしいのは人間の身勝手さか??
四季楽園の前を過ぎ屏風岩を右手に急坂を登れば三ツ峠最高峰の開運岳。
やはり富士山の眺めがすばらしいが、早くも山頂近くに雲が湧き始めている。
NTTの無線塔などが立ち並ぶ御巣鷹山に登り返すと、300メートル強の標高差を一気に下る急斜面。
思い返せば初めて三ツ峠に登った時は初狩駅から鶴ヶ鳥屋山、本社ヶ丸を経由してこの坂を登り返して三ツ峠山頂まで歩いたんだった。
今やそんな気力も体力もない。
一気に下り切った後は茶臼山、大幡山の小さな登降を繰り返し送電線鉄塔で巡視路を右に分ける。
進むにつれ右手の本社ヶ丸がどんどん大きくなる。
鉄塔から大幡八丁峠までは西側斜面が伐採作業中で西側の視界が大きく広がる。
カラマツを切って杉でも植えるようだが、どうせならブナやナラを植えて照葉樹林にできないものか??
大幡八丁峠には林道が通じており、ちょうど伐採作業の皆さんが到着したところだった。
100メートルほど登り返し御坂峠からの道を合わせると清八山。
この登りでは登山道わきにニリンソウの葉が多くみられるが花はまだまだ。
清八山は大月市の富嶽12景の一つだが、雲がかかり9時にして早くも富士の姿はすっかり見えななった。
ここから線つなぎのために空身で清八峠まで往復、といってもたかだか5分か10分ほどだが。
清八山でゆっくり休憩してもよかったのだが、寒気のせいで積雲が湧きだしており雨でも降られたら嫌なので先を急ぐことに。
清八山手前の分岐を西に向かい稜線を八丁山から八丁峠へと進む。ここは迷うほどではないが、御坂の中ではあまり歩かれてはいない区間のようで、やや踏跡の薄いところがある。
御坂峠から天下茶屋までは擬木の階段で一気に急降下。この下りで今日初めてハイカーとすれ違った。
休日なら観光客が集まる天下茶屋にも一組の御夫婦がいるのみ。雲に隠れた富士山を残念がっておられた。
ここからは車道を30分ほどで登山口の駐車場に戻るが、朝方はガラガラだった駐車場は8割がた埋まっている。さすがに人気の三ツ峠だ。
でも富士山がはっきりと拝めたのは7時ごろまで。
くどいけど早起きは三文の得。
久しぶりの三ツ峠、さすがに間近に見る富士山の眺めは迫力がある。
休日だともっと多くのハイカーでごった返すんだろうが、平日の早立ちということで非常に静かな山歩きを楽しめたが、この日の最大のトピックは何と言ってもカモシカになるんだろう。
下山後は天下茶屋の分店の『峠の茶屋』でほうとうと釜飯をいただき、4泊する笛吹市の『楽せりな』へと向かった。
ここは廃業したラブホテルを今の経営者が居抜きで買い取り、中を改装してホテルとして営業している。
料金はビジネスホテルよりも高めだが、元ラブホということで部屋や浴室は広く、防音もしっかりしておりルートインなどよりもゆったりくつろげる。
山梨方面で泊まりで山登りする際にはいつも使っている。
翌日は初狩から鶴ヶ鳥屋山、本社ヶ丸を経て笹子まで歩く予定で9時には寝入ってしまった。
4月累計
合計距離: 61.15km
累積標高(上り):4636m
累積標高(下り):4633m
コメント
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カモシカいたんですか!
確かに鹿に遭遇するのと違ってありがたい感じがしますよね〜
まして熊とは大違い
三ツ峠からの富士山、ほんとに間近で大きく見えよね
私も登った時、大感動したことを思い出しました。
いいですね〜4連荘
これからレコじっくり拝見します
このカモシカは人馴れしていて、そばに寄っても警戒することもなく、私たちのことはまるで無視して草を頬張っていました。
この日は7時過ぎには富士山は隠れてしまったので、早出した甲斐がありました。
やはり御坂方面からの富士山は大きさが違いますねー
私が昨年12月に遭遇したカモシカと顔が似てますね。(眼の下の傷のようなものが)誰か餌を与える人がいるのか人に慣れている感じでした。
私の場合、山頂直下の滑る斜面に注意していて、気付いたときには、急接近していて、暫し睨み合い状態で緊張しました。(私の方が道を譲りましたが・・・ )
それにしてもmatch1128さん、精力的に歩かれていますね。
hikeさん、コメントありがとうございます。
hikeさんの三ツ峠のレコ拝見しました。
顔の特徴や、体型、どうやら同じやつですね。
肉付きもすごくいいし、人馴れしてるのでたぶん山頂周辺に住み着いてるんでしょうね。
今回はにらみ合いとかそういうことはなく、カモシカは私たちのことなど全く無視して悠々と草を食べていました。
本当は5連荘のつもりでしたが、4日目の途中で腰が限界になりました。
天気のいい休日に家でごろごろしてると、嫁さん機嫌が悪いので追い立てられるように山に登ってる次第です。
昨年5月に群馬の高田山を歩いた際に、山の斜面に二頭のカモシカがいました。
その場から全く動こうともせず、我々が歩く方向にゆっくりと顔だけ動かしていました。
いつまでもお見合いしているのもナニでして、我々が下るにつれて、見えなくなりましたが・・・。
今回はナントカ隊長ポーズに近いものが多いような・・・
隊長
調べるとカモシカは個体によっては非常に好奇心が強く自ら人間に近づくものもあるそうです。
指さしポーズは真似させていただいてます。
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