社山から黒檜岳 天上の草原と黒い森
- GPS
- 08:17
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 1,054m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:50
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
帰りは菖蒲ヶ浜から遊覧船で戻ってきます。この駐車場は遊覧船の駐車場でもあり、大変便利なのでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
社山〜黒檜岳〜黒檜岳登山口の間は、解りづらく踏み跡が乱れるところもあります。 ★歌ヶ浜第一駐車場〜阿世潟峠 駐車場から車道を歩き、湖岸の遊歩道へと入っていきます。時折中禅寺湖の湖面を眺めながら、紅葉の森を歩く散策コース。だんだん道は登山道らしく変わっていきます。阿世潟付近では猿の群れに遭遇。阿世潟で周回歩道と別れ、峠への登りになります。静かな森に鹿の交わす声がこだましていました。峠への道は広い登山道という感じで、最後に階段の急坂になり明るい阿世潟峠に出ます。 ★阿世潟峠〜社山 約400mの急登が続く登りですが、登りやすい道で快調に進めます。途中で一か所だけ若干の水平部分があります。このあたりから展望もぐっと良くなり、中禅寺湖と男体山や太郎山がよく眺められます。足尾側を見れば松木川の向こうの木の無い尾根が印象的です。 ★社山〜黒檜岳 社山から少し進むと、黒檜岳までの笹の稜線が見渡せる場所に出ます。道は右の森の中に入って下ります。森を出ると笹の稜線歩きが始まります。踏み跡はところどころ乱れますが、方向を確認して探しながら進みます。前半はアップダウンを繰り返していきます。1792峰から下ったあとの鞍部からトラバースに入りますが、ここから稜線に復帰するあたりが判りづらかったです。最後は無理矢理戻りました。稜線上にも踏み跡がありました。 社山と同じ高さに戻ると、笹の中の緩やかな道になります。途中の平坦地は伸びやかでいいところでした。大平山分岐から黒い森の中に入って雰囲気が一変します。踏み跡は薄いのですが、逆にどこでも歩けそうな感じになりますので、テープを拾いながら外さないように進みます。 ★黒檜岳〜千手ヶ浜 樹林帯の急な下りで、テープを目印に下りますが、にしても踏み跡が乱れているところがあるので、時々GPSを確認しながら下りました。引き込まれそうなところもあり、複数の道があるような所もありました。やがて尾根から外れて斜面のトラバースに入ります。かなり細いところもあるので、注意して下ります。 ★千手ヶ浜〜菖蒲ヶ浜 遊歩道的に整備されています。しかし、赤岩付近はアップダウンもそこそこあるので、平坦な湖岸の道だと思って入ると、意外に時間がかかります。菖蒲ヶ浜付近はさらに河口を大きく回り込まないといけないので、車道歩きですが時間がかかりました。 |
その他周辺情報 | 立木観音前の土産物屋の2階で食事をとりました。なかなか昭和な雰囲気です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
携帯
時計
地図
コンパス
カメラ
笛
|
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感想
この週末はもともと晴れ間がある天気予報だったのですが、前日になって全日曇りの予報に変わってしまいました。ちょっと迷ったのですが、雨にはならなさそうなので夜の高速を走って日光に向かいます。中禅寺湖南岸尾根という名前からは、富士五湖周辺の軽いハイキングコースがイメージされるのですが、ちょっとハードなコースのようです。しかし、笹原に覆われた穏やかな尾根があるらしいので、それであれば青空との取り合わせが欲しいところなのでした。
歌ヶ浜に車を停めて阿世潟に向かいます。帰りは遊覧船で帰ってこようという算段で、今日のもう一つのテーマは観光の雰囲気を味わうという事もあるのでした。湖畔の道を辿って、阿世潟峠への登りに入ります。天気がパッとしないので、なかなか意気が上がらないのですが、猿や鹿の姿を感じつつ峠に到着。男体山の雄姿が目の前に現れますが、やはり山頂は雲の中なのです。とりあえず社山に向かいます。快調な尾根道で400mを登ります。日光の山は尾根歩きと言っても標高差が多いように思います。
絶景であるはずの社山を過ぎると目の前に笹の尾根が広がりました。今日の目的はこれなのです。尾根の縦走に入ると、だんだん薄日が差すようになってきます。もしやこれは…と思っているうちに青空の範囲が広がり、笹の緑が映えてきます。素晴らしい雰囲気に変わってきました。最近あまりいい事が無かったなぁとテンションが低めだったので、ここはまさに天の配剤に感謝というべきでしょう。そして青空のまま、大平山分岐を経て黒檜岳の領域へと入っていきました。
黒檜岳周辺は黒い森。今までの笹原との落差が強烈で、さに暗転という感じです。どこでも歩けるような樹海の中を辿って黒檜岳最高点。そして、その先が地図上の黒檜岳山頂と、どこまで行っても雰囲気が変わりません。山頂で佇み先を見るとシゲト山方面へのテープを見ます。県境稜線に向けてまだまだこの森は続いていくのでしょうか。さて千手ヶ浜に向けて下山。歩きづらい道ですが、紅葉の林に変わり、地面を点々と彩る紅葉の落ち葉に錦秋を感じました。
森の中を歩いている間に、空は再び雲に覆われていました。まさに稜線にいる間だけでも青空を見せてくれたことに、改めて感謝しました。千手ヶ浜からは周回歩道歩きですが、意外とアップダウンがあります。途中ビーチが2ヶ所ほど。風があり小さな波が打ち寄せる音が常に響いていますが、潮の香りは無いのを不思議に感じます。時折日が差すと湖面がキラキラと反射して美しいのでした。そして、遊覧船の人となり、船室で紅葉に彩られた南岸の風景を眺めながら、写真を撮ったり動画を撮ったりしてみると、すっかりと観光気分に変わっていくのでした。
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