積乱雲(せきらんうん) / 入道雲
最終更新:2016-02-01 17:01 - kuranoken
基本情報
夏場の高い気温などの原因で発生した強い上昇気流によって積雲から成長して塔あるいは山のように立ち上り、短時間で大量の雨(いわゆる集中豪雨)をもたらす巨大な雲のこと。
雲底は非常に暗く、雲の下では激しい雨や雹・霰、冷たい突風がもたらされ、雲の内外で雷が発生するのが特徴。
雲底は非常に暗く、雲の下では激しい雨や雹・霰、冷たい突風がもたらされ、雲の内外で雷が発生するのが特徴。
山の解説 - [出典:Wikipedia]
積乱雲(せきらんうん、)とは、強い上昇気流の影響で鉛直方向へ発達し、雲頂が時には成層圏下部にも達することがあるような、巨大な雲のことである。積乱雲の鉛直方向の大きさは雲の種類の中でも最大であり、雲底から雲頂までの高さは12,000 メートルを超えることもある。また、他に雷雲(らいうん/かみなりぐも)、入道雲(にゅうどうぐも)などの言い方がある。国際雲図帳における10種類の基本雲形の1つに数えられる。積乱雲は、積雲と共に対流雲に分類され、ラテン語学術名は「cumulus」(積雲)と「nimbus」(乱雲)を組み合わせた「Cumulonimbus」(キュムロニンバス)で、略号はCbである。積乱雲は、雲の輪郭がハッキリとしている。雲頂部は、水滴よりも光の反射率が高い氷の粒(氷晶)でできていることが多いために、雲の上部は太陽光をよく反射して明るく見えることが多い。反面、背の高い雲であるために雲底は非常に暗い。雲の下部や雲底よりも下では、激しい雨、場合によっては、霰や雹が降ることもある。積乱雲による降水量は、乱層雲による雨と比べて格段に多く、短時間で大量の雨を降らせる。さらに、積乱雲は帯状に連なって発生する場合もあり、集中豪雨の原因ともなることがある。また積乱雲は対流雲であるために気流も激しく、雲の近くにはダウンバーストと呼ばれる冷たい突風がもたらされる場合もある。さらに、雲の中では激しい気流によって雲を構成する粒子が衝突して静電気が発生し、導体ではない空気を以ってしても絶縁不能なほどの高電圧にまで帯電し、結果、雲の内外において空中放電が発生する。これが雷であり、積乱雲の内部だけに留まった放電を雲内放電と言い、これによって積乱雲が光って見えることもある。なお落雷とは、この放電が地上まで届いたものを指す。この他、まれに積乱雲は漏斗雲を伴って竜巻を引き起こすなど、激しい気流を伴う場合もある。以上のように、しばしば激しい気象現象を引き起こすことがあるため、防災の観点からは警戒が必要な雲である。
自然現象の用語
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