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Yamareco

記録ID: 441555
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

燕岳 〜色々あったASA撮影山行

2014年05月03日(土) ~ 2014年05月04日(日)
 - 拍手
Tad その他6人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
33:10
距離
8.7km
登り
1,302m
下り
1,302m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

3日:中房登山口5:25 - 10:05合戦小屋 - 13:15燕山荘
4日:燕山荘10:33 - 11:22合戦小屋 - 14:34中房登山口
天候 3日:晴れ のち 曇り
4日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中房の登山者用駐車場:3日朝は第1駐車場ほぼ満車、第3は20%くらいの駐車率。
宮城から中房への林道約10劼脇刺狭く見通し悪い。
3日午後に落石があり4日午後まで通行止めになった。
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト:中房登山口にあり
■道の状況:第2ベンチまでは雪は殆どないか少ない。第3ベンチでアイゼン着用。気温が高いと雪は緩んでいてかなり歩きにくい。下りはアイゼンの効きも悪いので急勾配の区間は注意が必要。
■入浴:中房温泉登山口脇に立寄り湯あり。700円。
【1日目】中房登山口から出発
2014年05月06日 09:57撮影 by  X20, FUJIFILM
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【1日目】中房登山口から出発
第二ベンチくらいまではまだ雪のないところも多く、第三ベンチまでアイゼンを付けなかった
2014年05月06日 09:57撮影 by  X20, FUJIFILM
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第二ベンチくらいまではまだ雪のないところも多く、第三ベンチまでアイゼンを付けなかった
歩きにくい緩い雪に苦しみながら急登を登る
2014年05月06日 09:57撮影 by  X20, FUJIFILM
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歩きにくい緩い雪に苦しみながら急登を登る
4時間半かけて合戦小屋到着
ここでH氏にアクシデント発生
2014年05月06日 09:57撮影 by  X20, FUJIFILM
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4時間半かけて合戦小屋到着
ここでH氏にアクシデント発生
稜線が近づく頃には曇ってきて槍もよく見えず
2014年05月06日 09:57撮影 by  X20, FUJIFILM
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稜線が近づく頃には曇ってきて槍もよく見えず
小屋は見えているがここからが遠い
2014年05月06日 09:57撮影 by  X20, FUJIFILM
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小屋は見えているがここからが遠い
みぞれが雨になってレンズも曇る
2014年05月06日 09:57撮影 by  X20, FUJIFILM
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みぞれが雨になってレンズも曇る
日没前に一転、雲が消え青空になった
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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日没前に一転、雲が消え青空になった
語らう二人には槍も霞みがち
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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語らう二人には槍も霞みがち
日が沈み、ブルーモメントに向かう槍の稜線
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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日が沈み、ブルーモメントに向かう槍の稜線
槍から裏銀座の稜線の上の月
ちょっと離れ過ぎてて間抜けな絵になった
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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槍から裏銀座の稜線の上の月
ちょっと離れ過ぎてて間抜けな絵になった
この日はテントになかなか灯りが入らなかった
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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この日はテントになかなか灯りが入らなかった
裏銀座に沈んで行くオリオンと月
月齢4にもなると月と星の明るさはこんなに違う
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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裏銀座に沈んで行くオリオンと月
月齢4にもなると月と星の明るさはこんなに違う
この夜の玄関前スペースは星を撮る人がいっぱいだった
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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この夜の玄関前スペースは星を撮る人がいっぱいだった
【2日目】1時過ぎに起こされて外へ出てみると天の川がきれいだった
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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【2日目】1時過ぎに起こされて外へ出てみると天の川がきれいだった
そこで、場所を変えて少しカラフルな星景写真にしてみた
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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そこで、場所を変えて少しカラフルな星景写真にしてみた
東に金星が昇って来た頃には外に出る人も増えてきた
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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東に金星が昇って来た頃には外に出る人も増えてきた
北には水を汲むヒシャク
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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北には水を汲むヒシャク
日が昇っても燕はあまり焼けず
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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日が昇っても燕はあまり焼けず
水が入った安曇野の水田がオレンジに光っていた
2014年05月06日 09:57撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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水が入った安曇野の水田がオレンジに光っていた
朝食も済み、小屋の食堂でコーヒーを飲みながら
2014年05月06日 09:58撮影 by  X20, FUJIFILM
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朝食も済み、小屋の食堂でコーヒーを飲みながら
下山前に全員で集合写真
2014年05月06日 11:43撮影
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下山前に全員で集合写真
今日は中房温泉泊まりなのでゆっくり10時半過ぎから下山
2014年05月06日 09:58撮影 by  X20, FUJIFILM
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今日は中房温泉泊まりなのでゆっくり10時半過ぎから下山
西側斜面は強風で雪が積もらない
2014年05月06日 09:58撮影 by  X20, FUJIFILM
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西側斜面は強風で雪が積もらない
槍も見納め
2014年05月06日 09:58撮影 by  X20, FUJIFILM
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槍も見納め
合戦小屋では14:30-15:00まで林道の下り方向が一時通行可になるとアナウンスしていた
2014年05月06日 09:58撮影 by  X20, FUJIFILM
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合戦小屋では14:30-15:00まで林道の下り方向が一時通行可になるとアナウンスしていた
第二ベンチ前でアイゼンを外す
2014年05月06日 09:58撮影 by  X20, FUJIFILM
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第二ベンチ前でアイゼンを外す
ところがその後のこの区間で苦戦した
2014年05月06日 09:58撮影 by  X20, FUJIFILM
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ところがその後のこの区間で苦戦した
第一ベンチまで下りて来てかなりホッとしているところ
2014年05月06日 09:58撮影 by  X20, FUJIFILM
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第一ベンチまで下りて来てかなりホッとしているところ
4時間かけて登山口到着
今日も無事下山!
2014年05月06日 09:58撮影 by  X20, FUJIFILM
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4時間かけて登山口到着
今日も無事下山!

