【静寂の名山】水源の森〜武尊山〜北東尾根下降

2014年05月03日(土) ~ 2014年05月05日(月)

• GPS: 00:05
• 距離: 22.5km
• 登り: 1,411m
• 下り: 1,146m

アクセス

利用交通機関：

自家用車

湯ノ小屋ゲート

写真

県道の冬季閉鎖ゲートからスタート

水量多い木ノ根沢本流の滝

水源の森案内板

大沢林道出会にある「奥利根のブナ太郎」(森の巨人たち100選)
この付近にBC設営

翌日、県道歩行再開
道端にシカが…弱ってるのか逃げない

谷が開けてきたら水源の森の野営場は近い

右の俣沢とマキバの沢の二股は、スノーブリッジで楽に渡ることができた
(写真上が下流になる)

マキバの沢左岸から尾根に上がり車道に出たところ

広くなだらかな尾根をたどり、道標で田代湿原からの夏道に合流を確認

さらに広い尾根を1時間以上進むと、雪に埋もれた避難小屋が現れ、山頂方向から武尊牧場に向かう足跡も発見

南西に方向転換し中ノ岳が見えた！
尾根が細くなる

中ノ岳の右が沖武尊(主峰)かな？

徐々に近づく

中ノ岳へは壁のような登りを越えていく

中ノ岳
[後方は沖武尊(主峰)]

日本武尊像が出迎えてくれた！

沖武尊到着
一等三角点
自分の影が映ってる

中ノ岳〜家の串〜川場剣ヶ峰
奥は皇海山か

剣ヶ峰

谷川岳方面
ちょっと写真が斜め…

巻機山〜越後三山方面

小沢岳〜越後三山〜平ヶ岳〜至仏山

平が岳〜至仏山〜燧ヶ岳

武尊山頂標識
このあとは北尾根下降に突入なのだが、山頂直下はハイマツ藪でさすがに厳しく、いったん西肩まで尾根上の登山道を降りてから東にトラバースした

天狗ころげ遠望
(1984独標から西向)

至仏山を見ながら下る
(標高1830m付近から北望)

中ノ岳と東手前の壁
(標高1800付近から南望)

林道下降地点付近
(標高1240m)

3日目
県道脇で見つけた森林鉄道のものらしき橋脚

撮影機器：

W53T KDDI-TS

感想

BLACKTIGER

3日行程ながらBC(ベースキャンプ)方式で、中間日に軽荷で山頂を周回する計画です。昨年も尾瀬山ノ鼻BCで景鶴山周回、体力に自信がない中でも長い距離を歩くにはよいと思います。今年の目標は武尊山初登。南面のスキー場からの往復ではやや物足りなさそうなところですが、人の入らない北面の周回にして変化をつけました。おかげさまで今年もずいぶん楽しめました。

県道は湯ノ小屋先で冬季閉鎖。ここからしばらく我慢の車道歩きです。雪の世界には水源の森の野営場から入ります。まずは渡渉ですが、最初の二俣が見事に雪で埋まっており楽ができました。このあとはひたすら緩やかで広大な尾根で避難小屋まで2時間歩きます。ここから尾根が細くなり、中ノ岳手前は雪の急登でちょっと緊張。中ノ岳を過ぎてはじめて他パーティに出会いましたが山頂は静かでした。

下りは1984独標を経て大沢林道まで一気に下る北東尾根。雪がなければ藪漕ぎで短時間通過はまず不可能ですが、この季節は雪に助けられます。山頂直下はハイマツ藪なので、西の肩からトラバースして入ります。降り口の急下降が一番の難所で、ここは慎重さを要します。あとは地形図と実際の地形を付き合わあせてのパズル、間違えると正しい尾根までトラバースの罰ゲームです。雪が案外堅く、ザラメ雪の時のように(富士山砂走みたいには)飛ばして行けませんでしたが、3時間で林道出会いに着きました。最下部は雪も途切れ途切れで、アイゼンが枯木や岩角に引掛り幾度か転んだり飛ばされたりで少々難儀しました。