クズバ山−今夏一番の暑さでヘロヘロ
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 1,067m
- 下り
- 1,064m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 7:47
天候 | 晴れ(猛暑) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・馬場島荘、剱岳登山口を通り過ぎ舗装が切れても直進すると橋があるので、渡ったところで数台駐車可能。舗装が切れる前にも数台駐車できるスペースがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【東小糸谷登山口〜中山分岐(鞍部)】 緩やかな歩きやすい登山道です。歩き始めて15分くらいのところまで水場が何箇所か(渡渉箇所)はありますがそれ以降はなし。 【中山分岐〜クズバ山頂】 最初は普通の登山道ですが、だんだん急登になり小ピークが3つほどあります。最初のピークあたりですでにかなりの疲労感を覚えました(暑さのせいと思いたい)。 よく登山道を作ったなと思えるようなけっこうタフな道でした。 ピーク手前の登山道が崩落している箇所と、そこを越えたところにある急坂がいちばんの難所かもしれません。下り時は後ろ向きでないと危ない感じです。 |
その他周辺情報 | 下山後は馬場島荘のお風呂(¥500) こじんまりした普通のお風呂ですがこざっぱりとしてきれいです。 レストランもありますがすでにクローズでした(お風呂のクローズ時間もあるようです)。他の人のヤマレコでは山菜天ぷらそばがお勧めとか(時期的にはもう少し前ですね) |
写真
感想
剱を眺めるには最高だと思い、人があまり行かないクズバ山へ行ってきましたが、景色を見る余裕もなく、熱中症手前(たぶん)までいったヘロヘロの山行でした。
標高差は1000mあるとはいえ、2000mに満たない山なので掛かっても3時間で登れるだろうとタカをくくったのがそもそもの間違い。
富山では今年一番の暑さ(38度)の日(7月26日)に(これは後で知った)、気温が急激に上がり始めて14時までは熱中症を発症しやすいという10時前(いつも山頂で昼食というスタイルなので)から登り始めるというアホさが第二の間違い。
本当は早朝からブナクラ谷〜赤谷山へ行く予定を、夜更かし&寝坊のためクズバ山に変更したのですが、やはり山は早立ちに限る。
ゆっくりペースで歩き始めて30分もたたないうちに、なんか妙に疲労感を覚え、胃のあたりがなんか気持ち悪くなり、予定を中山に変更しようかと思ったほど。
ノーストックのせいで疲れたのかと思い、ストックを使い出したら割と楽になったのでそのまま予定通りクズバ山へ。
急登と聞いてはいましたが、分岐からしばらくはさほどのこともなく普通の登山道で、これが急登なら世の中急登だらけだ、と思いつつ登り続けるといつの間にかやたら急坂(段差の大きいところ)が増え、最初のピークに達するころ(残念ながら分岐からの時間がわかりません)には暑さのせいもあってかなりの疲労感。
やっとのことで頂上について、まずは湯を沸かしてドリップでコーヒーを飲んでいると、なんかジワジワ、ジンジンと頬のあたりに血が流れるのを感じ、食欲もないしなんか変だなと思いつつ、いつまでも呼吸が落ち着かないこともあって横になると今度は全身というか体の隅々に血がジンジンと流れていくのが感じられました。
酸素不足を補うためか、体温を下げるために血が急速度で流れているのだろうと思い、気持ち悪さとか、しびれや頭痛などはなかったのですが、これが熱中症の始まりなのかと感じ、このまま倒れたらだれも見つけてくれないよなぁ(あまり人は登らない山なので)と思いつつ、20分ほど横になったら幸いにも呼吸も落ち着いてきて、モノも食べられそうな感じになったので用意していた昼食を半分だけ食べて下山。
下山もすんなりとはいかず、後ろ向きで降りたり、4,5回尻餅ついたり、途中で新品のストックの先が抜けてなくなったり、水が途切れて水場までの1時間ほどは水無クン状態だったりで、下り始めて1時間後から中山分岐の鞍部までは遭難モードの足取りで、2年前に剱岳早月尾根を日帰りした時のような感じで超ヘロヘロでした。
先日の長距離長時間山行(ケーブカー、バスを使わずに立山駅から室堂まで歩き)でも筋肉痛はなかったのに、今回は2日ほど階段の昇降に苦労した。これは登山道に段差の大きいところが多かったためと思われます。
今年一番の暑さとは言え、もう一時間早く、いや、そもそももっと涼しいうちに出発していたら暑さに体が慣れる時間があっただろうし、そんなに疲れることもなかったのだろうと思います。
2000m級以下の夏山は昼頃までに下りてくるくらいの行程でちょうどいいのかもしれません。
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