伏美岳(ニタナイ川伏見岳北面直登沢)
- GPS
- 12:07
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,479m
- 下り
- 1,477m
コースタイム
天候 | 21日(午後雨)22日(晴れ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
この週末は表大雪の沢を遡行する予定だったが、諸般の事情で山行中止となったので、単独山行となった。今の自分が単独で無理なく入れる日高の沢ということでこの沢に入った。この沢は何年も前から遡行してみたいと思いつつ、なかなか遡行する機会がなく、今シーズンも2回目の正直で遡行できたのだった。
とはいうものの、前日までの雨による増水が引ききっておらず、水量多く、水流も強い中での遡行となり、喉カラカラの緊張感に満ちた山行になった。精神的に弱くなったのかな・・・。
初日は、伏見小屋までの行程なので余裕しゃくしゃくの行動だったが、小屋の15分手前でスコールのような雨に当たり、水も滴る良い男ならぬ、濡れネズミになってしまった。ネズミといえば、伏見小屋には野ネズミが住んでいるのか出入りしているのか、夜中にカサカサいう音に目を覚まし、ヘッドランプを照らすとジェリーが走り去った。手も舐められて、恥ずかしながら「ギャッ!」という声を出してしまった。カサカサする音が気になって眠れないので、耳栓をして寝た。イビキ防御のために装備しているのに・・・。
ウォームアップシーツとシュラフカバーを重ねて寝たが、朝方寒くて薄手のダウンを来た。小屋の中なのに・・・。夏は終わったかな。
翌日の沢の状況は、各写真の説明欄に記載したが、前述のように総じて水が多く、ナメ滝を含めてすべての滝に圧倒された。c1000m台に断続的続くナメ滝は一本の滝となって源頭まで続いているかのように見えた。
精神的な安全値を取って、怖いと思った滝は巻いた。巻けるところが!☆の沢の良いところ。ナメ滝は巻けないが。
日当たりの悪い沢で、帯広市内は30度超えのはずなのに、源頭まで暖かさを感じることはなく、ピークから吹き下ろされる風は冷たく、秋を感じたほどだった。源頭のヤブ漕ぎはハイマツが出てくるまでの灌木漕ぎがウザかった。読図を間違ったのか、ピークに真っすぐ上がらずにピパイロ側の夏道に上がった。
ピークには夏道を登った単独山行者が先着していて、少々歓談。俺も言葉少なだが、彼も言葉少なだった。
時間的に余裕があったこともあり、自分的には珍しく1時間半以上もピークでくつろぎ、日高の山並みを堪能した。お湯を沸かしてスープや紅茶を飲んでしまった。そして、カムエクから剣山まで自分がこれまで踏んだピークを山座固定したのだった。
下山は林道歩き含めて、伏見小屋での休憩以外はほぼ歩き通し。疲れたというよりは足が痛かった。外反母趾的な親指外側の付け根が悩ましい。
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