雷雲迫る箱根山―駒ヶ岳・神山ではあいかわらずの「箱根山戦争」



- GPS
- 01:45
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 213m
- 下り
- 501m
コースタイム
神山12:20/12:35
大涌谷13:15
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八王子07:16(JR横浜線・相模線) 海老名07:59/08:12(小田急小田原線) 小田原08:55 小田原駅東口09:10(伊豆箱根バス) 箱根園10:25 箱根園駅10:50(箱根駒ヶ岳ロープウェイ) 駒ヶ岳10:57 復路: 大涌谷13:25(シャトルバス)※混雑時は大涌谷〜上湯は無料シャトルバス運行 上湯(伊豆箱根バス) 小田原駅東口14:30 小田原14:44(小田急小田原線) 町田15:38/15:52 八王子16:13 |
写真
感想
前から行きたいと思っていた箱根山中央火口丘の駒ヶ岳・神山へ行ってきた。
箱根に旅行に行ったり、箱根山の外輪山である金時山や明神ヶ岳に登ったりしたときに登ってみたいと思っていたのだがなかなか足が伸びなかった。
今回は最短コースにしようと思い、箱根園から駒ヶ岳ロープウェイで駒ヶ岳まで上がってしまいそこから早雲山駅まで歩くことにした。
箱根園へは西武系の伊豆箱根バスのフリーパス「箱根バスフリー」を使っていくことにした。
このバスフリーはワンデータイプで¥1700なので、往復で使うだけで十分もとがとれる。
前に金時山へ行ったときは小田急系の箱根登山バスのパスを使った。
箱根は「箱根山戦争」のしこりがあるのか、いまだに西武系と小田急系とでフリーパスが乱立しているので分かりにくい。
湯本まで電車で行ったとしても結局バスに乗るので小田原からバスに乗る。
長蛇の列ができているかと思いきや、バスも空いているし道路も空いている。
箱根の山々の登山はやはり秋が一番混むのかもしれない。
ただ観光客もこんなに少なくていいのかなとも思った。
箱根のカルデラの中を左回りに回って箱根園へ到着。
この時点ですでに10:30。山に登る時間としてはすでに遅い。
やはり箱根は日帰り登山としては遠い気がする。
今日は晴れているのに全体的に霞んでいて(今週は交差だとかPM2.5だとかの濃度が高かったようだ。)初めから富士山は期待できないかなとは思っていたが、駒ヶ岳に登った時点で富士山方面にはすでに積乱雲が発達していた。
1357mの箱根駒ヶ岳山頂から歩き出すとハコネダケの開けた部分は爽やかな風が吹いていたが、すぐに樹林帯の中に入り、そうするとけっこう蒸し暑い。
今日は平地は30℃を超える夏日になったので、1300m程度だともう暑いのだ。
ただ、西のほうからどんどん積乱雲が発達して雷鳴も聞こえてきた。
そうなると急にヒンヤリとしてきて、歩くのには快適になったが、山の上で雷雨に合うと怖いので急ぎ気味で歩く。
と、ツツジ科の木が低く登山道に張り出してきているので、顔を思いっきりぶつけてしまった。
雷鳴がどんどん近づいてくるので結局早雲山駅まで歩かず、途中大涌谷へ下りることにした。
駒ヶ岳から歩き始めてから暫くは西武系伊豆箱根鉄道の駒ヶ岳ロープウェイのアナウンスが聞こえていたが、今度は小田急系箱根登山鉄道の箱根ロープウェイのアナウンスが聞こえてきた。
どうやら雷雲が近付くとロープウェイの運行が停止されるので、早めに乗れと言っているようだ。
今回は伊豆箱根鉄道のフリーパスなので箱根登山鉄道の箱根ロープウェイに乗る予定はなかったが、箱根ロープウェイが停止されてしまうと、バスがめちゃくちゃ混みそうなのでここでもちょっと焦ってしまった。
大涌谷はけっこうな混雑で、行きはこんなにガラガラで箱根観光は大丈夫なのかと思ったが、観光客の出足は昼過ぎからのようだ。
13:15に大涌谷に到着し、停まっていた伊豆箱根バスに小田原行きの時間を訊くと、この時間は渋滞しているので大涌谷~上湯間は無料シャトルバスを運行しているとのことで、丁度そのシャトルバスが13:25発だった。
これに乗ると上湯バス停で箱根園から走ってきた小田原行きのバスに接続されるようになっていた。
そろそろ発車という時になって、いよいよ箱根ロープウェイが雷雲によって運行が停止したらしく、伊豆箱根バスの運転手に桃源台行のバスはないのかという客が次々と現れる。
ロープウェイの係員が桃源台行のバスがあると言っていたと詰め寄る客がいたが、伊豆箱根バスには「桃源台」というバス停はない。
伊豆箱根バスは「湖尻」を通り、それはほぼ「桃源台」なのだが、桃源台に行くかと言われればそうではない。
運転手も湖尻への行き方と、そこから桃源台は徒歩だということを説明するのだが、その客は伊豆箱根鉄道と箱根登山鉄道が別会社というのを知らないのだろう。
西武系vs小田急系の「箱根山戦争」は和解したはずで、確かに最初に伊豆箱根バスのフリーパスを買うときも2社あるがこちらでいいのかと訊かれたし、伊豆箱根バスの運転手も丁寧に桃源台への行き方を説明していたが、やはりいまだに「箱根山戦争」のしこりなのか分かりにくいところは残っているようだ。
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