台風直前の瑞牆山は一瞬の幻想的な山並み光景に感動(瑞牆山荘ピストン)
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- GPS
- 05:35
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 922m
- 下り
- 921m
コースタイム
- 山行
- 4:08
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 5:30
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
★平日の韮崎発始発は瑞牆山荘着10:09 瑞牆山荘発最終15:20 5時間11分しかない ★土日祝は増冨温泉発の瑞牆山荘着9:12 瑞牆山荘発最終16:30あり ★そこでリーゼンヒュッテに前泊して瑞牆山荘着9:12。帰りは瑞牆山荘発15:20に乗って、増冨の湯で途中下車。ひと風呂浴びて最終バスで韮崎駅まで戻った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全般的に危険個所はない。 ・ただし、天鳥川から先は基本岩場で、クサリ場多数。高度感はなく、登山道から外れる転落の恐れもほとんどなく、3点支持までは気にしなくてよいものの、ある程度の手足の筋力が必要。 ・全般にルートは明確だが、赤リボンを辿る必要がある。大きくルートを外す方角へはロープが張ってあって道迷いの危険はなさそうだが、登り下りしやすいルートを見極める必要がある。 ・「ハイキング」とは言えない感じなので、「無雪期ビークハント」としました。 |
その他周辺情報 | ★前泊したリーゼンヒュッテ 宿泊者はチエックイン日と翌日に増冨の湯に無料で入れる。ペンションとしては、アメニティ類が充実している。 https://rizen-hutte.com/index.html ★後泊は韮崎駅前のビジネスホテル 韮崎旭の湯(日帰り専用) 10:00-20:00 韮崎駅から徒歩1時間 |
写真
感想
鳥海山から戻って中3日で体を充分休める間もなく、秋の山旅第二弾です。
「鳥海山をめぐる山歩き/街歩き/村歩きの4日間(山は笙ヶ岳)」
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4663539.html
<計画までのこと>
翌週は医者とワクチンが控えていて、折角の連休続きを使うなら今週しかない。秋の登山シーズン。しかし花は終わり紅葉には早い。となると展望の山。当初は八ヶ岳のつもりだった。展望と言えば蓼科山(長野県)。しかしGoToが再開されず県民割の延長となり、適用県である山梨県に浮気するか悩む。瑞牆山は近くのラジウム温泉(増富温泉)が何より魅力だった。以前調べた時はすいている温泉街だったので、ぼやぼやしていたのがいけなかった。宿はあっという間に満員になってしまったのだ。電話予約しか受け付けていない宿にも聞いてみたが、県民割の延長が発表されてすぐ満員になったという。山梨県は既予約分への割引適用を認めていないので(県によって違う。群馬は適用する)、皆が延長の発表を待ち構えていたのだ。
さてどうするか。今さら蓼科山に戻すのもしゃくである。八ヶ岳といえば、大部分が長野県だが、赤岳は山梨県との県境だ。山梨側に泊まって登れないか。これはハード過ぎる。
では瑞牆山の代替宿は?温泉は? 麓は韮崎なのだが、ここには日帰り専用だが行ってみたい温泉(韮崎旭温泉という泡々の湯)があったことを思い出す。下山してからでは間に合わないので、ラジウム温泉宿の代わりに韮崎のビジネスホテルに泊まって、翌日、韮崎旭温泉に入る。ラジウム温泉の方は日帰り施設はあるが、バスの時間の関係でが入る時間がない。しかしここまで来たなら少しでも浸かりたい。登山口の近くにペンションがあるのを見つけて、前泊とする。これなら時間が取れる。なんだか、ラジウムと泡々と二つにはいるという温泉がメインの計画となってしまった。日帰り可能な山に2泊とは、県民割がなければ考えもしなかったろう。
<前泊のリーゼンヒュッテのこと>
前泊はのんびりできた。このペンション、携帯は圏外でテレビもBSのみだが、意外に快適である。アメニティ完備だし。ただ泊まるだけ、と言うのも癖になりそうだ。
<瑞牆山のこと>
瑞牆山は、奥秩父山塊だが、その西端で、むしろ隣の八ヶ岳や南アルプスに近いイメージがある。この山を知ったのは、テント泊入門にうってつけの山ということでだった。富士見平小屋のテント場が水場あり食事ありということで紹介されていた。いずれテント泊もしたいものだが、その下見という目論見もあった。なかなか快適そうなテント場だった、
<当日のこと>
台風が接近していて、ギリギリ間に合うかどうか天気は微妙だった。日帰りだったら決行しなかったろう。結果、前日の天気予報は午前中は晴れ、午後から雨ということで、なんとかなりそうだった。とにかく、雨の降らないうちに登りは急ぐつもりでいた。しかし、前半は、順調で時間を稼いだが、後半の岩場で鈍化、結局標準時間程度だった。結果、雨は降らなかったのは、幸いだった。
大展望で評判のこの山だが、なる程と思ったのは、頂上に立つまで全く展望がないんですね。谷沿いの岩場が延々と続き、高度感はないけど半端じゃない鎖場ばかりで、体力より筋力を必要とされ、いい加減いやになって来たところで、いきなり飛び出す絶景。天気は下り坂だったので真っ白かなと思っていたのだが、時たま霧が晴れ、数秒ごとにコロコロ景色が変わった。写真はその中の一瞬だ。山頂からの展望はそう滅多に拝めるものではなく、ピークを目指すばかりが山ではない、花や森や草原だと、つい言ってしまうのだが、こういう光景を見てしまうと、やっぱり山頂を目指してしまうんだろうな。
<温泉のこと>
・増冨の湯(日帰り専用)
本来は、ラジウム湯ということで湯治向けなので、温泉宿でゆったりすべきだが、登山の汗を流すためにはこのヌル湯(30度)は快適。大くの入浴者が来る「芋洗い状態」ではあったが。試しとしてはよかった。次は、宿に泊まってじっくり浸かりたい。
・韮崎旭の湯(日帰り専用)
韮崎まで来たので、駅前のビジネスホテルで後泊して、翌日10:00の開店時間と共に飛び込んだ(雨の中を1時間以上歩いた)。体に小さな泡が付く泡々の湯。ここもヌル湯。その気持ちよさは絶品だ。鮮度がいいせいか、物凄く効き、長湯は出来なかった。
<最後に>
このように、計画としては、温泉目当ての山旅計画となったが、終わってみて、やはり温泉よりも瑞牆山の方が印象深い。あの登頂感と、一瞬だったがあの幻想的な山並みの光景。何事も一期一会なんだろう。
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