感想

連休後半は山岳写真ASAの仲間6名(うち1名は会員の家族)と燕岳へ撮影山行。燕山荘に2泊の予定で中房に前泊。

【1日目】
予報では1日目(3日)の後半から崩れ、夕方に回復。2日目は概ね良好とのこと。崩れないうちに小屋に着きたいと早朝5時に登山口集合し、リーダーOさんを先頭に5時半前に登り始める。

登山口には積雪はなく、第二ベンチ付近までは雪のある箇所も多くない。第二ベンチを過ぎるとしだいに雪が増えてきて、急登部分も出てきたので第三ベンチでアイゼンを着用。
午前中はほぼ完璧な晴天となり、気温が高くて雪が緩んでいるのでアイゼンの効果もそれほどは高くなく、時間はかかるし疲労は増す。

合戦小屋に4時間半かけて到着して大休止。30分ほど休んで出発するが、ここで会員H氏の両足が攣るというアクシデント。アミノ酸や漢方薬などで回復させようと試すが即効力はないので、一旦合戦小屋に戻って休み、ストレッチをすることにして他のメンバーには先に行って貰う。

30分ほどストレッチを続けると少し回復したので、ゆっくり騙し騙し合戦の頭から稜線へと登って行く。途中で雲が多くなり、やがてミゾレから雨になったので少し焦ったが、出発からほぼ8時間後に何とか小屋に到着。
連休で天気が良いためかこの日の小屋は凄く混んでいた。

与えられた部屋で休みながら天気の状態を眺めるが、完全にホワイトアウト状態。これは今日はダメか、と宴会モードへの移行を考え始めていると、5時を過ぎて突然ガスが晴れて周り中が見え始める。
慌ててみんなで外へ飛び出して思い思いの場所で撮影開始。しかし具合の悪いことに6時からの食事の番なので、一旦小屋へ戻って夕食を食べてからまた外へ。

日没の瞬間にはギリギリのタイミングで、あまりパッとした絵は撮れなかった。その後も外に残ってブルーモメントの山々や星々を撮影し、8時過ぎに小屋へ戻る。既に宴会を始めていたメンバーに加わって少しだけ飲んで9時には就寝。

【2日目】
元々空が晴れて風がなければ2時過ぎから天の川の撮影を考えていたのだが、1時過ぎにOさんとSさんに起こされて予定より早く身支度をして外へ出る。
思ったほどの風もなく、見上げると小屋の上にきれいな夏の天の川が流れている。ほかの二人は小屋裏へ行ってしまったが、小屋の前で暫く撮影をした後にテント場の最上部へ移動してちょうど小屋の真上に立ち上がる天の川の様子を何枚も撮影する。

この夜は天の川を撮影していると思われる人が10人以上はいて、あちこちで撮影位置が重なり気を使う。
やがて薄明が始まって天の川も次第に消えていくので、安曇野の夜景や黎明の山の景色に対象を切り替えて撮影を続ける。
その後、日が昇っても山はきれいに染まってくれず、一晩中撮影して体も冷えてきたので部屋へ戻って朝食まで体を温める。

天気は午後から下り坂で明日は雨になりそうだというので、予定を短縮してこの日山を下りて中沢温泉泊りにしようかと朝食時に話していると、前日の地震で中房までの林道に落石があって復旧予定が立たない、という衝撃のニュース。
すぐさまその場で中房の民宿に電話して部屋を確保する。

急ぐ必要もないので10時頃まで付近の撮影をしたりして過ごしてから下山。早朝は快晴だった空もだんだん高雲ってきて帰りは周囲の撮影もあまりせず淡々と下りる。
合戦小屋まで下りて来て休憩していると、中房線が14時半から15時までの間だけ下りの車を通すとの報。
これを受けて間に合うように急いで下山する登山者が増えたので、急がない我々は何度も後ろからのグループに道を空ける。

4時間余りで中房登山口に全員無事下山!
この晩は中房温泉に泊って温かい風呂と宴会を楽しんだ。
翌朝は空はすでに曇り、雨も降ってきたので賢明な判断だったと言える。

今回も登りは辛くて長い道になってしまったが、ピンポイントに晴れた夕方から朝の時間を存分に撮影に使えて満足な山行だった。
(中房線は翌朝7時半から上り下りとも通行止め解除になり、全員無事帰路に着いた)


※ Tadが所属する山岳写真グループ「山岳写真ASA」の
    HPはこちら ⇒ http://www.ifnet.or.jp/~asa.p/
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コメント

Tadさん こんばんは
またお会しましたね。
私のレコの登山口の写真に偶然Tadさんのグループが写っていました。
今回の夜間撮影も素晴らしいですね。
本格的にやられている方の写真は違います。
これからも楽しみにしています
2014/5/8 20:00
ERUさん コメントありがとうございます
2週続けて、しかも全然違う山域でお会いするとは思いませんでした
あのホワイトアウトの中を大天井まで行かれたんですねえ。我々はすることがなくて取りあえず飲んでました
またどこかでお会いしましょう。(来週だったりして…
2014/5/8 20:37
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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2/5
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