二子山
- GPS
- 05:27
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 812m
- 下り
- 823m
コースタイム
天候 | 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
二子山登山口には、きれいなバイオトイレがあり、ホースで水を引いた水場もある。入り口にある登山者のカウンタを押してから入山する。 全体的に道ははっきりしており、迷うようなところはないが、西岳の上級コースの入り口は見つけられなかった。 東岳〜股峠〜西岳〜岩壁下は、岩場が連続して鎖場もあるが、スタンスやホールドが豊富でしっかりしており、樹木もあり高度感はさほどではないため、慎重に注意して進めば特に問題はないと思う。岩稜上は所々小さな巻き道もある。今回は、岩が乾いており風もないという好条件たっだので、条件が悪いときはかなり厳しい箇所もあるとは思う。 |
写真
感想
今回は、以前から気になっていた秩父の二子山に思い切って行くことにした。ここの鎖場や岩稜(もちろん一般コース)が、今の自分にとってどれほどなのか知りたい気持ちもあり、期待と不安の入り混じった気持ちで出かけたが、結果として特に問題もなく快適な山行を楽しめた。
登山口から股峠までは、沢沿いの比較的急な登りであり、ところどころザレていて滑りやすい箇所がある。ローソク岩への分岐を過ぎて、すぐに広々した股峠に出る。
股峠から東岳へは土の滑りやすい急登のあと岩交じりの急登となる。とにかく急で足を上げるのが疲れる。足場用の金具が取り付けてある鎖場にまさに進もうとしたとき、突然大きな音がしてペットボトルが落ちてきたので、何事かと驚いて少し待っていると人が降りてきた。転がっていたペットボトルを落としてしまったようだ。ここは岩が邪魔して先が全く見えないので、降りて来る人とかち合ってビックリしないように注意する必要がある。
鎖場を抜けると、正面に東岳の頂上岩壁が見え、背後には西岳の岩壁が全貌を現し圧倒される。
痩せた岩稜を登るとすぐに東岳の山頂だ。登る人が少ないのか、西岳山頂の立派な標識に比べると地味である。
股峠に戻って、北側の登山口を見に行った。近いとは思っていたが、実際歩いてみると本当に近い。高低差も殆どなく、南側から登ってきた1時間は何だったのか?と考えてしまうが、あまりに近すぎるので、岩が目的の人はともかく、山が目的の人は南から登ってきたほうが足慣らしになってよいのでは、と思った。
股峠から西岳への登りは、東岳ほどではないが、やはり急登だ。上級コースはもとより範疇外であったが、入り口は全く分かないまま山頂に着いてしまった。頂上直前の鎖場は以外と厄介だった。西岳山頂は意外と広く、よほど混んでいない限り、食事スペースも十分ある。
ここから痩せた岩稜歩きだが、想像していたより恐怖感や危険は感じなかった。両側が切れ落ちたナイフリッジで掴むところも無いようなルートを想像していたのですが、ごつごつした岩を掴む箇所も多くあり、木も生えているので恐怖感はあまりなかった。天候などの条件にもよるが、慎重に行けばまず問題はないと思う。
細い岩稜を下り、ひと登りすると西岳の西峰に着く。振り返ると西岳の岩壁が見事だ。岩に取り付いているクライマーも見える。西峰の頂上も少しスペースがあり、人も来そうも無かったので、ここで西岳の岩壁を眺めてながらの昼食とする。それにしても西岳は見事で、あんなところから降りてきたのかと思う。しばらくすると西岳の山頂に人が見えてきた。
西峰から先もしばし岩稜歩きが続き、少し飽きてきたころ、目前の岩に赤いバッテンが付いていて、そこから左に折れて、鎖場の下りとなる。下のほうのスタンスがうまく見つからずに。取り付けられた足場の金具まで、無理やり鎖にぶら下がって降りてしまったが、もっと慎重にスタンスを探すべきだっと反省している。鎖場のあと少し急降下すると、岩壁の下の傾斜の緩い場所にでて、岩稜歩きを終了する。快適で楽しかったが、想像を膨らませすぎたせいか、少し拍子抜けした。
ローソク岩への分岐を過ぎてすぐに坂本への道標があり、鹿柵の先の道を示している。どうやって柵を越えるのが一瞬途方にくれてしまったが、よく見ると2本の棒が緑のロープで縛られており、これを解くと、2本の棒が開いて、その間を楽に乗り越えられた。乗り越えたあと、もちろん元通りに縛っておく。少し進むと再度鹿柵があるが、同じ仕組みなので、迷わずに通過する。その後、送電線の鉄塔までトラバースの道であるが、ちょうど覆いかぶさった木が顔に当たって邪魔くさい。この辺りからは二子山の全貌が見えて圧巻だ。股峠は本当に切れ込んでいる。
鉄塔からは植林帯のなかの非常に歩きやすい緩やかな下りが続き、車の音が聞こえてくると国道に飛び出し、少し下って出発点に戻った。
人気のある山らしく遭遇する人も多かったが、山頂はまあ静かでのんびり楽しめた。岩場が多いためか、私のような年寄りではなく、若い人が多いように感じた。
帰りは、道の駅両神温泉薬師の湯に寄って汗を流してきた。もともと地区センターとしての温泉を道の駅としたようで、湯船が1つだけのシンプルな温泉だか登山客が多かった。たぶん両神山の登山者が多いのだろう。ここで限定の薬師ソバを食べたが、腰が非常に強くて美味しかった!!
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