八溝山 八溝川湧水群を経て
- GPS
- 02:19
- 距離
- 4.1km
- 登り
- 304m
- 下り
- 324m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
八溝山は山頂まで車で行くことができますが、今回は前半の車道を省略し、途中の登山口から登ることにしました。ただし、登山道自体は蛇穴バス停のある下の方から、車道に絡みながら登ってきているようです。駐車場から少し進んだ所にある日輪寺旧参道の標識から山道に入りました。歩きやすく緩やかな道で、大変快適です。足元は柔らかく、森は瑞々しく、緑は元気にあふれ、大変潤いのある山道でした。20分ほどで金性水に到着しました。
ここから山頂までの登山道に沿って、徳川光圀公の命名した「五水」という五箇所の湧き水が順番に現れます。平坦な道を行くとやがて東屋のある鉄水があり、ここから八丁坂が始まります。すぐに龍毛水への分岐があり、僅かで達することができます。分岐まで戻ってさらに八丁坂を登り、車道に出たところで少し車道を下れば白毛水。再び戻って、八丁坂の続きの山道に入ると、帰りに通る日輪寺への道を分けます。さらに登って銀性水の分岐から銀性水を往復しましたが、ここだけ唯一水が枯れていました。
僅かに登ると山頂直下の車道に出ました。そこには鳥居があり、これを潜って進むと八溝嶺神社、その背後が山頂になり、山頂の横には城を模した大きな展望台がありました。神社の後の築山のようなこじんまりした山頂ですが、明るく気持の良い場所ではありました。せっかくなので、展望台に登ってみました。霞んで遠望はききませんが、八溝山地の緩やかな山々はゆったりとして、のどかな雰囲気を醸し出しています。吹く風も涼しく、人工的な展望台とはいえ、大変穏やかな気分になる山頂でした。
帰路は、銀性水の下の分岐まで戻り、日輪寺を目指して下ります。この緩やかな下りの道は、青々とした笹に覆われ、藤色の花が咲き、アサギマダラがヒラヒラと飛ぶ、瑞々しい自然の道でした。やがて車道に出て、狭いコンクリートの下り道に入り、日輪寺の境内に出ました。赤を主体の寺は、緑の中では鮮やかに目立ちます。寺の駐車場の下に下っていく道があったので、再び山道に入ります。沢まで下ったところに、かつてワサビ田だったと思われる囲いがあり、あとは緩やかに50mほど登り返して駐車場に出ました。八溝山の山中はブナ林の森や青々とした笹原があり、湧き水もあり蝶も舞う、短いコースながら豊かな自然を満喫したような山でした。盛夏ならではの活き活きとした自然の姿に出会ったという気がします。
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