ブロッケン(ぶろっけん)
最終更新:2016-03-19 06:54 - gutenmrgen
基本情報
太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象
山の解説 - [出典:Wikipedia]
ブロッケン現象(ブロッケンげんしょう、)とは、太陽などの光が背後から差し込み、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象。光輪(グローリー、)、ブロッケンの妖怪(または怪物、お化け)などともいう。
ブロッケン現象は、霧の中に伸びた影と、周りにできる虹色の輪(ブロッケンの虹)をまとめて指している。両者とも霧の中のいたる所で起こっており、霧が見る人の間近にあるときには、奥行きと巨大さを感じる場合がある。
虹に比べて見かけの大きさは10分の1程度と小さく、光の輪は何重にもなる場合がある。また、見る人の影が十分小さければ、中心点にも輝点が見られる。内側は青色で、外側は赤色。水滴が起こすミー散乱の後方散乱が、光の色(波長)によって異なる角度依存性を持つことによって起こる。ミー散乱を起こす粒子は、雨粒に比べて非常に小さい(虹は雨粒による屈折と内部反射によるものである)。