カムイエクウチカウシ山【念願のカムエク】

2022年10月15日(土) ~ 2022年10月16日(日)

• GPS: 13:18
• 距離: 30.4km
• 登り: 1,690m
• 下り: 1,690m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:30
• 休憩: 0:15
• 合計: 3:45

距離 12.2km 登り 638m 下り 132m

8:50 スタート地点
9:51 9:56 七ノ沢出合
11:02 11:11 八ノ沢出合
12:36 三股

2日目

• 山行: 8:40
• 休憩: 0:43
• 合計: 9:23

距離 18.2km 登り 1,052m 下り 1,559m

12:36 三股
6:53 7:07 八ノ沢カール
8:42 8:42 カムイエクウチカウシ山
9:34 9:40 八ノ沢カール
10:47 11:10 三股
12:38 12:39 八ノ沢出合
14:18 14:18 七ノ沢出合
14:58 ゴール地点

天候

初日 曇り
2日目　快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

幌尻ゲートまで車、その後は自転車で七の沢出合

コース状況／危険箇所等

札内川本流は9立米〜6立米　深いところで太ももくらい　渡渉は問題なし
三股より上は山岳会の方々の整備により安全に登れました（とはいえ沢登り要素のあるコースなので相応の危険はあります）
八の沢カールより下部は基本的に圏外のため携帯はつながりません　万が一の時のために無線を持参するのがベターです

写真

10/15 9:47

七の沢出合　自転車を使うと早いです

10/15 9:48

渡渉開始！深いところで太ももくらい

10/15 11:03

八の沢出合　ここまで順調

10/15 11:29

八の沢の遡行開始　所々荒れていますが、快適に歩けます

10/15 12:38

もうすぐ三股　快調です

10/15 13:34

この日は三股を天場にしました

10/15 14:09

段々と晴れてきました　翌日の天気に期待が高まります

10/16 5:17

朝の黎明期　今日の天気は期待できます

10/16 6:20

段々明るくなってきました　この山に一人だけと思うと（実際は違う）感動的です

10/16 6:43

八の沢カールはすぐそこ　ホイッスルを使ってアピールします　八の沢カールは静寂が支配していました

10/16 6:43

振り返ると来た道が見えます

10/16 7:31

ついに憧れのカムエクが全容を見せました

10/16 7:36

カムエク

10/16 7:46

今日は最高の天気です

10/16 8:05

ビクトリーロード

10/16 8:12

山頂に着きました　感無量

10/16 8:14

日高の全ての山が見渡せるのでは？

10/16 8:15

こっちも

10/16 8:39

ひと月前に行った幌尻さんと思いきや1839（全然違った😅）

10/16 8:50

八の沢カール

10/16 9:02

本当に山深い

10/16 9:08

振り返ります

10/16 9:10

ピラミッド峰　いつか余裕があれば

10/16 9:10

八の沢カールに向かって下降

10/16 9:33

高校生の頃にこの事件のことを知り　それ以来ずっとこの山に畏れの念を抱いていました

10/16 9:33

八の沢カールは本当に良い場所です

10/16 10:32

八の沢の下降開始

10/16 11:16

陽光に映える

10/16 14:19

下は紅葉の真っ盛り

10/16 14:19

自転車が便利

いつか来たいと思っていた山　やっと来れた

撮影機器：

iPhone SE (2nd generation) Apple

感想

daemon

高校生の頃（もう15年前？）に福岡大学の事件を知り、それ以来ずっと心の片隅にある山でした。
去年から始まった帯広での勤務により、一気に現実的になりましたが、去年も今年も怪我に悩まされて、かつ、怪我が治ってからは☔️の連続で、近くて遠い山になっていました。
帯広での勤務も今年度がおそらく最後で、したがって今週末が本当のラストチャンス⁉️
本当は職場の方と一緒に来ようとずっと計画を立てていたのですが、今週はあいにくの差し支え😢ということで、天気予報もパッとしない中、最後のチャンスにかけて、行けるところまでという思いで入山しました。
登山者は自分以外にいないものと覚悟をしていましたが、幌尻ゲートに着くと、停めてある車があるではないですか?
七の沢出合までは自転車で飛ばし、七の沢出合から八の沢で合間でも快調に進んでいきます。
三股に行く途中、金曜〜土曜で来ていたお兄さんとすれ違い山頂直下の天場を激推ししていただきました。その後、日帰りの方ともすれ違いましたが、日帰りで来られる方には改めて尊敬です🥺
この日は結局三股泊。早く着いて体力を温存しようと思ったのですが、熊🐻への恐怖から全然寝られず朝を迎えました。
起きて外を見ると、なんと快晴☀️です。
三股より上部は山岳会の方々の整備が入っており、随所にピンクテープやザイルがあり、迷いもなく、核心部を安全に遡行できました（とはいえ気を抜くと危険です。）。
八の沢カールまで詰めると一気に静寂に包まれました。こんなに音のない場所に立つのはいつ以来かなと思いながら、早速ヒグマチェック。この日も羆の姿は見えませんでした。
福岡大学の犠牲者のレリーフ付近でしばしの休息をとり、いよいよ山頂へのアタックを開始。
順調に歩を進めました。
空の色があまりにも紺碧だったため、我らが第一応援歌の紺碧の空を口ずさみながら山頂へ。
私の登山史の中でもトップクラスに晴れている山頂でした。
360°の眺望、日高の山々が全て見えるのではないかというくらいの展望、人のいない空間、そしてコーヒー☕️タイム。山頂を味わい尽くしたところで下山開始。
途中、ペアの方に出会いました。
順調に八の沢カール、三股、八の沢出合、七の沢出合と降りてきて、最後は自転車で爆走。
念願のカムエク、最高の登山になりました。
装備を貸してくださった職場の方、そして、コースを整備していただいた山岳会の方には本当に感謝です。

コメント

Junjapa

junjapaです。初めてメールを申し上げます。
本レコありがとうございます。大変参考になります。
ひとつお伺いしたいのは、クマ対策ではナニをお持ちになりましたでしょうか。
よろしくご教示いただけますと幸いです。
ちなみに私は今年の夏、カムエクにチャレンジしようと思っているものです。
クマへの不安がかなりあります。（汗）

daemon

Junjapaさん
初めまして。コメントありがとうございます。
🐻対策の基本は、不幸な遭遇を避けることで、こちらの存在を事前に知らせることかなと思っています。そのため、私は熊鈴、ホイッスル（沢の音が大きい箇所ではホイッスルの方が音が通ります。）を使いましたし、万が一遭遇した場合に備えて熊スプレーも持っていきました（有効性は不明です。）。
泊まりの場合テント場の選定も悩みどころですよね。八の沢カールに立った時は、ここに泊まりたかったなぁなんて思いましたが、私はリスクが多少低いと思われる三股にしました。途中会った登山者が、テントの周りに胡椒を撒くと熊よけになるとおっしゃってました（私は初耳でした。）。
と、私の熊対策はこんなところです。ご存知かも知れませんが、近年も八の沢カール付近で事故が起きており、たくさん情報が出ているので、調べてみると参考になると思います。
熊のことを考えると不安が尽きないと思いますが、カムエクはとても良い山でした。チャレンジ頑張ってください！！

Junjapa

daemonさん,ご丁寧な返答ありがとうございました。だいたいの対応について良くわかりました。クマ鈴、ホイッスル、クマスプレーは必須であるとわかりました。胡椒の方は興味がありますし、効果があるかも知れません、ただし、胡椒を視野にいれるとなると、かなりの数量を視野にいれなければならず巨大な量にもなると覆われ、難しいとも思われるので避けたいと思います。また教えてください。