燕岳 〜色々あったASA撮影山行
- GPS
- 33:10
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 1,302m
- 下り
- 1,302m
コースタイム
4日:燕山荘10:33 - 11:22合戦小屋 - 14:34中房登山口
天候 | 3日:晴れ のち 曇り 4日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
宮城から中房への林道約10劼脇刺狭く見通し悪い。 3日午後に落石があり4日午後まで通行止めになった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:中房登山口にあり ■道の状況:第2ベンチまでは雪は殆どないか少ない。第3ベンチでアイゼン着用。気温が高いと雪は緩んでいてかなり歩きにくい。下りはアイゼンの効きも悪いので急勾配の区間は注意が必要。 ■入浴:中房温泉登山口脇に立寄り湯あり。700円。 |
写真
感想
連休後半は山岳写真ASAの仲間6名(うち1名は会員の家族)と燕岳へ撮影山行。燕山荘に2泊の予定で中房に前泊。
【1日目】
予報では1日目(3日)の後半から崩れ、夕方に回復。2日目は概ね良好とのこと。崩れないうちに小屋に着きたいと早朝5時に登山口集合し、リーダーOさんを先頭に5時半前に登り始める。
登山口には積雪はなく、第二ベンチ付近までは雪のある箇所も多くない。第二ベンチを過ぎるとしだいに雪が増えてきて、急登部分も出てきたので第三ベンチでアイゼンを着用。
午前中はほぼ完璧な晴天となり、気温が高くて雪が緩んでいるのでアイゼンの効果もそれほどは高くなく、時間はかかるし疲労は増す。
合戦小屋に4時間半かけて到着して大休止。30分ほど休んで出発するが、ここで会員H氏の両足が攣るというアクシデント。アミノ酸や漢方薬などで回復させようと試すが即効力はないので、一旦合戦小屋に戻って休み、ストレッチをすることにして他のメンバーには先に行って貰う。
30分ほどストレッチを続けると少し回復したので、ゆっくり騙し騙し合戦の頭から稜線へと登って行く。途中で雲が多くなり、やがてミゾレから雨になったので少し焦ったが、出発からほぼ8時間後に何とか小屋に到着。
連休で天気が良いためかこの日の小屋は凄く混んでいた。
与えられた部屋で休みながら天気の状態を眺めるが、完全にホワイトアウト状態。これは今日はダメか、と宴会モードへの移行を考え始めていると、5時を過ぎて突然ガスが晴れて周り中が見え始める。
慌ててみんなで外へ飛び出して思い思いの場所で撮影開始。しかし具合の悪いことに6時からの食事の番なので、一旦小屋へ戻って夕食を食べてからまた外へ。
日没の瞬間にはギリギリのタイミングで、あまりパッとした絵は撮れなかった。その後も外に残ってブルーモメントの山々や星々を撮影し、8時過ぎに小屋へ戻る。既に宴会を始めていたメンバーに加わって少しだけ飲んで9時には就寝。
【2日目】
元々空が晴れて風がなければ2時過ぎから天の川の撮影を考えていたのだが、1時過ぎにOさんとSさんに起こされて予定より早く身支度をして外へ出る。
思ったほどの風もなく、見上げると小屋の上にきれいな夏の天の川が流れている。ほかの二人は小屋裏へ行ってしまったが、小屋の前で暫く撮影をした後にテント場の最上部へ移動してちょうど小屋の真上に立ち上がる天の川の様子を何枚も撮影する。
この夜は天の川を撮影していると思われる人が10人以上はいて、あちこちで撮影位置が重なり気を使う。
やがて薄明が始まって天の川も次第に消えていくので、安曇野の夜景や黎明の山の景色に対象を切り替えて撮影を続ける。
その後、日が昇っても山はきれいに染まってくれず、一晩中撮影して体も冷えてきたので部屋へ戻って朝食まで体を温める。
天気は午後から下り坂で明日は雨になりそうだというので、予定を短縮してこの日山を下りて中沢温泉泊りにしようかと朝食時に話していると、前日の地震で中房までの林道に落石があって復旧予定が立たない、という衝撃のニュース。
すぐさまその場で中房の民宿に電話して部屋を確保する。
急ぐ必要もないので10時頃まで付近の撮影をしたりして過ごしてから下山。早朝は快晴だった空もだんだん高雲ってきて帰りは周囲の撮影もあまりせず淡々と下りる。
合戦小屋まで下りて来て休憩していると、中房線が14時半から15時までの間だけ下りの車を通すとの報。
これを受けて間に合うように急いで下山する登山者が増えたので、急がない我々は何度も後ろからのグループに道を空ける。
4時間余りで中房登山口に全員無事下山!
この晩は中房温泉に泊って温かい風呂と宴会を楽しんだ。
翌朝は空はすでに曇り、雨も降ってきたので賢明な判断だったと言える。
今回も登りは辛くて長い道になってしまったが、ピンポイントに晴れた夕方から朝の時間を存分に撮影に使えて満足な山行だった。
(中房線は翌朝7時半から上り下りとも通行止め解除になり、全員無事帰路に着いた)
※ Tadが所属する山岳写真グループ「山岳写真ASA」の
HPはこちら ⇒ http://www.ifnet.or.jp/~asa.p/
山行ブログはこちら ⇒ http://sangakuasa.blog130.fc2.com/
またお会しましたね。
私のレコの登山口の写真に偶然Tadさんのグループが写っていました。
今回の夜間撮影も素晴らしいですね。
本格的にやられている方の写真は違います。
これからも楽しみにしています 。
2週続けて、しかも全然違う山域でお会いするとは思いませんでした
あのホワイトアウトの中を大天井まで行かれたんですねえ。我々はすることがなくて取りあえず飲んでました
またどこかでお会いしましょう。(来週だったりして… )
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