ヤビツ峠〜表尾根〜塔の岳〜大倉


- GPS
- 07:00
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,012m
- 下り
- 1,479m
コースタイム
-10:31三の塔10:43-11:09烏尾山-11:28行者ヶ岳-12:09新大日
-12:37塔の岳13:27-13:38金冷やし-13:49花立山荘-
-14:12雄山の家-15:25見晴小屋-15:57登山道入口-16:03大倉BS
天候 | 快晴 微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿ー(小田急線)−秦野ー(加奈中バス)−ヤビツ峠 小田急669円、加奈中470円 復路) 大倉ー(加奈中バス)−渋沢ー(小田急線)−代々木上原ー自宅 加奈中215円、小田急669円 「大山・丹沢フリー切符B」を利用(大人 1530円、 子供 760円) ちなみのこの日は「ちびっこデー」にあたり、加奈中バスは小学生50円とのキャンペーン。 フリー切符よりも片道1円ずつ安かった(笑)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
行者ヶ岳の下降点のクサリ場は渋滞(通過に15分くらい)。 新大日〜塔の岳に崩落迂回箇所あり(12月の積雪時には崩落箇所にトレースがあった)。 |
写真
感想
かみさんがいよいよ化学療法に入るために、
山のぼりに連れ出す予定も当分ありません。
次男を連れて、「鷹巣山」山行きを計画していました。
山ガールたちが体調不良で不参加となり、それなら眺めの良い表尾根にしようということで計画変更。
1年半ほど前に家族で挑戦、天候不良で三の塔で撤退したコースです。
久々の次男にはちょっと長いコースでしょうが、がんばってもらいましょう。
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天気の良い初夏とあって、秦野に下りたときにはバス停に行列が....。臨時便が増発されており、定刻のバスでは運よく座れました。まあ、自分は立って行ってもよかったんですが。
この日はちびっ子デーということで、なんと加奈中バスは全線小学生50円で乗れるとのこと。大山・丹沢フリー切符を買い込んで節約したはずなのに....。でも後で調べると、pasmo対応運賃で計算して2円ほど高くついただけでした。大人は500円弱、フリー切符がお得です。おまけに、パン屋さんとかドーナツ屋さんなどの割り引き設けられるしね。
この日は意外と風が冷たくて、日差しは強いものの風のあるところでは、涼むことができるくらいでした。先週の高尾と同じくらい快適でした。
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一人での登山であれば、新大日あるいは塔の岳までは無休憩で一気に行くところですが、今日はひさしぶりの次男を連れてということでのんびり登りました。もっとも、ゆっくり歩くのが苦手なので、僕は先頭を歩き離れると立ち止まり立ち止まりでしたが。
二の塔手前の開けたところでは、振り返ると三浦半島から相模湾が一望できました。前回は雨に降られたうえに、ガスが立ち込め眺めは全くありませんでしたが、今日はとっても良い眺めでした。
二の塔、三の塔で小休止。
三の塔では、相模湾から富士山を眺めつつ、本日の目的地「塔の岳・尊仏山荘」がはっきりと見えます。
烏尾山の小屋を眼下に収め、これから歩く稜線をたどります。
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烏尾山への急降下は、前回は12月の積雪で命からがらでしたが、今回もざれた足元のため慎重に。前を行くカップルが軽装のため、こわごわと進むため、ちょっとした渋滞に。やっぱここは、スニーカーでは危険ですね。先を譲ってもらってからは一気に下り、涼しい風を受けながら烏尾山を登り返します。
烏尾山の小屋ではカキ氷を食べている家族連れがいました。氷好きの次男に訊きましたが、下山してからアイスを食べるということで納得してもらいました。だって、まだ序盤だもんね。
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行者ヶ岳の付近狭い稜線やクサリ場は、次男には「忍者の修行」に写った様子。自分で20級の挑戦とか言いながら、パパについてきます。三の塔の手前よりは、はるかにやる気がみなぎります。
肝心のクサリ場は、クサリを頼ることなく、見事なバランスで登り降り。
渋滞していた難所のクサリ場も軽々とクリア。
ボルダリングでも習う?
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新大日手前で小休止したあと、新大日で先行のパパと、後続のかみさん・次男チームに分かれました。先に登頂し、昼ごはん用のお湯を沸かすためです。山頂手前の急坂には多少てこずりましたが、12時37分塔の岳到着。後続隊が15分くらいあとに到着したときには、ちょうどお湯が沸くグッドタイミング!
富士山には雲がちょっとかかる程度で、大山から三の塔、伊豆大島、相模湾、伊豆半島、箱根、愛鷹山、檜洞丸、蛭が岳と大パノラマが眼前に広がります。
次男はカップヌードル・カレー味、パパとかみさんはご飯にタイカレー。缶詰をそのままストーブにかけようと思いましたが、缶には直火は避けるよう文言が....。そこで、フライパンを利用して湯煎に。程よく温まったところで、持参した白飯に掛けていただきます。レッドツナカレーは、ちょっと苦手なパクチーが利いたタイカレー。かみさんの発案でしたが、これからもリピできる「山ゴハン」。コーヒーとの相性もよく、ゆったりとすごすことができました。
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下りも次男の調子はよく、どんどん下っていきます。花立山荘からの階段も順調に下っていたので、ちょっとパパは自分のペースで先に降りて行ったのですが......。雄山の家で後続組を待ちますが、10分たっても降りてきません。途中で追い抜いた人たちが過ぎ去り、アクシデントの予感。こうなったら上り返すしかないと思い、200mくらい上り返したところで、ゆっくりと降りてくる次男とかみさんの姿。どうも次男は左膝と足が痛くてとの話でした。
ゆっくりと降りてきて、雄山の家の前で様子を見ます。膝はたいしたことはないようでしたが、足は母子球のところが痛いようでした。体重がかかるとこの部分が痛くなるのが我が家の特徴で、パパとおねえちゃんはソールに衝撃吸収素材を貼って対応しています。とりあえず、消炎鎮痛スプレーで冷やし、ちょっとペースダウンして降りることに。
幸いここから下は急坂は少なかったので、あまりペースは上がりませんでしたが、痛みを訴えることなく無事に降りることができました。大倉尾根は大人でもひたすら下りることが苦痛になる「バカ尾根」ですから、初挑戦の小学3年生には少しきつかったかもしれません。
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今後はかみさんの化学療法、放射線治療、免疫療法と長い治療が続きますが、主治医からはなるべく普段どおりで、運動も可といわれました。自分は骨折からのリハビリのめどは立ちましたので、体調の良いときを見計らい、時間を見つけてはかみさんを山に誘おうと思っています。
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